もっと!なんかすいてた

岩手発グダグダ日記

秋田に行ってきました…その3

2013年08月13日 21時21分07秒 | 日記
その1、その2を読んでからこちらを読み始めるといいかと…

しかし、単なる記録というか

そのままの日記ですから興味の無い方は…ごめんなさい

 
 
 

 
朝食の時間、7時半にまた下の広間へ行きました

もう他のお客さんたちはご飯を食べ始めていました

『おはようございまーす』

『おはようございます』
 
袖すりあうも多生の縁って言うじゃないですか

朝の挨拶ぐらい大人ですもんね

チンコに毛が生えているのもその証拠です



ごはん



山菜の入った味噌汁



おかずたち
 
 
 

 
本当はおかずも一品ずつ撮影してるのですが

こういうまとめてドン的な事があってもいいじゃないかと言う俺の判断です



俺の大好きな焼き魚であるシャケ

の、隣にポツンと乗っているのがバッケ味噌です

バッケとは方言で『ふきのとう』の事です

春の香りいっぱいのバッケ味噌をこの時期に食べられると思っていなかった

これが俺、大好物なんですよ

これと白い飯があれば

他にシャケと山菜の煮物とめかぶと卵焼きとトマトと漬物とヨーグルト

それから熱々の山菜の味噌汁があれば何も要らないってぐらい

バッケ味噌が好きなんです

…さりげなく朝食メニューを書くテクです

真似して盗めよ(誰に言ってるのだ

 

 
 
この日の朝、
 
やっと宿のお父さんと会いました

ウチラのテーブルの近くに来て座って少々お話

バッケ味噌が大好きだと話をすると

作り方を説明してくれましたよ

でも、お父さんは毎年の事を普通に当たり前にやってるから

レシピなんて無いのです

『バッケの花芽を捨ててよぉ。周りの葉を刻んで水にさらしてよぉ。重層で煮て絞ってよぉ。』



いやいやいや…そんな簡単に言われても忘れるってば

『あと油で味噌と炒めて冷凍庫によぉ…』

味付けのトコ詳しく言って

『味噌は凍らないから!』

そこじゃなくて!!
 
毎年の経験としてやっているお父さんには簡単かも知れないけれど

やはり素人が聞いてスグやれるものではないみたい

お父さんは釣りが好きだとか

車を改造して泊まれるようにして鯉釣りをしてるんだとか

色々と教えてくれた

浅黒い肌でニコニコ笑って話してくれるお父さん

とても優しい人でした
 


一階の広間には山百合が飾られていて

濃厚な匂いを放っていました



この匂いを嫌がる人もいると聞いた事があるけれど

俺は好きです
 
柔らかい窓辺の光の中に少女漫画の背景のごとく咲いてました
 
 

 

 

 
朝ごはんの後…ちょっとだけ外をお散歩

トトロや猫バスが出て来そうな森の道を歩いてみようと思いました

『お散歩行ってきてもいいですか?』とお母さんに聞くと

『ブヨや蚊がすごいから、フロントに置いてるスプレーたっぷりしてってね』

『はーい』

肌の露出している部分にスプレーをして近くを歩くことに…

実を言うと、昨日宿に向かう道路が土砂崩れをしていて

そこをちょっと撮影したかったんです

この土砂を宿のお父さんが片づけたって聞いて





大雨って怖いですね

ここがもっと大きく崩れていたら我々は泊まれなかったわけです

宿を過ぎてさらに奥に行ってみた

ずっと森の中に続いている

熊が出そうだとふと思ったら怖くなって

宿に帰ろうよ…って事に。

宿が見えてきた頃

『あ!!にゃびちゃんの足に虫が!!』

カミさんが払ってくれた



宿に到着!





さっき虫が!!って言われた所が2か所腫れている…痒い

なぜスプレーしてるのに俺だけが刺されるか…
 
またお風呂に入って

そしてウトウト

早起きしたから眠かったみたい

そうそう、お昼は田沢湖高原温泉郷の中にある食堂で

ちょっと有名なジンギスカン定食を食べる予定なのです

 
 
 

 
 

 
11時半に到着



みどり荘という宿の1階でやっている食堂

ジンギスカン食堂(ストレートな名前ですが、本当の名前のようです

とにかくタレがメチャメチャ美味しいと評判なのです



何かすりおろしたものが、たっぷり入っています



こちらは二人前量

カミさんは運転しないのでビールを飲んで

俺は乾杯用にノンアルビールを頼んで乾杯!

