洋服を縫わない縫製工房

ミシンを使って、洋服以外で、できることは何でも挑戦!
薄物から、厚物、金属?関わったものを紹介します。

ホンダ、ダックスのシート

2020年12月03日 | ものづくり

2年前の、このブログで紹介した、バイクシート カスタムの投稿をみて

50年前のホンダ、ダックスの張替えの電話での問い合わせをいただきました。

おおまかな話を聞いて、どのような段取りになるのか、そして、

対応ごとの価格を説明させていただきました。

東京の方でしたが、早々にシートを持って来社していただきました

お聞きしたところ、若いころ乗っていた思い出のダックス  

群馬県の納屋で、良い状態で保管されていた物を譲り受けたそうです。

シートも、早い時期に手を入れられた形跡がありましたが、50年前と思えない状態でした。

以前の張替え実績のシャディと同じようなクオリティで って事ですので同じレザーを用意しました。

たぶん、こんな手をかけたバイクシートのキルティングをすると所は無いだろうな~~

と思うスペシャルなキルトパターンは、まず、データを正確に製図した物をレーザーカッターで

型紙を作成します。(キルトはバランスを正確に製図し、再現することが大切)

起伏感を出すために密度の高い8ミリのウレタンと伸びにくい織り目の詰まった布と3層にします。

 

量産品の高周波での型押しパターンと比較することはナンセンスと思える仕上がりを

目指し、ステッチ糸の交差部分の糸は、返し縫いを行わず、すべて裏側に引っ張って固く結びます。

旧車のダックスだから似合うステッチだと思います。

慎重にモールを取り付け、ダンディムベルトも新たに作成しました。

 

依頼の時には届けていただきましたが、仕上がりは佐川急便にて

遠方の方で実車がを確認できないのが残念で不安でしたが

取り付けた写真を送っていただきました

バイクの乗りって、ただ走るだけでなく、メンテナンスとか、思い入れなどを含め

バイク乗りなんだなぁ~~とつくづく思いました

愛犬も喜んでいるって、オマケの写真もいただきました

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自作、ばね抜きツール | トップ | ダックス、おまけ話(笑) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ものづくり」カテゴリの最新記事