たとえば、同じ占法を使って占ったとしても、占い手によってかなり違う結果が出ることは予想されます。
もちろん、ある程度の大まかな傾向や方向性は一致するとは思いますが、その事柄を吉とするか凶とするかは、占い手の人生経験や精神性に大きく関わってくる気がします。
占いに関してどんなに多くの知識を持っていても、その人自身が不幸でネガティブな精神状態にあれば、相手の心にきちんと届く言葉を使って結果を伝えることはできないように思います。
逆に、ほんの少し占いをかじった程度でも、その人自身、精神性が高く温かい心を持った人であれば、心に響く的確な結果を伝えることができそうです。
占い師が口にするアドバイスは、その人の人生経験に基づいているものが多く、どうしても自分の体験を基準に、物事を判断してしまう傾向はあるでしょう。
でも、それは人間である以上仕方ないものだと思うのです。客観的な宇宙意識で物事が見られる全知全能な人間など、存在するとは思えませんから。
そこで、どうせ主観を拭い去ることが出来ないのなら、「いい人」に占ってもらうのが一番だと思うのです。
この場合の「いい人」は、自分にとってしっくりくる人という意味。
多少耳の痛いアドバイスを口にされても
「この人の言うことなら納得できるな~」
という気持ちが持てるなら問題はないと思います。
占い結果に納得がいかない場合は、占い師との相性が悪かったと思った方がいいかもしれません。あるいは、そもそも その占い師自身に問題がある場合も考えられますが。。
ですから、相手がどんなに有名な占い師であっても、自分とは価値観が違い、まったく違った人生パターンを送ってきた占い師であっては、ピンとくることを言ってくれないケースは多々あると思います。
人生の裏街道を歩き、長年苦労してきたような占い師さんからの言葉こそ心に響くようなタイプの人には、フィーリングで捉えてもらいたい天界からのふわっとしたメッセージは、まったく心に届かないこともあるでしょう。
占いは、人生や心の内面と関わるデリケートな問題だけに、占い師と占われる側との関係は、波長が合う合わない、というような相性も 軽視できない気がします。