「ホンくんチズくんー十六」
本のホンくんと地図のチズくんは、とある図書館に住んでいる。ホンくんはたまに借りられて、出かけてしまう。チズくんは話し相手のうちの一人のホンくんがいないとチョット寂しかったりする。そこへ、ホンくんがもどってきた。
ホンくん「ただいま、チズくん。」
チズくん「おかえり、ホンくん。今回はどんなところに行ってきたの?」
ホンくん「映画の情報を取り扱っているところだったよ。」
チズくん「外国の映画が全盛だったときもあったけれど、今は、日本の映画も興行的に規模が大きくなってきているね。」
ホンくん「製作費についてはまだまだ、開きがあるけれども、それでも何とか頑張っているというところだね。」
チズくん「映画で出てきたところに、ファンが集まる聖地巡礼も話題になっているから、地域おこしにもなっているよね。」
ホンくん「日本の映画が外国でも、見られるようになってきているから、外国のファンも引き付けることになっているよね。」
チズくん「映画の内容をアトラクションにしているところもあるから、見るだけでなく、参加するという楽しみ方もあるよね。」
ホンくん「映画で見た乗り物なんかに乗れたら、ワクワクものだね。」
チズくん「ところで、字幕付きの映画を見るほうかい?」
ホンくん「吹き替えが間に合ってないものは仕方なく見るけれども、どうも、字幕ばかり気になってしまって、映像を見るのがおろそかになってしまうんだよね。」
チズくん「結局、内容が中途半端な理解になってしまうよね。」
ホンくん「吹き替えだと、声優の人のイメージが強くなるよね。」
チズくん「この人はこの声優さんて決まってくるよね。」
ホンくん「結構、高めの声の人が吹き替えをしていたとしても、実際の俳優さんの声は低めだったってことはよくあるよね。」
チズくん「声優さんが変わらざるを得ない場合もあるから、後を継ぐ人はチョット苦しかったりするかもしれないね。」
ホンくん「ものまねの人が代わりにやっている場合もあるけれども、いつもそういう訳にもいかないから、もうあきらめて、新しいイメージを作るつもりでやるしかないね。」
チズくん「バックの音の聴かせ方も向上しているから、臨場感は増しているかもしれないね。」
ホンくん「前方以外からも響いてくるから、体全体で感じるといったところだね。」
チズくん「映画館の設備的な向上というのは、もっとあるかもしれないね。」
ホンくん「大画面であることをアドバンテージとして押していくことだよね。」
チズくん「プラネタリウム的な映写の仕方も一つの方向かもしれないね。」
ホンくん「建物をスクリーンとして、映写することはすでに行われているよね。」
チズくん「これはお金がかかるから、花火のようにスポンサーをつのって行った方が、いいかもしれないね。」
ホンくん「クラウドファンディングという方法もあるから、無理なく続けられる方法を見つけたいものだよね。」
チズくん「最近は、欧米だけでなく、韓国やインドの映画とかも話題になっているよね。」
ホンくん「韓国の映画は、社会的な問題を深く追求している感じがするし、インドの映画は、パワー全開のミュージカルといったところだよね。」
チズくん「お国柄といってもいいくらい特徴があるよね。」
ホンくん「昔、中国の映画を見たことがあるけれど、広大な土地を背景に、日常を静かに、そして懸命に生きている人の心の中のハレヤカな思い出を語っているところが、こちらまでホノボノとしてしまうようなものだったよ。」
チズくん「色んな環境の違いこそあれ、人の心の深いところにうったえるものは、変わらないということなんだろうね。」
ホンくん「昔に比べれば、色々な国の映画を見ることが比較的できやすくなっているから、製作者の意図がどんなものなのかということを考えてみることも非常に興味のあることだよね。考え方の違いや同じ部分を比較してみるとおもしろいよね。」
チズくん「そろそろ閉館の時間だね。この話はこの辺にして、続きはまた次の機会にすることにしよう。それじゃ、おやすみなさい。」
ホンくん「そうだね。おやすみなさい。」
おしまい
