これもまた、漂流の話。
1782年12月、伊勢国白子浦(三重県鈴鹿市白子町)から江戸に向かった船、神昌丸が、難破。
漂流して、7ヶ月後ある島にたどり着く。
その島は、北海道よりはるか北の、ロシア領アミシャツカという孤島。
ロシア人は、「皇帝に頼めば、日本に帰れるかもしれない」と言って、彼らを首都に連れて行こうとする。
漂流民たちは、寒さと飢えに苦しみながら、ロシア人について行くしかない。
同じ漂流でも、アメリカ彦蔵の、アメリカ船に救助されたのとは、全然違う。
時代も彦蔵より70年前のことである。
まだ、4分の1しか読んでいないので、これからどういう事が起こるのか分からないのだけれど、
物語としても有り得ないような人生を送った人達の話である。
「光太夫漂流巡路図」を見ると、主人公大黒屋光太夫らの旅路がイメージできる。
(海は水色の色鉛筆で着色してみた。)
タイトルが思い浮かばなくて
ググって調べてみました。
主演は緒形拳だった記憶は残ってるんですけどね。(^^ゞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%8D%E3%81%97%E3%82%84%E5%9B%BD%E9%85%94%E5%A4%A2%E8%AD%9A
おろしや国酔夢譚の原作は、井上靖なんですね。
今読んでいる本が読み終わったら、DVDを探して、観ようかな。
TUTAYAにあるといいのだけれど。