笑う門に福は来たるのか・・・の巻き

行動しようとすると必ずやトラブルにつながる人?まさにうちの旦那!尻拭いの日々に呆れ怒りの果て残された道はもう[笑]だけ。

おめでとう Hちゃん

2011年02月27日 | じ~~~ん
中学3年生まで レッスンに通ってきていた


  Hちゃん



19の若さで 結婚することになったらしい



  もちろん でき婚



 え~~~ あの子がぁ



  っていうより



 やっぱり あの子なら 



 と 即答




  Hちゃんが6年生の時


   レッスンで一緒に創った曲


  あめのひのおかあさん



  三拍子のバラードは 客席の涙を誘ったっけ




 Hちゃんのお母さんは その時



 「 この子が結婚する時 この歌を歌ってくれるのが


     これからの 私の夢です 」


 そう 言ってくれた



 とても すてきな曲だから 私も



 「 その日が来たら きっと連絡ください 」



 と 答えて





   







 早いものであれから 6年・・・



 もう その歌を歌う時がきた




  4月 



  サプライズゲストとして 結婚式で歌うという計画が進行している




    Hちゃん びっくりするだろうな





  でも その前に




 私が泣かないで歌いきる自信が





      ない










   

介護実習で学んだこと

2011年02月17日 | じ~~~ん


入居者さんのお話相手になることは


「 お年寄りが苦手な私にはできないこと 」




 そう 決めつけていた





 しかしながら



  それは 大きな大きな誤解だった





 お年寄りの方から聞く話はとっても興味深い



 明治生まれのおばあちゃん



 私は聞きたいことがたくさんありすぎて



 どれから聞こうか迷った挙句





  ちょんまげ していたんですか



   毎日 着物をお召しでしたか



    町の景色はどんな色だったんですか





 一度にたくさんの質問が次から次へと



  脳みそを通す前に口からこぼれていく





 戦争の話や 今の世の中への思いや



  あれこれ 普通に 友達とランチしている時と同じテンションで


  
   しゃべる しゃべる




 楽し~ぃ



 入居者さんも とても 楽しそうなのが 伝わってくる







 お部屋でお茶やお菓子を頂きながら



  会話は尽きない





  あっという間に終わった介護実習






  元気でいてくださいね



   私 元気をもらいましたよ



  こんなにお元気だから



   まだまだ 長生きできますよ



 部屋を出る前にMさんにそう言うと




 Mさんは 顔を曇らせて こう言った



 「 長生きは したくないよ



  もう 十分・・・」





  


  そっか



    長生きすることって




     うれしいこと?




      それとも・・・









 

はじめまして こんにちは

2011年02月09日 | じ~~~ん
初めての介護実習



施設の方や利用者さんの前に立って自己紹介する時も 



おじいさん おばあさんに接する時も



「 はじめまして こんにちは


 今日 私 は じ め て なんですっ




この年になると


 は じ め て 


 という言葉が なんと新鮮に感じることか・・・




は じ め て  の言葉が妙に輝いて聞こえる



 私の声も なんとなく 高音を意識している気がする 



 おばあさんに



 「まあまあ 可愛いねえ



 と 言われた



「何でもあり」の世界







あっという間の初実習が終わり



 私は 前に立って ご挨拶



 み~んな しわくちゃな笑顔で




元気でがんばりなさいよ~



 と 声をかけてくれる




 施設の中が拍手の音でいっぱいになった




 私の倍も生きているおじいちゃんも



 ずっと ずっと 同じ話を聞かせてくれたおばあちゃんも



   みんな みんな 私の方を見て 拍手してくれている



 涙をぬぐっている おばあちゃんの姿も目に入って



   私も 涙が出そうになった


  ほんの数時間のお付き合いだったのに


   こんな 私との別れを惜しんでくれることに


    胸が熱くなった



   




  たくさんの苦労を重ねたお年寄りからの大きな大きな拍手は



   どんな大きなステージで演奏したときの拍手より



  もっと もっと ずっしり 心に響いた




  また 逢いに来ます・・・



    心に残る一日を どうもありがとうございました






   


 

音楽つながり

2011年01月24日 | じ~~~ん

リハーサルの空き時間


 普段 ゆっくり話せない仕事仲間とも ゆっくり話が出来る



会議の後は すぐにそれぞれのレッスン会場に行ってしまうので


こんな風に ゆっくり 語り合えることは あまりない




私の母がアルツハイマーになったことをまだ知らなかったP先生


 今日 ふとした会話から そこに至った



P先生、みるみるうちに涙の顔になった



こんな私のことで 涙を流してくれるなんて



なんだか うれしかった



 「歌リハ時間です~~~


 湿度100%な時に K先生からお呼びがかかり


 一瞬にして 仕事モードに切り替わるP先生と私




 みんなで あれこれ 音を拾い集め


 いい感じのアレンジになってきた


 意見がぶつかることもなく とてもスムーズにリハ終了




涙の後での歌のリハーサル


 メリハリがきいて いい感じだった





音楽て出会った友達



 何か特別な糸でつながっているのかもしれないと感じる



笑いのツボや


涙のツボや


感動する時のツボや


落ち込む時のツボや


いろんな ツボ が どこかしら 似ている気がする


そうよね みんな 幼いころから 音楽を続けていたのだもの


それぞれ違う場所で  ずっと






長い 長い お付き合い


きっと これからも・・・






母の心に寄り添うこと

2011年01月23日 | じ~~~ん



日曜日だというのに


今日は朝から晩までコンサートリハーサル



仕事の時は 家のことがとても心配だけど


一歩 家を出たら 極力 家のことは考えないことにしている



車のエンジンをかける時が


仕事人の顔に変身する瞬間かな



 だけど・・


やっぱり ずっと 気にかかる母のこと






今日は


受験生の次男が母のところで勉強をすると自分から言い出した



らっき~~っ


たかが6年生 されど6年生


母を見ていてくれる人がいるだけで 気分は違う





 「今日ね 次男がそこに行って勉強するって


 「ええっ





母の反応は予想外


 「私・・ 勉強、教えること出来ないよ


 「 そんなこと 頼んでないっては~
      まさか 認知症の母に勉強を教えることなんてこれっぽっちも期待していない



真面目な声での返答に大爆笑する私



でも 次男の反応は これまた予想外だった



 「なぁんだ 勉強 教えてもらおうと思ったのに





ちゃんと 母の言葉を受け止めて


そして 認めて


母が傷つかない言葉で受け答えている




 負けた・・・・




「ありのままの姿を丸ごと受けとめ その心に寄り添う」



介護の基本 を 習ったばかりの私なのに


それを さらりと目の前で実践された


 たかが12歳のわが子に・・・



母は 決して 笑いを取ろうとして発した言葉ではなかったこと


私は気がつかなかったのに 次男は それを即座に捉えた






脱帽・・



私 まだまだ だな


受験生の次男


勉強は 苦手だけど


時々 こんな風に さりげなくお手本を見せつけてくれる






介護士になりたい




私が その日を目指して頑張っていることを次男は知っている



私に たとえ その夢が叶えられなくても



二男が 私のその夢を 代わりに叶えようとしてくれているのかもしれない