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しね
写真㊤:画像元 京都新聞
「株のがっこう」で、インターネット取引の授業を受ける親子(6日、東京・日本橋兜町の東京証券取引所)
最近の株式市場の盛況は、デイ・トレーダーと呼ばれる個人投資家のインターネット取引に負うところが多い。
これに関連した面白い記事を、7日付け東京新聞の夕刊が掲載している。
大意を抜粋すると……
インターネット取引に関与している関係者はホクホクだそうだが、問い合わせに苦労しているとこぼす。数の多さではない。彼らの日本語が理解できないからだ。
『しね』と言われて、意味が分からなかったらしい。「死ね」!?
それが『指値』(さしね)を意味すると分かるまでには、随分時間がかかったそうだ。
『めろんみがき』と言われたときも面喰らったそうだ。「メロン磨き」? これは『目論見書』(もくろみしょ)のことだった。
少し前まで、証券市場活性化のため個人投資家を呼び込もうと、証券業協会や証券会社は熱心だった。しかし個人投資家の教育には無関心だった。
証券・株式に関する基礎知識がほとんどないまま、ゲーム感覚で投資を続けるデイ・トレーダーをこのまま野放図に放置しておいて良いものか? 利益の追求には熱心だが、個人投資家への正しい知識の授与には不熱心だった証券業界やマスコミの責任は重い。
……と締めくくっている。
06.02.08