ユメカオリ 圃場見学

昨日はこの地域で栽培されているパン用小麦「ユメカオリ」の圃場見学に行ってきました。


のんち連れ(^^;

峡北地域ではJAに登録している２０弱の個人、法人の生産者さんがいらっしゃるそうです。
そのうちの高根地区の３つの畑を見学させていただきました。

ユメカオリに関わるJA、全農、農業指導員、産業技術研究員、生産者、製粉会社、卸業者、パン屋が
一同に会するとても良い機会でした。


南は韮崎から北は標高１０００mの清里まで。

景色抜群！
山々に囲まれて育つユメカオリ。


秋まき小麦
寒い冬を越えて、これから6月頃の収穫期に向けて一気に成長していきますね。
（6年前みなさんでユメカオリを栽培した記録、
カテゴリーの「小麦プロジェクト　２０１１」をよろしければご参照ください）

県産小麦にと大手製粉会社も参入し、
パン屋でもユメカオリを定期購入できるようになって３年ほど経ちますが、
毎年品質が安定せず、エンドユーザー（製パン業）は使用に困惑している状況があります。

品質を改善すべく指導員が一つ一つの畑を周り、栽培、追肥の指導を本格的に始められ、
今回私たちにも畑を見せてくれ、生産者さんと会わせてくれたのです。

話を聞いていくと・・・農家さんにとって今は補助があるから赤字にはならないものの、
買取価格の低さになかなか栽培に対する本腰も入れにくいと。
春まき小麦→大豆→秋まき小麦・・・と作ってやっと。

確かに北海道産小麦より仕入れ値で言えばかなりの低価格です。
では、どこが原因なのか？

安心して栽培できて、何より継続できる方法を目指したい。
「それじゃないと意味がない！」(と声が揃う嬉しさ(*ﾟ▽ﾟ*)）
立場はそれぞれでも、思いは同じなのだと話していて分かり合えたことが本当に良かったです。

本当の意味でのエンドユーザーは消費者のみなさまだとも思います。
ぜひ知っていただいて、見かけたら選択してみてください。
こんな思いが詰まっている小麦なのですよ～！


※４月７日（金）からパノラマ市場はフルオープンになります。
営業時間は９時～１７時。火曜定休。
おうちパン屋のパンの納品は毎週（木）（金）（土日祝）になります。