熟年離婚願望の女性に…「反貞女大学」の勧め 
◆作家・三島由紀夫に「反貞女大学」という著作がある。本稿のタイトルはこの本から拝借した。しかし同書と以下記述の内容とは、とくに関係ない◆
近頃、熟年離婚が激増している。それもほとんど全部が、女性の側からの申し立てだそうだ。対するに男性の側からの申し立ては皆無に等しいらしい。定年のその日に、離婚を申し渡される男は多い。
思うに、男が「自分は一生懸命に働いたのだから、それで何もかも許される」ということを免罪符にしている間は、この問題は解決されないようだ。
そんな男の側の免罪符的発想が、配偶者である女性との間の溝を回復不可能なまでにドンドン深くしてしまっている ようだ。 
一方、熟年離婚がもたらす女性側の被害も決して小さくない。
慰謝料が十分に取れるケースは稀だろう。年金もやっと「（最高で）夫の受給額の半額まで」は貰えるように改正された。だが、条件が全て整った場合にのみ…最高でも半額だ。これも厳しい。
★ならば女性も、もっと賢く立ち回ったらどうだろうか？ そこで「反貞女大学」の勧めとなる。
以下に述べる７ヵ条を守れば、誰でもできる。とくべつ難しいことはない。そうすれば、旦那を喜ばせ感謝された上に、旦那の財産がそっくり全部、貴女の物になる。
①運動は極力させないように心がけ、旦那のフォアグラ化を図る。「殿様、殿様」と大切にして、“横の物を縦にもさせない”ようにすることが肝要。
→（これが最も重要だ）
②旦那が酒を飲みたがるなら、無制限に大量に飲ませる。
この際、嫌な顔は絶対しないこと。
ニコニコと…「“男は外には七人の敵がいる”と申します。外の酒は気が許せないでしょう。ワタクシのお酌では旨くないでしょうけれど、ま、おひとつ…」と言いつつジャンジャン呑ませましょう。
なにごとも忍の一字です。時節を待ちましょう。
→（先ず旦那の二段腹化を目指す。達成したら、三段腹・四段腹・蛇腹状態が目標だ 
）
③摘みは、できる限り塩気の強い、塩辛、明太子、酒盗などが良い。
→（旦那は喜ぶ。どんどん血圧が上がる
）
④食事は油分の多い揚げ物（トンカツ・フライ・天麩羅）を中心にして、ステーキなどハイカロリーな物を選ぶ。中でも塩分の濃い味噌汁と漬け物は必ず食べさせる。太ってくると、脂っこいものを好むから、ジャンジャン与える。御飯は必ずお代わりさせ、二杯は食べさせる。
そして食後の甘味が大切だ。生クリームとバターがコテコテに入ったケーキをデザートとして強要する。
→（旦那は極めて満足する。ひたすら高カロリー食を与え続けていると、貴女にも貞女としての自覚が芽生え、「旦那の満足を我が満足とする」心情になってくる）
⑤副食には、過剰なくらい醤油や塩・ソースそしてバターをタップリ使う。旦那が「バターはウマイね」といえばシメタモノ。
→（血圧やコレステロールの上昇など一切気にしない。旦那を濃い味に慣らせるようにする）
⑥肥満した旦那には「貫禄が出てきて重々しい」などと持ち上げる。ここまで来れば、あと一息だ。
→（この頃になると、高カロリー食と高塩分を与え続けることに貞女としての妻の喜びを見いだすようになる）
⑦間もなく、旦那は寝たきりになり、入院するか自宅で寝込む。
→（依然として、可能な限りの高カロリー食と高塩分を与え続けることに励む。病院食は監視の目を盗んで捨てる。勿論旦那は、これこそ“貞女の鏡”と言って喜悦すること間違いなし 
）
山内一豊の妻 画像元 http://kagerouk.hp.infoseek.co.jp/Kurashiki112.html
ほどなく旦那が残していった財貨は、合法的に残らず貴女の物になる。
しかも“貞女の鏡”という評価までも手に入れて……。
★
・旦那の顔を見ただけで、鳥肌が立つという女性には時間が掛かりすぎることだ。
・もうひとつは、①～⑦の方法をもってしても、なおシブトク元気な旦那には通じないということだ。
上記二つの場合、残る方法は、ただひとつ………しかない。
０６，１１．０５
