pacamon ブログ係

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休業宣言。

2023-11-25 20:30:00 | その他
赤牛くん、こんにちは✨😃気がついてみれば、阿蘇へ移住して12年。一度も観光らしいこともせず暮らしてきましたよ。モーモー🐂赤牛だって食べたことなんてないですってば。あったかな?

あくせく働いてきた記念に自分へのご褒美…人生初の米塚に訪問しましたあー。写真ではぜんぜん伝わらない、この雄大な噴火口に熊本弁風で「なんさまありがとうね~❗」と叫びました。

移住したばかりの頃。孤立無援の阿蘇で、なぜか霜宮神社の御札をいただく機会に恵まれ、その後あれよあれよのうちに畑を借りることができ、地元に溶け込むことが出来たのが懐かしく想い出されます。ということで霜宮神社に参拝、いままでの御礼をたんまりとしましたよ(チャリンチャリン)。また、いつの日にか、そのときまで皆さんお元気で‼️


園主くん通信。阿蘇でのブログ更新は、本日で最終回となります。阿蘇での就農経験から得た知見をブログで公開したらどうかと言われることも多いのですが、個人的にはしたり顔で語るに落ちるようなことは避けたいので、頼まれれば個人的な相談に応じる程度にしたいと思います。ですので、更新ネタもありませんし、ブログ係の担当者に脈略のないことをさせるわけにもいかないので、ブログは本日で終了とさせていただきます。

思えば不平や不満が絶えなかった熊本での生活ですが、去ることになって良い思い出が走馬灯のように頭をめぐります。別れを惜しんでくれる人達にもたくさん出会え、他人に期待ばかりして不満を抱いていた自分に気づかされます。いまとなってはすべてが名残惜しい気持ちで、熊本に10年以上住むことが出来たこと、とても有意義だったと思います。この場を借りて、私どもの野菜、果物、農産加工品、クラフト商品をご購入いただいたお客様、また応援してくれていた皆様、産直店で販売対応してくれたスタッフの方々、さらにブログを見て楽しんでくれた紳士淑女、すべての人たちに感謝したいと思います。

今年中に関東へ戻りまして、改めて新生パカファーム再開の準備をする予定です。具体的なことが決まったら、ホームページ等でご報告します予定です。なお、しばらくは阿蘇で残務営業を続けていますので、ご不明な点などございます場合はご連絡ください。つきましては賞味期限が本年11月30日迄の商品をお持ちのお客様はそれまでにご賞味いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。

完。


人生は貰ってばかり。

2023-11-04 20:30:00 | その他
グリルした鶏モモ肉に柚子胡椒をつけただけのものが非常に美味しい、と言いふらしていたら催促したかのように柚子を貰ってしまいましたよ😳良い香りがします。


時同じくして、阿蘇の風(ミシュラン★あり蕎麦屋)さんで、新商品の「ラー油」も貰いました。こちらは中国で一般的な辛すぎない「紅油(ホンユウ)」というラー油だそうで、各種香辛料がほのかに香る上品な味です。ワンタンにかけて食べたら超絶美味しかったー😍🎶


雨水タンクを寄贈した農家さんが新米を持ってきてくれました❗皆さん義理がたくて、嬉しいです。阿蘇での生活はいい人に恵まれた素敵な12年間でしたー👍

我が家のサフラン、今年も花を咲かせてくれています。雌しべを集めてサフランライスにするのが楽しみ。

カリンも、欲張って香りを引き出そうと樹上完熟中。もう、近くに寄るだけで甘い香りが漂っています。自然の恵み。

阿蘇に来て順番に植林していたウルシノキ。いまは引っ越し準備のため順番に伐採していますが、樹液(生正味漆)がこぼれてきて、園主が「もったいない!」と叫びながらせっせと採取していました😀漆にも、さようなら👋


園主くん通信。道の駅阿蘇の搬入者用駐車場に駐車する観光客が時々います。車内でソフトクリームを懸命になめている夫婦姿をたまに見かけます。




おやすみなさい。

2023-10-14 20:30:00 | その他

最近の日課。他所のキンモクセイの香りに誘われて、深呼吸しながらお宅の前を行ったり来たり……けっして、あやしい者では…

そこらをうろんころん(うろちょろ)したら腹が減ったので……冷蔵庫で寝かせておいた栗を焼くことにしましたよ😃

すっかり陽も暮れて、晩ごはんの準備もかねて栗を焼きます。ちなみに晩ごはんは鶏のモモ肉焼いただけ、柚子胡椒添え。

3分クッキングより速いブログクッキング…わーい、栗が焼けたー❗

では早速、食レポ🍴天津甘栗よりも甘いです✨じっくり寝かせておいた甲斐があったというもの☺️砂糖も何も使ってないのに、( ゚Д゚)超絶うまーい


園主くん通信。うちの薪スペースには毎年、常時利用できる薪を補充しています。伐った木の枝も1年間寝かせることで、よく燃える薪になります。ここから必要な分を取って、ストーブで湯を沸かしたり調理したりします。写真に私が作ってあげたくろちゃんのキャットタワーもありますが、それもやがて薪になる予定です。






