相性の悪いシマトネリコ
いやいや、それは違う
わたしは大好きなのに、「そっち」がわたしを嫌ってたんだ
それでもいい、わたしは命の恩人には違いないのだからさ
ナニが気に入らないというのだろう
涙のようにはらはらと葉を落とす
床に落ちた葉は触れるとカラカラ音をたてた
来る日も来る日も
そんなことばかりを繰り返し
もう落とす葉もない瀕死のシマトネリコ
それをただ見ている「こっち」が泣きたくなった
なんとかしなければという思いから
イチカバチカの賭けにでる
祈るように深く深く地面を掘った
少しでもあったかいようにと掘って
そこにシマトネリコを植えた
霙涙が降って雨にもどってまた霙涙
もうすぐ冬が来ることを知る
そんな日だった
あれから時は流れ、季節は巡り。。。
ほれほれ、こんなに大きくなりました(笑)
レースのような葉をひらひら揺らしてます
My last fight