パン小屋

昨夜、パン小屋に初めて明かりが灯りました。

外壁はまだ塗っていないので外灯は付いていませんが、
中の照明器具の取り付けを電設屋さんのＦさんがやってくれました。

夕方「奥さーん！ちょっと来て～」とＦさんに呼ばれて行ってみると、
パン小屋に煌々とと光が・・・
一時的に母屋の電気につないでくれたのです。
Ｆさんのアドバイスでインターネットとカタログと
首っ引きで調べて買った照明器具が全て点いて、
おうちみたいに明るかった。

そんな状態を見れるとは思ってなかったので感動でボーとしていたら、
「奥さん、良かったね。ずっと夢見てたことが叶ったね」
とＦさんが話しかけてくれました。

小屋を建てようと思ってから、設計図を書いてきてくれる業者さんもいましたが
大工のＫちゃんは素人の私がイメージで書いたこんな図面（というより絵ですよね）

だけを頼りに、ここまで作ってきてくれたのです。

私としても、思い描いた絵が実物となって目の前にあるのでとても感慨深いです。

しばらく体調を崩してお休みしていたＫちゃんも、作業を開始してくれて
小屋も息を吹き返したように見えます。

Ｋちゃんは今、あの「Ｒ」の難しいメインの扉を制作中です。
外枠作りも相当時間がかかったので、今回も大変そうです。。。

扉に入るガラスには、ガラス工房の方のご指導を受けながら
私がデザインした絵を彫り込む予定です。

少しずつ、本当に少しずつ夢が形になり、愛おしいパン小屋です。

いつもの朝に

　　　　　　　　
いつもの朝に、美味しさと幸せの彩りが添えられました。

年下の大切なお友達Ａちゃんから、瓶入りの「なすのオイル漬け」を頂きました。
焼いたなす（細さから言って長なすだったのかしら？）と
オリーブオイルとにんにくを１／２にカットしたものを瓶に入れて、
冷蔵庫で２週間ほど日持ちもするそうです。

何も塗っていないパンになすをのせて、モッツァレラチーズとパパ製ブロッコリーを
のせてトーストしました。

熱々を頬張り、「美味し～い！！」

オイル漬けというからべちゃっとするのかと思ったら、
なすはとってもふんわりしてました。
にんにくの香りもちゃんと染み込んでいて何の味付けもいりません。
トマトのスライスが無かったのが惜しいな。
そうだ！冷凍庫のセミドライトマトをのせても美味しいかも。

Ａちゃん、忙しいいつもの朝食に美味しさと幸せをありがとう！

先日は、Ａちゃんとパン教室にも来て頂いたＭちゃんの
年の離れた妹くらいの年齢のお２人と、お茶しました。

我が家の暴れん坊も一緒だったのでゆっくりおしゃべり・・・という感じでは
全然無かったけど、とても楽しい時間でした。

教室をやってるといろんな世代の方とも出会えて、
本当に楽しいし刺激になります。
時には子育てのことで相談したり、時には恋愛の相談に乗ったり、、、
教室という枠を越えてお話できる時間も私にはとても大切。

ＡちゃんとＡちゃんのお父さんは長男の陶芸の師匠です。
長男もとっても尊敬しています。
展示会の作品作り、頑張ってくださいね！

小麦

いつも北海道から小麦を取り寄せているのですが、
粉屋さんから小麦価格の改定のお知らせがありました。

びっくりです。一気に２０％ＵＰ！
８月収穫の小麦は天候不順のため、収穫量が減ったことが大きな原因のようです。

自然相手の作物ですので、こういうことはあっておかしくないし
農家さんの苦労を思えば、苦しいけれど変わらず大切に使わせて頂きたいと思います。

一方、国産小麦の値上げとは逆に外国産小麦は値下げします。。。
内麦（国産小麦）の消費量を増やしたくても、外麦（輸入小麦）との価格差が
大きいのでなかなか伸びないでいるのが日本の市場です。
これで、ますます広がってしまいました。
日本の小麦農家さんを守らなくっちゃ。

ポストハーベストという言葉、聞いたことはありますか？
小麦が輸入されて来るときって、小麦の粒の状態で来るんです。
栽培の段階でも相当の農薬を使用し、輸入されてくるときもその粒に大量の薬をかけます。
そして日本の製粉会社でお店に売られているような袋詰めになるのです。
一方国産小麦は移動距離が少なく、薬をかける必要もないので、
このポストハーベストが無いのです。

