最後の入学式

先日、次男の大学入学式の為名古屋へ
名古屋では、桜がチラホラ咲いていました。
大学の入学式は、大学とは別の会場で行われました。

「早めに来ないと席が無くなります」と大学からの案内があったので
時間に余裕を持って行きました。

みるみる会場はいっぱいに・・・。

家を出るときから、子供は友達と会場へ
親とは別行動。

会場では、一体自分の子供がどこに座ってるのか？サッパリわかりませんでした。
スーツを着た男の子は、みな自分の息子に見えます（笑）




厳粛に式は行われ

厳粛なる入学式終了後には、
会場が一旦暗くなり・・・

賑やかな音楽と共に大学の部活、サークルの新入生歓迎レセプションがはじまり
新入生も親もキョロキョロ、ワクワク
厳粛な会場は一気に学生達の熱気で湧きました。

全てが終わり会場の外へ出ると
早くも色んな部活やサークルの勧誘合戦がはじまっていました。

これから、はじまる大学生活にみんなどんな夢を描いたのかな？

真新しいスーツ姿の新入生。

どこかぎこちなく・・・

それでも今までの高校の制服からスーツ姿になった子供達は
一気に大人の仲間入りをしたようで親にとっては嬉しくもあり、寂しくもありました。

出席されたお母さん達の顔が、どこか寂しそうに感じたのは気のせいなのかなぁ・・・。




いよいよ大人への最後の階段を上るスタートラインに立った子供達というより
もはや若者達。


キミ達の未来を描く姿が眩しく輝いてみえました。

私もとうとう子供の入学式に出席するのは、これが最後となりました。

そして、子供の入学式の日記を書くのも最後。

色んな思いが巡ります。

小さな小さなキミの手を握って　幼稚園の門をくぐったはじめての入学式
はじめての幼稚園バス

桜の校門を手をつないで歩いた。
小学校の入学式
ちょこんと得意げに小学校の教室で座った　かわいらしい姿

はじめての制服に緊張した中学入学式。
先輩が大きく見えたあの日。

受験番号を探しドキドキした高校の合格発表。
新しい友達。
日に日に大人びていったキミ。




あれから月日は経ち
小さかったキミは、いつの間にか私を見下ろす。





大きくなったキミの手は、これから何を掴むだろう・・。
「お母さん、お母さん」と母を求めた幼い眼差しは、誰に向けられてゆくのだろう・・。

最後の入学式

幼い日のキミの小さな肩にそっと手をおいた

愛おしい　あの感じがふいに蘇る　

私にとっては嬉しく切ない日でした。