大きな栗の木の下で。

2023-09-23 20:30:00 | その他

ご近所に栗木がありまして…

ほったらかしの空き地だから、年に1回草刈りする程度の、正真正銘「自然栽培の栗」なのです🌰

この栗木を植えた方のご子息さんとは顔見知りで「勝手に採ってよか😃」と言われているので、その気になって勝手に収穫👩たくさん採れたばい❗

でも、そこは「自然栽培」。実を取り出したら、虫食いだらけ。あんなにたくさん採ったのに、食べられそうなのはこれっぽっちかー。ムム…これが無農薬野菜の値段が高い理由ですね。


園主くん通信。この頃、難しい話は人工知能とチャットしています。こざかしいところが頭に来ます。






夢でもし会えたら。

2023-05-20 20:30:00 | その他

くろちゃん通信 (最終回):「くろちゃん」の本名は、青木くろず。熊本市内で保護された、元野良の黒猫です。空き地で餓死寸前だったところを保護された経緯から「これからは苦労知らず(=くろず)だよ」との祈りを込めて、名付けました。通称「くろちゃん」。

私たちが阿蘇へ移住してきたのが2012年の1月、くろちゃんはその3カ月後くらいに我が家へ来たので、ほぼ同時に阿蘇で暮らしはじめたような記憶があります。水害も大地震も、一緒に乗り越えてきました。知らない土地で不安に思っていた私たちの心のよりどころのような、頼もしい仲間……人間と猫の関係を越えた、家族というか、戦友のような存在なのです。


※我が家へ来たばかり、子猫だった「くろちゃん」。

それまで私たちは猫を飼ったことがなく、猫がこれほど情緒豊かで愛情深く、頭が賢いとは思っていなかったので、ただ「かわいそうな猫を面倒見てあげよう」くらいのつもりで飼いはじめました。それが一緒に暮らしていくうち、くろちゃんへの精神的依存度は日増しに高くなり、今やくろちゃん無しでは日々の暮らしは成立しないくらいの存在になりました。

くろちゃんは、たぶん他の猫よりも思慮深い猫…飼い主の欲目かもしれませんが…そんな気がしています。それでも、猫は猫なので、本能に忠実なところは隠しようがなく、とりわけ誰よりも食欲が旺盛な黒猫でした。おそらくその幼児体験から「食べないと死ぬ」と身をもって学習しているようで、食事は与えられただけ全部食べてしまうし、食べすぎたら吐くというライフスタイルですから、私たちが常に食事量をコントロールし、余計なものを食べさせないよう健康管理してきました。

それが今年の4月の後半、急に食べる量が少なくなり、口のまわりにウェットフードをつけてあげればなめて食べる程度にまで食欲が落ちてしまいました。5月に入ってからは水は飲むけれど、食事は一切拒絶。クスリを飲ませても吐き出すくらい、かたくなな絶食状態になりました。唯一、買ってきたカツオのお刺身だけはよく食べました。でも、それも長くは続かず、結局は断食状態に。

くろちゃんは自分の体力を意図的に落としているようにも見え、水を飲みに部屋から出てくるだけで、あとはおとなしく座っているだけの日が続きました。それが5月14日朝、にわかに自分の部屋から出てきて、それまで日課にしていた窓際の日向ぼっこ、働く園主を窓越しに観察して、お昼のチャイムに合わせてにゃーにゃー鳴いて、やはり餌は食べないものの、しばらく座っていなかったくろちゃん専用椅子の上にも腰掛け、私のひざの上にも乗り「もしかしたら体調が戻りはじめたんじゃ?」と期待させるほど、いつも通りに振る舞って、その日は眠りにつきました。

5月15日。昨日とはうって変わって、静かなくろちゃん。ゆっくりと呼吸するだけで、ほとんど身体を動かすことはなく、まばたきもせず、泰然としていました。午後、園主がくろちゃんの頭に手を充てて労っていたら、微かな力を振り絞っておでこを手のひらに「スキスキ」と押し付けたそうです。「苦しかったら頑張らなくていいんだよ」と声をかけ、私たちは近くに座りながら時折くろちゃんのほうへ目を向けると、こちらを見ているようで瞳がキラキラ光っていました。

くろちゃんが寂しくないように、夜はくろちゃんの前に布団を敷いて看病していましたが、もしかしたら今夜が峠かもしれないと思った私は軽く仮眠をとっておくことにしました。そして園主も椅子から立ち上がり、私たちを見ているくろちゃんに「またあとでね」と声をかけると何かを不審に感じて、体にさわると死後硬直をしていました。くろちゃんは、会話している私たちを見つめながら、苦しみもがくこともなく静かに旅立っていました。くろちゃん、いままで本当にありがとう。

いままで「くろちゃん通信」を楽しみにアクセスいただいていた方々、これまでくろちゃんを可愛がっていただき、誠にありがとうございました。