これは、内容も知らず、ただ好きな瑛太が出ているから観たのです。
「恋と仕事と好きなこと・・」なんていうので、あまり期待していなかったのですが、
思いもよらず、すごくいい映画でした。
瑛太が演じるのはコダマ鉄工所の息子。
技術はあるのに零細工場なので銀行から融資が受けられなくなった。
銀行はリストラを迫り、それを察した外国からの労働者が自分たちをリストラしてもいいと言うと、
鉄工所の社長が
「お前たちは日本の技術を中米に持っていかなければ。今やめたら、ボルト1本作れないぞ」
というところ。いい社長です。ちなみに、社長役は笹野高史さん。
また、電車の中で音楽を聴くことに対して、ある鉄道ファンが、
「自分は音楽なんていらないんです。北斗星を牽引するEF510のモーター音さえあれば」というと、
瑛太が思いを込めて「川崎重工業の鉄の神髄だよね」と言うのです。
EF510形の牽引車は川重が作ったものということらしい。
(何度も再生して聞いたのだけど、正確かどうかはちょっと自信がありませんが)
わぁ!川重の関連会社の会社員としては、やはりちょっと嬉しいセリフです。
そんなような心にグッとくるような場面がいくつもあり、
また風景も美しく、その中を走る電車が美しくて、鉄道ファンの気持がわかりそうな気がしました。
そして、今は亡き父が国鉄職員だったので、父が生きていたら一緒に観たのになぁという切ない思いもありました。
最後はもちろんハッピーエンドです。
何か惹かれrものあります。脚本化のえんぎですかね。
ドラマ、演技とわかっているのに、
泣いたり、ドキドキしたりしてしまいますね。
あまりドキドキすると、そのまま心臓発作を起こすのではないかと思うほどです。
日常生活では、ほとんど、ぼんやりしているせいですかね。