本のホンくんと地図のチズくんは、とある図書館に住んでいる。ホンくんはたまに借りられて、出かけてしまう。チズくんは話し相手のうちの一人のホンくんがいないとチョット寂しかったりする。そこへ、ホンくんがもどってきた。
ホンくん「ただいま、チズくん。」
チズくん「おかえり、ホンくん。今回はどんなところに行ってきたの?」
ホンくん「映画の情報を取り扱っているところだったよ。」
チズくん「外国の映画が全盛だったときもあったけれど、今は、日本の映画も興行的に規模が大きくなってきているね。」
ホンくん「製作費についてはまだまだ、開きがあるけれども、それでも何とか頑張っているというところだね。」
チズくん「映画で出てきたところに、ファンが集まる聖地巡礼も話題になっているから、地域おこしにもなっているよね。」
ホンくん「日本の映画が外国でも、見られるようになってきているから、外国のファンも引き付けることになっているよね。」
チズくん「映画の内容をアトラクションにしているところもあるから、見るだけでなく、参加するという楽しみ方もあるよね。」
ホンくん「映画で見た乗り物なんかに乗れたら、ワクワクものだね。」
チズくん「ところで、字幕付きの映画を見るほうかい?」
ホンくん「吹き替えが間に合ってないものは仕方なく見るけれども、どうも、字幕ばかり気になってしまって、映像を見るのがおろそかになってしまうんだよね。」
チズくん「結局、内容が中途半端な理解になってしまうよね。」
ホンくん「吹き替えだと、声優の人のイメージが強くなるよね。」
チズくん「この人はこの声優さんて決まってくるよね。」
ホンくん「結構、高めの声の人が吹き替えをしていたとしても、実際の俳優さんの声は低めだったってことはよくあるよね。」
チズくん「声優さんが変わらざるを得ない場合もあるから、後を継ぐ人はチョット苦しかったりするかもしれないね。」
ホンくん「ものまねの人が代わりにやっている場合もあるけれども、いつもそういう訳にもいかないから、もうあきらめて、新しいイメージを作るつもりでやるしかないね。」
チズくん「バックの音の聴かせ方も向上しているから、臨場感は増しているかもしれないね。」
ホンくん「前方以外からも響いてくるから、体全体で感じるといったところだね。」
チズくん「映画館の設備的な向上というのは、もっとあるかもしれないね。」
ホンくん「大画面であることをアドバンテージとして押していくことだよね。」
チズくん「プラネタリウム的な映写の仕方も一つの方向かもしれないね。」
ホンくん「建物をスクリーンとして、映写することはすでに行われているよね。」
チズくん「これはお金がかかるから、花火のようにスポンサーをつのって行った方が、いいかもしれないね。」
ホンくん「クラウドファンディングという方法もあるから、無理なく続けられる方法を見つけたいものだよね。」
チズくん「最近は、欧米だけでなく、韓国やインドの映画とかも話題になっているよね。」
ホンくん「韓国の映画は、社会的な問題を深く追求している感じがするし、インドの映画は、パワー全開のミュージカルといったところだよね。」
チズくん「お国柄といってもいいくらい特徴があるよね。」
ホンくん「昔、中国の映画を見たことがあるけれど、広大な土地を背景に、日常を静かに、そして懸命に生きている人の心の中のハレヤカな思い出を語っているところが、こちらまでホノボノとしてしまうようなものだったよ。」
チズくん「色んな環境の違いこそあれ、人の心の深いところにうったえるものは、変わらないということなんだろうね。」
ホンくん「昔に比べれば、色々な国の映画を見ることが比較的できやすくなっているから、製作者の意図がどんなものなのかということを考えてみることも非常に興味のあることだよね。考え方の違いや同じ部分を比較してみるとおもしろいよね。」
チズくん「そろそろ閉館の時間だね。この話はこの辺にして、続きはまた次の機会にすることにしよう。それじゃ、おやすみなさい。」
ホンくん「そうだね。おやすみなさい。」
おしまい
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます