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御法度(ごはっと)!
「大阪名物・立ち食いの串カツ屋」では、串をタレ(ソース)の瓶に二度浸ける、いわゆる「二度浸け」は御法度だ。
筆者も関西地区にはかなり長い間住んでいたので、立ち食いの串カツ屋は、何度も経験した。本当は「二度浸け」が美味しいのかもしれないが、これは禁じ手。
串カツは、どうも西の方が盛んなような気がする。
近頃は、大阪本店の串カツチェーンが東京でも店舗展開を行っている。なかなか美味しいものだ。
でも東京の店は「自分で浸ける」のではなくて、一人ひとりのタレ(ソース)を用意してくれる。立ち食いではないからね。もうすこし上品だから。でも串カツは、自分で浸ける方が断然ウマイような気がする。
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この同じ串カツを、名古屋では味噌タレに浸けて食べる「味噌串カツ」 がある。また串カツではないが、「どて焼き」という独特のものもある。
これらに関しては、名古屋の名物料理『どて焼き(味噌おでん)』と『味噌串カツ』を、昭和24年創業以来絶やさず灯し続けてきた屋台の味・島正のサイトからご紹介しよう。 (以下、「島正」サイトの記述を転載した)
1.どて焼
やはり、立ち食いが多いようだ。ここでも「二度浸け」は禁じ手である。
◆「どて焼き」
名古屋の名物料理「どて焼き」。「味噌おでん」・「味噌どて」などとも呼ばれています。
「どて焼き」とは、牛のスジ肉や大根などを八丁味噌で煮込んだもので、おでんの「関東煮」や「関西煮」とは違う、名古屋独自の郷土料理です。
その名の由来は、そもそも鍋の周囲に八丁味噌でどてを作り焦がしながら煮込むことから、そう呼ばれるようになったと言われています。 甘味と辛味と旨味をあわせ持つまろやかなコクのある味です。
●「どて焼き」の具としては…
とろけるように柔らかい「牛スジ」 中まで真っ茶色に味噌色に染まった「大根」 しっかりと味のしみ込んだプリプリの「こんにゃく」 柔らかくアツアツの「豆腐」 女性に人気ホクホクの「タマゴ」 揚げたてアツアツパリパリの「串カツ」 いずれも味噌との相性抜群。
ご飯に「どて(牛スジ)」をかけた「どてメシ」も絶品です。
「どて焼き」
2.味噌カツ (「味噌おでん」・「味噌どて」)
◆味噌カツ
揚げたてパリパリの串カツを、「どて焼き」の鍋にドボンと浸けて食べる。かつて屋台が立ち並ぶ名古屋の街で生まれたであろうこの食べ方こそが、名古屋名物の「味噌カツ」のルーツとも言われています。
串カツは「ころも」を食べると言われますが、牛スジや大根などを煮込むことで旨みとコクの出たまろやかな「どて焼き」の味噌ダレが、フワッ としたころもに絡んで実に美味いです。
もちろん揚げたてをソース・塩・醤油でもどうぞ。
昭和24年創業以来守り続ける、手間隙かけて仕込んだ島正の「どて焼き」を、ぜひご賞味ください。
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勿論、タレの味噌は、名古屋名物の「八丁味噌」だがや。まあ、いっぺん、食べてみてちょお。どえりゃあ、うみゃあでカンワ。まあ、一度食べて
みやあ、止められえせんでヨウ…ほんとだがや!
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いずれの場合も、「二度浸け」は禁じ手、御法度!である。