いつもの食堂へ朝ごはんを食べに行きました…
普段、お魚を食べない俺
せっかく市場に朝ごはんを食べに行っているのだから
お魚を食べないと!!
ってんで、今日は鯵の開き定食(500円)です
毎回言うけどコレで500円はあり得ない値段だと思いませんか
鯵の開き業者さんが規格外のだから捨てるわ…って言って捨てたのを速攻で拾ってきて
ちょっと規格が違うからって捨てるのおかしいじゃないって言って
それを焼いて定食で出したとしても500円は安いと思うの(誰も得しないたとえ話すんな
…
とにかく俺はお魚を滅多に食べないので上手に食べられない
それから箸の持ち方も上手じゃないのでますますキレイに食べられない
そんなこんなでお魚を食べるのを敬遠しちゃってんだよね
食べたら美味しいんだけどね、焼き魚ってさ(煮魚は苦手
まぁ、それはいいとして。
この食堂に到着した時に駐車場に車が少なかったんです
こりゃラッキー!!いつもの俺の席で飯が食えるぞ!!
って思ってたんです。
俺のお気に入りの席があるんですよ。俺はそこが空いてたら必ず座るんです。
…
…
おばさんだかおじさんだかよく分からない髪の長い小汚い格好の人が座ってる…そこ俺の席なんよ…
しかも食べ終わってるのにスマホしてる…ここはまったりするような店じゃないんだわ…
こんなに人が少ない日なのにそこに座るかね…
そこに座るかね!!(落ち着け
まぁ、俺のお気に入りの席だもん
誰かも気に入ってる可能性は大いにあるわな。
別の席に座ればいいだけの話だわな。
広い心で許してやるんだわ。
北海道の大地を思わせるような広い心で許してやるんだわ。
…
…
ん??
こちらの食堂は券売機で食券を買ってから厨房に注文するタイプなんだけど
券売機の前にモジャモジャ頭の婆さんが立っていて
券売機のボタンにキスするんじゃないかと思うぐらい顔を近づけて文字を読んでる
しかもずっとそれをやめない
いやいやいやいやいや待て待て待て待て待て
どんだけ悩んで、どんだけ見えねぇんだよ
いや、ちょっとコレさ、お連れの方いらっしゃらないの?
見れば厨房の女の子に色々と質問してる爺さんがいる
お前か…ちょっとコレ、どうにかして
パッと食券を買って、パッと食って、サッと帰りたいんよ
今日は俺のお気に入りの席も座られちゃってるし、気持ち的にサッと食って帰りたいんだわ
今日はそういう気分になっちゃってんだわ!!
その婆さんの後ろで俺がつっ立ってるのに気づいた爺さん
『母さん母さん、一旦こっちに来て。後ろに人がいるから。』
どうやら奥さんらしいね。
モジャモジャ婆さんを軽く引っ張った爺さんだったが
婆さんはまだ券売機の文字を見たいようで
爺さんが手を離すとスーッと券売機の前に来て
またボタンとキスしようとしてる距離で文字を見てる
しかも俺が一番押したいボタンにも熱烈キッスしそうになってる
待て待て待て待て待て、やいババアおい
お前がキッスしたって券売機は王子様にならんぞ。そんでクソ近いってば。
保護者の爺さんはというと、また厨房の女の子に質問してる。
しかも面倒くせぇ質問に聞こえる。
爺さんの方に目をやってるうちにまた婆さんが左から右へとボタンを舐めるように見ながら移動して来る
あのさ。
いやいやいやいやいやちょっとおい、ババア
百歩譲ってボケかけだとしてもダメだろ
つか、連れて来るなとまでは言わないけれど
爺さんも目を離すなよ…頼むよ
あのさ、パン屋さんに小さいガキを連れてきてさ
『パンに触らないでね~』ってお母さんが言うけど全く見てないパティーンあるじゃない
もうさ、アレに近いわけよ
ああいう時はガキでもババアでもぶん殴っていい事にしない??(自分の席に座れないだけで荒ぶるんじゃない
…その後、ジジイがようやく俺のイライラした顔に気付いたのか婆さんの事を引っ張って
『どうぞどうぞ』って言って譲ってくれたんだけど
それまでが待たせすぎ!!もう俺の後ろに2人並んでんの。
…でさ。まぁ、いいとするよ。許すよ。俺もそこまで鬼じゃねぇわ。
2か月後に『鬼は外』されて豆投げられたんじゃ寒くて死ぬからさ。
許すよ。
で、俺は自分で買う食券が決まってたからさ
お金を入れてボタンを押して20秒ぐらいで済ませたわけ。
問題はさ、俺が買ったらまた婆さんがスッとスライドしてきてボタンにキスしそうになってんの
もうさ、何回もキスしそうになってるからさ
そろそろディープキスするんじゃないかと思ったわ
…つかさ
俺の後ろにも2人並んでんだからババア押さえとけよって話なんだわ!!(落ち着け
…
結局、俺が席に座って待ってる間も
婆さんは券売機とキスしてた(遠くから見るとそういう風にしか見えない
もうあのまま行くと券売機も本気になっちゃって
2人の間に可愛いベイビーが…(券売機のベイビーって何だよ
…
その後、驚くことに息子らしいのが合流
しかもアレだな…引きこもり系の息子だなアレは。
爺さんと婆さんと、どニートみたいのが三人で飯を食っていた
婆さんは変なとこに飯粒が入ったのか死にそうな咳をしてたが
爺さんも息子も鬼無視…どんな一家だよ
笑わせんなよ!!
お前らを観察してたから
鯵の味も分からんかったわボケ!!(オッサンギャグとか要らねぇんだわ
…
俺が鯵の開き定食を食べ終えて席を立つ頃
まだ俺の席に座ってたオバサンだかオジサンだか分からない人は座っていた
お前、ホント、もうアレだからな(アレとは何