①東京都立大学学園祭のメインステージ。様々なショーが展開されていました。↑
秋は学園祭シーズンです。
◆学園都市・八王子
筆者が住む東京都八王子市には21の大学・短大・高専があり、約10万人の学生が学んでいます。これらの大学等と近隣の大学等25校が「大学コンソーシアム八王子」(所属校は最下部に掲載)を組織していて、市民・企業・行政等が連携・協力して共同研究や学生と市民との交流イベント、外国人留学生の支援等を展開しています。10月から11月にかけて、学園都市・八王子ではそこらかしこで学園祭が行われています。
さて、八王子では好天に恵まれ最高気温24.4度を記録した2023年11月3日文化の日に、その一校、東京都立大学の学園祭(第19回みやこ祭)に行ってきました。
◆東京都立大学はわが母校?
1949年(昭和24年)に開学した都立大は、1991年(平成3年)に都心から多摩ニュータウン計画で開発が進んでいた八王子市南大沢に移転してきました。南大沢は京王相模原線特急で新宿から約30分です。敷地面積は東京ドーム9個分という広々とした大きさで、緑地率57.6%という多摩の自然を活かしたキャンパスです(写真⑩⑪参照)。2005(平成17)年、「首都大学東京」として都立の4つの大学等が再編・統合されて新しく生まれ変わりました。しかし、2020(令和2)年に、歴史があり慣れ親しんだ「東京都立大学」に再び改称しています。現在、約9千人の大学生・大学院生が学んでいます。
それでは何故都立大へ…?筆者は定年退職後に、50歳以上の方々を対象とした「東京都立大学プレミアム・カレッジ」に1年間通いました。普通のカルチャー教室的な講座と違い、入学試験(選考料1万円)として小論文と面接があり、年間授業料20万円を支払い前後期で156時間以上(標準的1科目90分授業×12回換算で9科目以上)を選択・履修し、関心あるテーマの教授・准教授のゼミに所属して卒業論文が必修です。加えて、学食も生協も図書館も利用できます。修了生には学校教育法に基づく履修証明(certificate)が授与され、“何となく大学生”に戻った気分を楽しめます。そんなわけで“何となく母校”の学園祭を訪れた次第です。
◆学園祭リポート
学園祭は昔も今も大きくは変わりません。文化部系・体育会系の部やサークル・同好会等の模擬店屋台が並び、屋内外の特設会場でコンサートや講演会等のイベントが開催されます。在校生や卒業生、他校生、家族連れの地域住民等が来場して、混雑の中で楽しい・美味しい時間を共有できます。以下、写真でリポートします。
②キャンパス内に模擬店屋台のテントが並び人、人、人で混雑中。↓
③陸上部の屋台。焼きそば200円、ラムネ100円と良心的。他店舗も皆良心的な値段でした。
④テニス部は受けを狙って「とりつ貴族」。あの鳥貴族でバイトしているのかな?
⑤ヨット部はトビウオ、軟式野球部はフランクフルト。手作りポップで販促アピール。ご苦労様です。
⑥いつの時代もバンドの演奏が学園祭を盛り上げる。
⑦児童文化研究会は人形劇を披露。キャンパス周辺は多摩ニュータウンの団地群で子育て家族も多い。
⑧牧野富太郎博士の没後に東京都に寄贈された植物標本(約16万点)を含め約50万点の植物標本が都立大の「牧野標本館」に所蔵され、学園祭でも一般に公開されていました。今年放送されたNHK朝ドラ「らんまん」はまだ記憶に新しい。
⑨紅葉の道を挟んでフリーマーケットの店舗が100mぐらい続いていました。
⑩キャンパスは地図上部の校舎群と、対照的に下部は自然のままの雑木林(緑地)。
⑪都心の大学キャンパスとは別世界。自然の雑木林の中で、森の散歩が楽しめます。
以上
◆ご参考まで:大学コンソーシアム八王子加盟の25校(順不同)
工学院大学、 東京工業高等専門学校、帝京大学、帝京大学短期大学、東京造形大学、東京純心大学、杏林大学、多摩美術大学、創価大学、創価女子短期大学、 東京薬科大学、拓殖大学、中央大学、日本文化大學、東京工科大学、東京都立大学、山野美容芸術短期大学、ヤマザキ動物看護大学、デジタルハリウッド大学(以上八王子市)、明星大学(日野市)、法政大学、東京家政学院大学、サレジオ工業高等専門学校、桜美林大学(以上町田市)、多摩大学(多摩市)以上
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