日曜日だというのに
今日は朝から晩までコンサートリハーサル
仕事の時は 家のことがとても心配だけど
一歩 家を出たら 極力 家のことは考えないことにしている
車のエンジンをかける時が
仕事人の顔に変身する瞬間かな
だけど・・
やっぱり ずっと 気にかかる母のこと
今日は
受験生の次男が母のところで勉強をすると自分から言い出した
らっき~~っ
たかが6年生 されど6年生
母を見ていてくれる人がいるだけで 気分は違う
「今日ね 次男がそこに行って勉強するって」
「ええっ」
母の反応は予想外
「私・・ 勉強、教えること出来ないよ」
「 そんなこと 頼んでないっては~」
まさか 認知症の母に勉強を教えることなんてこれっぽっちも期待していない
真面目な声での返答に大爆笑する私
でも 次男の反応は これまた予想外だった
「なぁんだ 勉強 教えてもらおうと思ったのに」
ちゃんと 母の言葉を受け止めて
そして 認めて
母が傷つかない言葉で受け答えている
負けた・・・・
「ありのままの姿を丸ごと受けとめ その心に寄り添う」
介護の基本 を 習ったばかりの私なのに
それを さらりと目の前で実践された
たかが12歳のわが子に・・・
母は 決して 笑いを取ろうとして発した言葉ではなかったこと
私は気がつかなかったのに 次男は それを即座に捉えた
脱帽・・
私 まだまだ だな
受験生の次男
勉強は 苦手だけど
時々 こんな風に さりげなくお手本を見せつけてくれる
介護士になりたい
私が その日を目指して頑張っていることを次男は知っている
私に たとえ その夢が叶えられなくても
二男が 私のその夢を 代わりに叶えようとしてくれているのかもしれない