お店のお兄さんがとっても人懐こくて

性格も良さそうなんです

『お客さんたちどこに泊まってるの?ああ、そうですか~。』

『この山のすぐ下で崖崩れあって。まだ一人出てこないんだって。雨は多いとこだけど、あんなに降るんだもんなぁ』



何となく、すぐ下でそういう惨事があったのに

こうして呑気に飯を食って酒を飲んでいていんだろうか…

ちょっと申し訳ない気分だけど肉美味い



ご飯のおかわり無料と言う情報も得ていたので

おかわりする

カミさんは一人でビールを一本飲むからスグに満腹になっていた

『お肉、あとは食べて~』

『はーい』







あまりお肉を食べたいと言わないカミさんが珍しく

『またあのお店でジンギスカン食べようね』と言った

俺もそう思う

本当にタレが絶品だったのだ

 
 
 

 
宿に戻っても読書するばかり

俺は昼に飲まなかったのでビールを飲みながら読書

カミさんはまた寝てしまった…

この旅行中、カミさんは何度寝るんだろうって思うぐらい寝ている

疲れてたんだなぁ

って思ったけれど

否!!昼に一人で飲んだからだ!!と思い出した

俺もカミさんほど眠れるのならいいけど

あんなに眠れない…

だからバカみたいに温泉に入った

昨日到着してからこの日の夕飯までに7回入っていた

夕飯の時、お母さんに話すと

『お~~~すごい!』と言われた



何だか自然の成り行きで時間軸がもう夕飯になってしまった

今夜のお客さんは昨日も一人で泊まっていた若いお兄さんと

新規で来られたオジサン二人組だった

そして我らが二人

合計5人のお客さんしかいない夕飯でした

今夜は我らが楽しみにしていたアレが!!

そしてちょっと奮発してアレも!!!
 
 
 

 
つづく







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秋田に行ってきました…その2

2013年08月13日 18時44分29秒 | 日記
その1を読んでからこちらを読み始めるといいかと…

しかし、単なる記録というか

そのままの日記ですから興味の無い方は…ごめんなさい
 
 
 
 

風呂上りにビールを飲んで読書をして昼寝…

ちょっとした短い旅だと思っていたのだけれど

休みに入る前の仕事の疲れもあってか寝ましたねぇ
 


俺は5時半ごろに目覚めて携帯の電波が入るのかどうかチャレンジ

お?

おおん?

圏外になってる…

そうなんだ

携帯使えないんだ…

あ!アンテナ立った!

クララも立った!

でもまた圏外になる…かなり不安定だ



ウチラの温泉旅行はテレビを見ないのが暗黙の了解

読書する

ゲームする

ビール飲む

昼寝する

とことんグダグダするのが我が家流

テレビはそれとは違う感じがする

だから決めたわけじゃないけれどテレビは何となく見ないのだ

タバコを吸いに廊下に出る

廊下の一番窓側が二階の喫煙所になっている

部屋で吸えないっていうこの宿、いいですね

 
 


6時半に夕食をお願いしていた

6時10分にカミさんを起こす

6時半に起こしてスグに飯って可哀想過ぎるもんね



時間になったので下に降りました

食事は一階の広間です



我らの他に来ているお客さんは一人で来ているお客さんが二人だけ

って事は今夜のお客さんは4人しかいない…

キャンセルされてきっとこの人数になっちゃったんだね

 
 
 
 
さて、夕食です

素朴な地元の物が並びます


 
 

 
 



これはタヌキの楊枝入れです

ちょっとしたフェイントですってば…
 
 

 

山菜の煮物

揚げなすのサラダ

いぶりがっこと、もち米で漬けたナス

アケビの炒め物

お寿司

イワナの塩焼き

茹でとうもろこし

もっかいタヌキの楊枝入れ(何で??