移動距離を短く、その地にあるものを食す。
それが環境を守り、身体にも優しい食品だったりするのだなと実感です。

実際、小麦だけではなくバターも牛乳もナッツもドライフルーツも
その他ほとんどの物が、じわ～と値上げし続けています。
じわ～とだけど全体にだから作る方はキツイです・・・

なんか愚痴っぽくなってしまってすみません、、、
価格改定のお知らせを見て、少し国産小麦のことお伝えしてみたいな
なんて思いました。

市場さんの感謝祭

朝晩は冷え込んで、先日は早朝の外は５度・・・
台風の影響もあって、葉が少し落ちてしまったけれど
紅葉真っ盛りの八ヶ岳です。

１１月のパノラマ市場のイベントをご案内したいと思います。

１１月１日（日）は「感謝祭」
５００円以上お買い上げで、ハズレ無しのくじで金券バックいたします。
おばちゃんの会も大活躍で、７回のお餅をついてみなさんにサービスです。

月１回は行われていた各種お祭りの中でも、
感謝祭は会員総動員で盛り上げる一大イベントです。
去年初めてお手伝いしたときも、あまりの盛況ぶりにびっくりしました。

１１月２２日（日）は「感謝祭パート２」
こちらも盛り上がりそうです。

いよいよ１２月からは今年初めて冬季営業として金土日の営業が始まります。
その前の１１月末日、売り尽くしのセールもありますよ。

おばちゃんの会では、新しい商品開発も頑張ります。
地産地消と安心素材でと試作してみたそばまんじゅうも研修会で作ってみて頂けることになり、
レシピを詰めなければ・・・と汗です。

畑仕事も一段落。
来春に向けて、より良い市場作りや、自分磨きに精力的な会員さんたちです。
春夏秋冬季節に合わせて仕事も変わる。
それって自然体で理想の姿ですよね。
なぜか、冬が近づいてくるとトーンダウンする私。
冬眠する日が近いのかも・・・？！

ピザパーティー

ご近所のＮさんから、「石窯のピザをお友達と食べたいわ！」と嬉しいご要望が。

窯に火を入れ、ピザの用意と会場設定はうちが。
その他のお料理はＮさんのお友達との持ち寄りで。
ということで、初めて持ち寄りピザパーティをやってみました。


ご自分で生地を伸ばし、窯に入れて焼くこともとっても楽しそう！

焚き火を囲んで総勢１１人！ワイワイ美味しいものを頂きました。
みなさんの持ち寄りもいろんなレパートリーで幸せ～。


デザートまで頂いて、美味しいお昼をみなさまとご一緒できて楽しかったです。
また、石窯ピザやりましょうね！

決行

「好きなことは好き！嫌なことはイヤ！！！」はっきりしている長男。

毎日学校から帰ってくるとまずやることは絵を描くこと、工作すること。
「宿題は～？」なんて聞こうものなら
「せっかく楽しい気分でやってたのに！」と激怒

怒りたいのはこっちのほうだ！
イヤなことを先にやって、楽しみはゆっくりやればいいのに・・・と親心のつもりなのに。。。

マイペースで人に言われてだとスムーズに動いてくれない頑固坊主。
「いい加減にしなさい」って言葉が口癖になっちゃった
こんなに怒って、自分でも自己嫌悪になる毎日。

ずっと思い続けていたこと。
長男とちゃんと向かい合ってみたい。
もっと信用したい。
----長男と２人で山に行きたい。
お互いに信頼していないと登っていけないから。。。そして決行。

学校が創立記念日の日、朝６時半出発。
次男の送り迎えなどは他の家族の助けを借りて。
目指すは百名山の一つみずがき山（２２３０ｍ）

前々日からものすごい緊張。
家族で行くのと全然違う。
家族だとやっぱりパパが全てをサポートしてくれているから、甘えもあったし。
今度は自分が見るのだと思うと、日帰り登山なのにかなりの重装備。
靴ズレするかも・・・で長男の替えの靴。
ケガして動けなくなったら・・・で懐中電灯、コンロ、食料、服装もしっかり。
遭難も覚悟。なんて言ったらパパも長男もびっくりしてたっけ。
でも、それだけ緊張しました。

