昨日のブログに妹が遊びに来ていたことを書いた
…
その初日の出来事です
夕方に合流をして
妹が行きたいと言っていた居酒屋さんに行ったのです
それがこの話
美味しいホヤを食べて
妹は日本酒を飲んで(俺もちょっとだけ飲んだ
俺はほろ酔い加減
妹はというと、ベロンベロン状態でした
駅の近くのビジネスホテルを予約してたので
ホテルの入り口まで送って行くことにしました
…
妹がまだ中学生だった頃
2人でどこかに向かって歩いてた時に
暗いガード下だか、暗い公園みたいなところを一緒に歩いたことがあった
なんかちょっと怖い感じがしたのか
手を繋いで歩いた事があった
それ以来だったかもしれない
2人で手を繋いで歩いた
千鳥足で超ご機嫌の妹
『手を繋いで歩くの何十年ぶりかなぁ』
って言うと妹も覚えていたらしく
『そうだねぇ~』
げらげら笑いながらホテルまで行った
入り口に着いて
『部屋の前まで一緒に行く?ここまでで大丈夫??』
あまりにも千鳥足が凄いのでそう聞くと
ニコニコと笑いながら
『大丈夫だよ~心配ないよ~』
って言いながら俺の頭をワシャワシャと撫でて
最後におでこをペチンと叩いて笑いながら
『じゃあね~おやすみ~』
エレベーターの方へ消えていった
俺はその後一人で友達の店へ飲みに行った
翌日の朝のLINE
『昨日あのあとコケて足パンパン(笑』
捻って転んだらしい
足首の捻挫なんだと思って俺は集合時間に湿布とハサミを持って行った
合流した妹はニコニコしながら
『なんか分かんないけど捻って壁かどっかにぶつけたみたいでさ』
と、足を見せてくれた
右足の甲の小指側が紫色になって色が悪くなってる
『え~大丈夫??』
『痛いけど大丈夫と思う』
湿布を貼ってその日は小岩井農場、気仙沼、中尊寺とドライブをして
カラオケボックスで飲んで
昨夜、俺が一人で行った飲み屋さんに行く事にした
カラオケでもその店でも歌ってゲラゲラ笑って過ごした
その翌日
ホテルの前で合流した妹の足は完全に腫れていた
湿布を貼ってあげた
『腫れてるけど昨日よりかは痛くない気がする』
その日は競馬場に行く事になってたので向かう
…
競馬場に行ったことがある人は分かるかもしれないが
結構、歩くんです。競馬場って。
歩かないで済む楽しみ方もあるんだろうけども。
ゴール前のいい席に陣取って
ベンチに飲み物やらちょっとした荷物を置いて
そのまま出走前の馬を見られるパドックへ歩いていく
陣取ったところは少し眺めがいいように高い場所にしてたので
パドックまでは階段を下りる感じだ
そこからパドックまで歩く
パドック近くの階段を数段上って見下ろす
よし、馬が決まった!
となるとまた階段を下りて今度は馬券販売機まで歩く
馬券を買って、自分たちの席まで階段を上って行く
この繰り返しを、実に8レース分やったのだ
…
妹も楽しそうだし
もうずっとゲラゲラ笑ってたから足の事なんか忘れて楽しんだ
東京へ帰った妹から昨日、LINEが届いた
『足、骨折してたwww』
え~~~~~~~~~~っ!!!!!
レントゲンの写真も何枚か送られてきた
矢印の先を見ると確かに折れているのが分かった
いやいやいやいやいや
アナタこの状態で飲み歩いて競馬場でも飲んで歩いて
大丈夫だったんか…
そして、しばらくすると今度はギプスをされた足の画像を送ってきた
『ギプスある方が歩きにくいなー』
って呑気な事を言っている。
その言い方の感じも
妹らしいと俺は思うのだった
…
あの鬼千鳥足の夜
部屋に戻ってからコンビニに行ったらしく
朝、目が覚めたら部屋のゴミ箱にクリームどら焼きの袋が入ってた
と。
千鳥足でコンビニに行ったらしいその時にどうやら転んだっぽいと。
そして、手を繋いで歩いた事も
ホテルの入り口で俺のおでこをパチンとやった事も
まるで覚えていないという。
妹が話すことが
『~らしいんだよね』とか『~っぽいんだよな』とか言う言葉が付くんで
マジで記憶がないようだ。
どうか早く治って普通の生活が出来るようにと
兄は遠い岩手の空の下から思っているのである。