八幡平ポーク(って言ってたかな)の鍋

手作りポン酢

海老でだしをとった味噌汁

 
 
 

地ビールで乾杯

まずは…田沢湖ビールの『アルト』

田沢湖ビールの原点

麦芽の風味がきいた滑らかな口当たり
 
…と、メニューに書いていた



ちょっと苦みが強い気がしたけれど

地ビールにしては飲みやすいビールかな?

そして…料理、美味しい!!

素朴な味って言ったら失礼なのかな…

優しい味で、体に良さそうだなぁって思える感じ

アケビって甘いイメージがあったんだけれど

こういう料理にすると、ほろ苦さが少しあるのですね

どれを食べても美味しいんだコレが

大食漢の俺には初めちょっと少ない気がしたんだけど

いやいや…結構な量ですよ



続いて『ぶなの森』という地ビール



森林浴を感じさせるような優しい香りと味わい

…と、メニューに書いていた

結構俺って記憶力あるなぁ

なんかね、星の数で味を表してたな

 
 

 
 





ま、最初っから貼れよって感じなんですけどね

 



そして…デザート



 
 

コレ、お母さんにどういう物か聞けばよかった

でも俺が想像するに

秋田こまちを半殺しにして

三角の形にして

きな粉をまぶしたものです

これが超やさしい味で気に入ちゃった

 
 

 
ご飯も頂きました



つやつやで甘いご飯でした
 

 
 
 
『ごちそうさまでした~とっても美味しかったですよ』

『ありがとうございました。ゆっくり休んでくださいねぇ』


 
 
初日、宿の主であるお父さんには会えずじまいでした
 
厨房にずっといて仕事をしている様子でした

また風呂に入って

9時半には寝ました

部屋の窓を網戸にして

涼し過ぎるかな…?窓、閉めてもいいかも…って思えるぐらいの風を感じながら寝ました

近くを流れる沢の音、虫の声、森の音を聴きながら眠りに落ちて行きました





正直な話を包み隠さず書くと

俺には地ビールが合わなかったのか

疲れてるところに飲んだのがダメだったのか

単に食べ過ぎたのか

胸やけがして寝つけず

胃腸薬を飲んでから寝たのでした…

持ってきていて良かった

この胃腸薬が効いてきた頃に寝たようです

 
 

 

 
早く寝たせいか

目が覚めたのも早かった

5時には目が覚めちゃった

お風呂に入って携帯をいじって時間を潰しました

いつも遊びに行っている掲示板が時々繋がる

う~ん…おっぱいがいっぱい(独り言
 

 
 
 
『いっぱい寝た!』とカミさんが目覚めた

朝ごはんは七時半の予定です

俺、早起きしてるから

もうお腹が減っちゃっている…

朝ごはんが待ち遠しい
 
 

 

 
つづく
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秋田に行ってきました…その1

2013年08月13日 16時38分49秒 | 日記
2泊3日で秋田県は田沢湖高原温泉郷へ行ってきました

カミさんがネットで調べて『ココいいんじゃない?』と言った時は

正直、俺の心の中には何だかなぁ…という気持ちがありました

近くの山で採った山菜やイワナの料理って言われてもなぁ

山菜も嫌いじゃないけどさ

なんて言うの?もっとこう料理長が腕を振るって、どうのこうのみたいな

温泉旅館のそういうのをちょっと考えていたりして。
 

 
 
 
 
 
早めに出発…

当初予定していた46号線が通行止めのままだったので

横手から向かう事にしたんです

途中でカミさんが一度入ってみたかったというドライブインで昼食

珍しいミルクみそラーメンと言うのをいただきました



ミルクと味噌は合うと聞いていたけれど
 
本当に合いました

付け合せについた漬物がまた妙に美味しかった



思わずこの組み合わせだったら

『半ライス!』って頼みたくなっちゃう所をグッとこらえた

結構、ライスを注文しなくても満腹になるのですね…


 
 
 
 
 
 
 
 
カミさんの車で行ったのでナビがついておらず

iphoneをナビがわりにして向かいました

『ミギデス』

カミさんがナビの真似をしてくれるのはいいのだけれど

ちゃんと地図を見れないのか一か所早めに右折してしまって

何だかもう、しっちゃかめっちゃか曲がってばかりのコースに変更になり

『何だよ~ちゃんと教えてくれよ~』と言うと

『シバラク、ミチナリデス』と、とぼけやがって

そんなこんなでゲラゲラ笑いながら向かいました
 
 
 
