
今年に入って何度か耳にするようになったこの単語。
直木賞作家、渡辺淳一氏の造語である。
「鈍感」をマイナスイメージととらえず、
傷つきやすい鋭く敏感なものより、
たいていのことではへこたれない、鈍く逞しいものこそ
現代を生き抜く力だと書いている。
私が好きなのはマイナスイメージの単語をうまくプラスとしてとらえていること。
そして「力」と表現することにより、
身につけることが可能、伸ばすことが可能、という位置づけをしていること。
私はこの力を身につけ伸ばしたいと強く感じる瞬間がある。
それは逃避という意味ではない。
いろんな局面においてうまく切り替え、
毎日を楽しく生きていくためにである。