2年前の、このブログで紹介した、バイクシート カスタムの投稿をみて
50年前のホンダ、ダックスの張替えの電話での問い合わせをいただきました。
おおまかな話を聞いて、どのような段取りになるのか、そして、
対応ごとの価格を説明させていただきました。
東京の方でしたが、早々にシートを持って来社していただきました
お聞きしたところ、若いころ乗っていた思い出のダックス
群馬県の納屋で、良い状態で保管されていた物を譲り受けたそうです。
シートも、早い時期に手を入れられた形跡がありましたが、50年前と思えない状態でした。
以前の張替え実績のシャディと同じようなクオリティで って事ですので同じレザーを用意しました。
たぶん、こんな手をかけたバイクシートのキルティングをすると所は無いだろうな~~
と思うスペシャルなキルトパターンは、まず、データを正確に製図した物をレーザーカッターで
型紙を作成します。(キルトはバランスを正確に製図し、再現することが大切)
起伏感を出すために密度の高い8ミリのウレタンと伸びにくい織り目の詰まった布と3層にします。
量産品の高周波での型押しパターンと比較することはナンセンスと思える仕上がりを
目指し、ステッチ糸の交差部分の糸は、返し縫いを行わず、すべて裏側に引っ張って固く結びます。
旧車のダックスだから似合うステッチだと思います。
慎重にモールを取り付け、ダンディムベルトも新たに作成しました。
依頼の時には届けていただきましたが、仕上がりは佐川急便にて
遠方の方で実車がを確認できないのが残念で不安でしたが
取り付けた写真を送っていただきました
バイクの乗りって、ただ走るだけでなく、メンテナンスとか、思い入れなどを含め
バイク乗りなんだなぁ~~とつくづく思いました
愛犬も喜んでいるって、オマケの写真もいただきました
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