 


 
俺の勝手な計算では2時ぐらいに到着するつもりだったのですが

3時ちょうどぐらいに宿に到着

山の中にひっそりと佇む

田沢湖高原温泉郷の手前にいくつかある山荘の一つです

60代半ば過ぎ…でしょうか

ご夫婦が2人で切盛りされている所でした

奥さんがお出迎えしてくれました

ちゃきちゃきっとした感じのお母さんです

…先日の大雨による土砂崩れのニュース

この宿からも結構近いのです

そして通行止め、新幹線のストップなどがあって

キャンセルに次ぐキャンセル

夏の観光シーズンで書き入れ時なのに…と言っていました

『我らは宿に行ける状態なら絶対に行こうと思ってきました!』

と言うと

『いやぁ本当にありがとうございます』

すごく話しやすいお母さんです



二階の部屋に通されました

八畳ほどの広さです

部屋には鍵が無いのですが、それは行く前からネットで調べて知っていたので驚かず

トイレは共同

冷蔵庫も無し

全然OKです

建物自体は古い感じがするけれどとても清潔にされていて

気持ちが良かったです

『いっぱい温泉に入るつもりで来ましたから!』と言うと

宿のお母さんは

『いっぱい入って行ってください。でも長湯はしない方がいいよ~。お湯は丁度いいはずです』
 
この宿の評価をした人たちのクチコミを読むと

お湯が熱いって書き込みがポツポツあった

その為の水道もあるようです
 
 
 

 
 

階段を下りてスグが男湯です

肩にタオルを引っ掛けて行きましたよ

裸になって

ごめんよ!って引き戸を開けると



おお~

いいですねぇ

山の奥にある温泉って感じ

こういうひなびた感じいいですよ

旅館によっては、

露天だ

内風呂だ

寝湯だ

打たせ湯だ
 
蒸し風呂だ

薬湯だ

バスクリンだ…

って何種類もお湯を用意している所があるけれど

これでいいの!

乳頭温泉からお湯を引いていると言うお湯は

まさに乳頭温泉と同じ白く濁ったお湯

硫黄の匂いがします

『奥しゃん!乳頭の色は…?』と言いながら入ってみます

う~んマンダムコーポレーション

お湯加減バッチリじゃないの!お母さん!!

長時間の運転をしてきた体に沁みます 
 
湯花の量がスゴイ

白く濁っている温泉の中に

湯の花がたくさん沈んでいます



ブログの為に何枚も写真撮ったんですから…裸で。

お湯をかき混ぜて…パチリ






さらにお湯が出てくる所にも湯の花が溜まっていて



これもかき混ぜて浴槽にドボドボドボ…

大丈夫

ちゃんとお母さんに了解を得てやってますから

お湯を真っ白にしてゆっくりと入りました

窓の外は高原の風に揺れる森の木々

本当に最高の気分でした
 




長湯しちゃうよね…(ち~ん

部屋に戻ってもしばらく汗が引きませんでした

それでも開け放った窓から入ってくる風の涼しい事

エアコンの風とは全く違う風です

ドライ運転かな?(そういう事を言うな

山の中、森の木々の隙間を抜けてくる風の心地よさ

最高!!!

その後カミさんも入浴して

持って来たビールで乾杯!

そして予定通り読書…そのうちにzzz

至福の時とはこの事ですが

まだまだ、夕飯が待っているじゃない
 
 
 
 
 

