睡眠に関する悩みを抱えている人は、とても多いようですね。
私も40代頃までは、身体は疲れているのになかなか寝つけなかったり、深夜や朝方に中途覚醒してから眠れなくなったり、といったことはよくありました。
50代は親の介護をしていたため、眠りたくてもまとまった睡眠時間が取れなかったこともあり、今はその睡眠不足を取り戻すかのように、とりあえずよく眠れてはいます。
でも、眠りに就きたいのになかなか入眠できない、その辛さや苦しさはよくわかります。
なかなか眠りに入れなかった頃の自分と、すぐに眠りに就くことができるようになっている今の自分と、なにが違うのか考えてみました。
まずは年齢が違うわけですが、一般的には若い人の方がよく眠れて、歳を取ってくると眠れなくなるということをよく聞きます。これに関しては、私は今のところ逆のようでした。
もうひとつ考えられるのは、若い時期には現実的なことを考えながら眠ろうとしていたけれど、今はイメージ思考をふわふわ漂わせながら、眠りに就いている、という違いです。
理想的には、眠る前には余計な考えごとはしないで、すんなり眠りに就きたいところですが、よほど疲れている時ではない限り、なにかは考えてしまいます。
ここで、なかなか眠れなかった頃には、現実的な心配ごとなど、ネガティブなことを考えていたように思います。
そして、なかなか寝つけなくなればなるほど、眠れない焦りや肩や首の凝りなどが気になり始めて、余計に眠りから遠ざかってしまう。
今は、さあ寝ようと思って横になってから、なにか考え事をしそうになったら、夢の世界をイメージするようにしています。
私には夢でよく見る心地よい風景や雰囲気がいくつかあって、それをなんとなく思い出してみると、眠りの世界に入りやすいです。
現実的なことを考えるのは、入眠の妨げになりがちですが、それが楽しいことなど、ポジティブなことだと考えても問題なさそうです。
ただし、ポジティブなことでも、興奮してワクワクするようなことだと、それはそれで睡眠の妨げになりそう。翌日に楽しいことが控えている晩には、嬉しくてなかなか寝つけなかった、という経験はあるからです。
寝つきをよくするためには、軽くストレッチをするなど、寝る前の身体的なアプローチも効果的だと実感していますが、眠る前になにを考えるか、ということも影響力は大きい気がします。