円熟の話芸、大名跡300年ぶり復活 露の五郎兵衛襲名披露の会
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最初の職業落語家として知られる大名跡の300年ぶり復活で、露の五郎改め2代目露の五郎兵衛〈冒頭写真)さん(73)が、円熟した話芸で約250人の観客を楽しませた。
策伝(1554-1642年)は60歳で誓願寺の法主となった。
安楽庵策伝上人
戦国の不安な世に教訓と笑いを込めた説話で分かりやすく仏法を説き、その説教話を「醒睡笑(せいすいしょう)」にまとめた。同寺では秋に策伝をしのぶ奉納落語会を行っており、今年は襲名披露の会として開いた。
この日から2代目となった露の五郎兵衛さんが「日本一」とかけ声の中、登場。表情豊かに「阿弥陀池」を披露し、盛んな拍手を浴びだ。下京区出身の露の五郎兵衛さんは「京都で襲名披露できるのは望外の幸せ。今後は73年の集大成として歩みたい」と話していた。
(京都新聞) - 10月9日20時12分更新
05.10.09
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