つづく

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二泊三日で行ってくる

2013年08月11日 06時18分32秒 | 日記
待ちに待った8月11日が来ました

嫌な事があっても『8月11日…8月11日…』と呪文を唱えて

なんとかやり過ごしてきたのです

お世話になる宿のHPを見たりして頑張ってきたのです

そうです今日からカミさんとプチ旅行であります

ぶっちゃけて言うとグダグダの貧乏旅行です

どうしてプチ旅行と言うのか…その理由は

割と近い所

秋田県なのであります

更に我らの場合、観光を全くしません

宿にこもってビールを飲んで

読書をしたりゲームをしたり昼寝をしたり温泉に何度も入ったり

どこそこの景色を見に行きましょうよとか

名物のアレを食べに行きましょうとか

そういうのはナッシングです

ナッシング~です(エド・はるみの自叙伝より抜粋

そういうの旅行っていうの?って言われそうですが…

ムムッ!!(川平慈英の自叙伝より抜粋






先日の秋田・岩手の大雨で

宿に向かう道路がことごとく通行止め

地図を調べてみたら行けなくも無さそうだが…

一昨日の夜、カミさんが一応宿に電話をしてみる

何時間もかけて宿に行ったのに災害の為にお休みしてます

停電と断線で電話も出来ませんでした…なんて事になったら

ちょっと泣くに泣けない

『すみません…11日から2泊で予約している堀北真希と言います…』

もちろん仮名であり似ても似つかない逆ベクトルだけれど、いいじゃんヨイショしても。

『ニュースで見ましたけど、大丈夫ですか?』

宿のおかみさんと話している

その電話のやりとり、ドキドキするんだよね

ずっと楽しみにしてきたからダメだったらどうしよう

いや、それより何より宿のご夫婦が被災してないといいな…

『はい、そうですか…また様子を見て明日の夜にお電話します』

 
 


 
電話の内容は

宿のあたりは大丈夫である

ただ、宿に向かうまでの道が通行止めになっている

こういう災害の事なので、もしもキャンセルされる場合は

キャンセル料は頂きませんので、前日の夜にまた電話してください

との事

何と親切なおかみさんだろう

もしも、この状況なのにキャンセル料は100%発生しますなんて言うようだったら

『やられたら、倍返しだ!!』って2倍のキャンセル料を支払うつもりだったが

それはどうやら無いようだ
 
 

 
 

 
 
昨日の夜

カミさんは飲み会で出かける直前に

『宿に電話しててちょうだい』と頼んで出かけて行った

こういう状況だからこそキャンセルしたら申し訳ないという気持ちと

もう俺が行く気満々なので中止にしてゴネられても困ると言う部分から

行く事を決断したのだ

カミさんが出かけてから俺が今度は電話

『お忙しい時間にすみません。明日から2泊で予約してます堀北真希ですけど~』

『あ~どうも、岩手からの方ですよね』

『はい、白いワンピースが世界で一番似合う堀北真希です~』

『んなこたぁないでしょ』

『いや、そう思いません?白いワンピースは彼女の為に存在してるんですよ?』

『いやいやいや…それ言い過ぎだから』

『アンタ!失敬だな!客がそう言ってるんだから認めたらどうだよ!』

『志田未来!志田未来でしょ~清純なイメージはそうでしょ~』

『待て待て待て…それ数年前だったらじゃね?今じゃなくね?』

『フン!ばーか!デブ!』

ガチャン!…ツーツーツー

『もしもし?もしもし?』

…なんで俺が太ってるって分かったんだろ

あ、相撲取りみたいな声してるもんな

じゃ、しょうがねぇか…
 
 
 
 

 
 
 
どこからか変な流れになってしまいましたが

予定通りに向かいますのでよろしくお願いしますという旨を伝えた

電話の応対をしてくれたおかみさんは優しい口調の人であり

俺の相撲取りみたいな聞き取りにくい声も理解してくれた

 
 

 

そして今日からプチ旅行だというのに

カミさんは深夜2時半に帰宅

4時半までリビングで寝ていて寝室にベッドに倒れこんだ

その倒れこんだ事で俺の目が覚めた

夢精しそうなほどの淫夢を見ていたのに…(気持ち悪いことを言うな43歳



ま、出発は10時ぐらいの予定だからいいか

 

 

 
そういうワケで本日より行ってきます

写真を撮ってブログにアップします



本来のブログってそういうのだよね

ねつ造した電話の会話とか書くのじゃないもんね



こりゃまた失敬






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愛してるぜ!