当の長男がザックに入れていたもの・・・ハンマーとタガネ・・・（何も言えない）
みずがき山というと水晶が採れることで有名なんです。

親の心配をよそに長男は忍者になったり、サムライになったりしながら
行きつ戻りつ登山開始。



水晶らしきものも発見してご機嫌でした


山頂間近の岩場が思った以上に長くて、段差をよじ登るのにヘロヘロ

お昼はおにぎりと、テルモスの湯をコンロで沸かしてお約束のカップラーメンを
２人で分けて・・・

無事に７時間の登山を終えて帰ってきました。

やれやれ・・・分かったことは、彼はまだ幼いということ。
要領よくやれないとしても、その時その時を生き生きと過ごしていること。
こんな母親のエゴの登山に笑顔で付いてきてくれたこと。
それだけでいい。
また、向かい合える。そう思いました。

変身～！

先日白州の骨董市で購入した桐の箱。
変身～！！！






で、焼きたてパンを入れる箱になりました。
塗ってあった塗料をヤスリでテカリの部分だけこすり落とし、
木目に残った色合いと使い古されてボコボコした板のキズが
かえってレトロな感じを残してくれて思った通りの仕上がりに。




父と一緒に端材でスノコも手作りして、熱々でも蒸気が抜けてくれるので使い勝手もいいです。
パン小屋の雰囲気にも合っていいな。嬉しいパン箱ができました。


そして、今日市場さんで見つけた干しいも用の芋。

ずっと、作ってみたかったんだ。
直径７，８㎝はあるゴロンとした皮の色も薄い芋です。
このままだと味も素っ気も無いのにな。
干しいもにして薪ストーブや焚き火で炙って食べるとなんであんなに甘くなるんだろう。


市場のおばちゃんに作り方を聞けば、
「十字に切って、やっこくやっこく（柔らかく柔らかく）茹でるか蒸して、
皮剥いて、切って干せばいいだ～。縮むから大きく切れし。」

そっか～。やってみます！
なんて持って帰ってきたのは良いけれど、やっこくってこれぐらい？
縮むってどのくらい縮むんだろ？

まっいいか。やってみよ。
で、変身～！！！


多分、やっこくって切り口に固い白い色も残さないくらい火を通すことなのかも。
とりあえず、５～６㎜厚位に大きめのスライスでやってみました。
ドライトマトで威力を発揮してくれた鉄板はいっぱいあるし、
これを使わない手はないな。
秋の日差しの中、芋たち干されています。ってどのくらい干すんだろ？

なんか肝心なことちゃんと聞いてない気がする。
まっ、いいか。なんとかなりそう。


今日のお昼は、おうちからも歩いてすぐの所にできたレストラン「葉凪　はな」さんへ。


聞けば、昨夕からＯＰＥＮしたばかりとか。
３０代（だと思う）のご兄弟が２人でやられていてこれまたびっくり！

ランチも牛すきセイロや豚しゃぶセイロなど男飯っぽくて
がっつり食べたいパパには嬉しいメニューでした。
他にもパスタやタコライスなどなど。

お店の中も、お二人で作ったというテーブルや、カウンター、トイレも素敵で
やっぱり作り途中のパン小屋もあるのですごく参考になりました。

夜はお酒も飲めるみたいで、これは歩けるし良いかも～！

てんつくりんさん、おめでとう！

夏の忙しさも過ぎて、
「てんつくりんさん、行ってないなぁ。どうしてるかな・・？」なんて
思っていた今日この頃。。
お店のお二人が我が家にやって来た！

「お陰様でお店が１周年になりました。
みなさまに感謝の気持ちを込めて・・・」と

温かいメッセージカードと、ハーブティ＆手作りクッキーを
わざわざおうちまで持って来てくださいました。

さすがだなぁ、その心遣い。その温かい雰囲気がお店そのものなんだな。

東京で知り合った３家族がここ八ヶ岳で新しい生活を協力して送っていて、
ママ３人は一緒に「てんつくりん」というcafe&zakka屋さんをされているんですよ。

「初心を忘れず・・・みなさまの声が励みであり財産・・・」
本当にそうですね。
そんな気持ちを私も大事にしたいと思いました。

てんつくりんさん、１周年おめでとうございます。
これからも素敵なお店を作っていってくださいね！

週末イベント

普段あまり出歩かない家族ですが、今週末は３つのイベントをハシゴして大忙し

まずは、ふるさと情報館という不動産から購入し、
田舎暮らしを始めた方々の交流を目的とした秋の「手作りフェスティバル２００９」に
パン教室の生徒さんが２人で協力されてピタパンを出されると聞いて
お邪魔しました。（上の写真は来月お教室もやります大泉の「いずみ活性化施設」です）


