洋服を縫わない縫製工房

ミシンを使って、洋服以外で、できることは何でも挑戦!
薄物から、厚物、金属?関わったものを紹介します。

ハーレーウルトラのシート・・・ウルトラ改造(苦笑)その2

2022年09月23日 | ものづくり

車体がわからない状態でバイクシートフレームを広げるという依頼

シートのパンを皿受けの形で広げるか?継ぎ足すか?

簡単に形を整えるのは簡単なようですが一番の心配は、フェンダーとのクリアランス、

乗車して乗り続けた場合の強度、安全性です。

選んだ方法は、FRPパネルを成型して現状のフレームパンの上に重ねてから

ウレタン乗せることにしました。

でFRPの補強芯になるファイバーシートを乗せる湾曲した土台を紙粘土で作ります。

今回は離型剤を使用せず、紙粘土の型の上に塩ビシートを敷いてシリコンスプレーして

ガラス繊維マットを乗せることにしました。

ポリエステル樹脂と凝固剤を3%に計って、しっかりかき混ぜます。

そして、ガラス繊維マットに染み込ませ、気泡を抜いていきます。

今回は同じサイズに裁断したマットを1枚目が完全に乾ききる前に重ねて

板厚を5㎜程に仕上げました。

(気候的に考えてみればもう少し薄かった方が作業性が良かったかも・・・)

 

ベースフレームが左右あっていないのが気になりますが・・・

このように元フレームにボルトで固定します。

いよいよ、ウレタンを乗せて形状を作っていきます。

へたりの少ないチップウレタンブロックを乗せて粗削りしたところで、

依頼の方に来てもらって、構造の説明と後部シルエットのイメージを

確認しました。

元々、厚くない座部分のウレタンなので気が進まなかったのですが

抜いて欲しいとの意見を確認して、座部のアンコ抜きをしました。

そして、後ろ部分と前部分のアンコ抜きを行ったところで、再度、来て

確認してもらいました。

ようやく、シルエットが固まってきました。

そこで、シートを見ながら色々話している中で足つきの問題なら、

サイドを絞るって方法もあるということになり、また、これから、サイドを

手振りでこんな感じって打ち合わせてカットすることになりました。

もう、こうなったら、どうにでもなれっ って感じです

ここから、ようやくカバー製作の型紙作成に入ります。

 

続きは、その3へ💨💨💨

 


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