2013年08月10日 18時10分41秒 | 日記
すっかり忘れていたのだが

今日は中学校時代の同窓会的な集まりがあった日だった

歳祝いの時に幹事をしたメンバーが声掛けをして

飲もうじゃないか!というのである
 
 

 

しかし俺は気分がずっとすぐれず(秘密の日記にも書いてますが

幹事会メンバーからも外してもらっていた

当然、プチ同窓会のハガキも届いたのだけれど

出席するしないの返事も出す元気もなく放置していた
 
 

 


今日はカミさんが飲み会で出かける日で

俺はごんちゃんと二人で留守番

午前中のうちに夜の食材を買ってきて

もう外には出ないつもりで家にいた

掲示板で遊んだり

いつものようにからかわれたり

ちょっと多めにからかわれたり

からかわれまくったり…(からかわれる事しかないのかっ!!

そして気持ちが疲れていたのもあって

ずっとエアコンをつけたリビングで昼寝をしてました

 

 



夕方

カミさんが飲み会に行く支度を始めた頃

俺に電話が掛かってきた

俺の着メロは『あまちゃん』のオープニング曲だ(余計な情報いらないから
 


表示を見ると…!!!!

中学校時代に学校で一番のワルだった男Tからだった

さんざんワルをやってきた奴だったが

俺、中学時代から彼の性格の良さは知っていた

何を会話したわけじゃなかったけれど

知っていた

卒業してからも警察に厄介になったりした噂も聞いたが

2年前の震災の時

彼が先頭に立って物資集めを始めて

その和が大きくなって大きくなって

総勢、数百人の人間が動く大プロジェクトになった

…という話は消したブログに書いた

そのスタッフになれた事

震災直後の被災地に少しだけれど物資を届けられたことは

すごくいい思い出になっている
 
そんなTから久しぶりの電話だった

『お~愛してるぜ!!』

『あはは…何だよ急に、どしたの?』

『いやいや~ぱぱ、今日の飲み会に行くの?』

『いや…ごめん、行かないんだ俺』

『なんだ?病んでるのか?あはは~何だよお前~』

この人懐こい話し方…そしてゲラゲラ笑いながら話す感じ

何だか心の中に置いていた重い荷物がすぅっと動いた気がする

『なんだ~行かないのかよ~んじゃ俺も行かない』

『え~行っておいでよ』

『だってぱぱが来ないと面白くねぇもん』

『そう言わないでさ~みんな待ってるよ?』

彼は滅多に飲み会に来ない

きっと…これは俺が想像するに

さんざんみんなに迷惑をかけたという気持ちがまだ残っていて

そう簡単には行けないんだ

どこかで誰かが彼が行く事で嫌な気持ちを思い出すんじゃないか…って

どっかで思ってるからなんだ

『遠慮しないで行きなよ~』

『いや、いい。ぱぱが行かないんだったらマジで面白くねぇし』

 
 

 
 
それから

俺の心の中の荷物をほどくように話して

『いいか?よ~く考えてみろ?一回だけのお前だけの人生だぞ?楽しくやらなきゃ損だべ!』

泣けるからやめてくれぃ

『いいって!仕事なんてどうだって、何だってやれるから!死なないから!』

鼻の奥がじ~んとしてくるからやめてくれと言ってるじゃないか

『転職したら一年生から?それが普通だぞ?でも3日もすればこんなもんかって思えるから』

『うん、そうだな』

『こんなもんだって思えたら勝ちだから』

彼は時々笑いながら

ちょっとガサツに俺の荷物を軽くしていく

『いつでもいいから電話して来いよ?いいか?』

『はいはい…』

『いいか?わかったか?』
 
『どうもね。お前の声きいてたら気持ちが楽になってきたよ』

『そりゃよかった~ガハハハ』

『ありがと』

『はいよ!!愛してるぞ~!ぱぱ!!』

 


 
彼とこんな風に話ができるようになったのは

皮肉なことにあの震災があったからだ

中学時代は怖い存在だったし

話もしなかった

ただ、優しい心の持ち主だということは漠然と知っていた


 
これ以上ないというタイミングで

俺のトコに電話して来て

心の中のガラクタを半分ぐらい持って行った

遠慮しないで全部持ってけばいいのに






最後、電話を切る時に

俺は『またね』って言って電話を切った

本当はそんなんじゃなく

こんなに気持ちを軽くしてもらえたんだから

俺も言うべきだったんだよね





『愛してるぜ!!』



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