当日が近づくにつれてドキドキされていたようですが、見事な出来映えでしたよ！
パンを通して、知らなかった方同士が知り合い、お祭りで協力してパンを焼くなんて
とっても嬉しかったです。

お次は白州の「台ヶ原の骨董市＆クラフト市」に行って来ました。
古くからの酒蔵や宿場町だった頃の古民家が建ち並ぶ旧街道を歩行者天国にして
開かれる骨董市は、全国からお客さんも来られるようです。

お酒もあまり飲めない夫婦なので、酒蔵「七賢」さんの中も初めて入りました。
とにかく素敵！！！
所狭しと骨董屋さんが並び、しびれる～！
一人で興奮してました
そしてゲットしたのはこちら

重ーい、鉄の花瓶。（なんか凶器っぽいとパパが異様にびびっていた）
骨董品を入れていた桐の箱。
売り物じゃ無かったのに、使い古された感じが妙に気に入って
おじさんと直接交渉開始！

おじさんと分け分からんちんの私でやりとり。
後から木のことが分かるパパが、下手に口を出すより分け分からんちんパワーで
どうなるかと見守っていたらしい。
結果破格値で頂くことができました。知らないって怖い物知らず
おじさん、ありがとう！
こんな風にやりとりしながら物を見れる楽しみのある骨董＆クラフト市です。

日曜日は晴天の清里カンティフェアへ。


すごい人・人・人。
でも美味しいモノ・モノ・モノ。

子供たちは勝手知ったるで、会場着くなりダーっとどこかへ走り去ってしまった
パパはチアをご満悦
私は食べ歩き
普段あまりのんびりお話しできないママ友達とも青空の下でおしゃべり。

秋のイベントが過ぎると、いよいよ冬支度
薪割らなきゃ～

パン小屋の建具

・・・パン小屋はゆっくり建築中です・・・

大工のＫちゃん家のカラ松で作った床材が一面に張られました。
トイレと作業場をそれぞれ仕切る引き戸まで
Ｋちゃんは手作りしてくれました。

厚さ９㎜の合板に幅１０㎝位の板を両面に打ち付けていき、
レールに載せたら素敵な引き戸ができました。
塗装は柿渋で。
既製の建具より開け閉めも重いけど、存在感があって私は好きです。

トイレの取っ手（しかも内側）には、父が昔ヨーロッパに行ったときに
アンティークショップで購入したというアイアンのごっつい取っ手を付けました。
なぜ内側？？？って幅広で外側には開口部が狭くなる関係で付けられませんでした。

Ｋちゃんが気にして
「入って、座ってホッとしたらゆっくり見れていいんじゃないかな」

うん、そうだね。
でも父の思い出の物を使ってくれただけで嬉しかったんだよ。ありがと。

みなさんも機会があったら、是非トイレに座ってホッとして、見てくださいね（笑）


私が悩んで行き詰まって、Ｋちゃんに投げてしまった洗面台

こんなに素敵なＫちゃんオリジナル洗面台が付きました。


販売スペースに置くテーブル＆チェアは、そのスペースの空間を圧迫しないように
木＆アイアンの組み合わせにしたいと思っていました。

そして、先日行った家具屋の営業さんに自分で作ることのアドバイスを頂いてから
パパともあーだ、こーだと検討の結果、
アイアン作家さん＆パパのコラボでテーブルは作ってみることに。。。
さて、どうなりますやら。楽しみです。

チェアは使用頻度、耐久性からも既製の物でしっかりした物を購入することにしました。

できるところはなるべく自分たちで・・・生活スタイルもそうだけど
肩肘張らずにゆるりとそんなペースでできたらとても幸せ。

　　　　

今週生活クラブで甘酸っぱい香りと共に紅玉が届き、
カスタードと紅玉を薄くスライスしてタルトを焼きました。

一つはシュトロイゼルとバターのみ。
もう一つは大人用にシナモンとナツメグをたっぷりかけました。
一台に一個分の紅玉。秋の美味しさですね。