写真をレタッチするとき、見栄えを良くするため通常はコントラストを強くしますね。
私も以前はトーンカーブを使って、やみくもにコントラストを強くしていました(笑)
しかし、場合によってはコントラストを弱める方がきれいに仕上がるので一例を紹介しましょう。
デジタルCAPA4月号で入賞した画像を使って説明します。
これは昨年の12月に、メタセコイアの紅葉を超広角レンズで木の根元から空を仰いで撮影したものです。
まずは、Digital Photo Professional 2.0(DPP)のデフォルト設定で現像した画像を見て下さい。
晩秋の青空をバックに燃えるような紅葉を表現しようと思いました。
でも、空と木々の明るさの差が大きいため、空は色彩に乏しくメタセコイアの葉は暗く写っています。
紅葉の色を生かすために撮影時の露出をプラス補正すると空の色は飛び、逆にマイナス補正すると肝心の紅葉がアンダーになってしまいます。
この写真をイメージに近くなるように現像しましょう。
今回現像ソフトはDPPを使います。
下の画像はDPPのRAW現像ツールボックスです。
ツールボックスの番号は操作法の順番と一致しているので参照してください。
1.露出をプラス補正します。スライダーを右に動かして+0.5に設定します。
2.メタセコイアの鮮やかな色を出すためピクチャースタイルをポートレートに設定。
リストボックスをクリックして「ポートレート」を選択します。
3.ここが今回のポイントです。
コントラストを強めると空の色が飛んでしまうのでコントラストを弱めます。
ヒストグラム下の「階調調整」のスライダーを一番左まで動かします。
コントラストが弱まって全体としては眠い画像になりますが、空の青色や木の幹の色彩が現れます。
4.彩度を高くします。「色の濃さ」スライダーを一番右(4)まで動かします。
これで、色調の調整は出来上がり!
後はシャープネスを強めて、フォトショップで空の電線を消したら完成です。
今回のように明るさの差が大きい写真(例えば逆光条件)において、明暗両方の色彩を生かしたいときはコントラストを弱めた後、彩度を上げる方法が効果的です。
なお、コントラスト機能の代わりにトーンカーブを使うと、より微妙な調節が可能です。
DPPにはRGB画像調整ツールボックスにトーンカーブ調整機能があります。
トーンカーブの場合は、シャドー側(A)を持ち上げて木々や葉を明るくして、ハイライト側(B)を下げて空の色が飛ばないように調節します。
今回のテクニックを覚えておけば生かせる機会は必ずあると思いますよ。
私も以前はトーンカーブを使って、やみくもにコントラストを強くしていました(笑)
しかし、場合によってはコントラストを弱める方がきれいに仕上がるので一例を紹介しましょう。
デジタルCAPA4月号で入賞した画像を使って説明します。
これは昨年の12月に、メタセコイアの紅葉を超広角レンズで木の根元から空を仰いで撮影したものです。
まずは、Digital Photo Professional 2.0(DPP)のデフォルト設定で現像した画像を見て下さい。
晩秋の青空をバックに燃えるような紅葉を表現しようと思いました。
でも、空と木々の明るさの差が大きいため、空は色彩に乏しくメタセコイアの葉は暗く写っています。
紅葉の色を生かすために撮影時の露出をプラス補正すると空の色は飛び、逆にマイナス補正すると肝心の紅葉がアンダーになってしまいます。
この写真をイメージに近くなるように現像しましょう。
今回現像ソフトはDPPを使います。
下の画像はDPPのRAW現像ツールボックスです。
ツールボックスの番号は操作法の順番と一致しているので参照してください。
1.露出をプラス補正します。スライダーを右に動かして+0.5に設定します。
2.メタセコイアの鮮やかな色を出すためピクチャースタイルをポートレートに設定。
リストボックスをクリックして「ポートレート」を選択します。
3.ここが今回のポイントです。
コントラストを強めると空の色が飛んでしまうのでコントラストを弱めます。
ヒストグラム下の「階調調整」のスライダーを一番左まで動かします。
コントラストが弱まって全体としては眠い画像になりますが、空の青色や木の幹の色彩が現れます。
4.彩度を高くします。「色の濃さ」スライダーを一番右(4)まで動かします。
これで、色調の調整は出来上がり!
後はシャープネスを強めて、フォトショップで空の電線を消したら完成です。
今回のように明るさの差が大きい写真(例えば逆光条件)において、明暗両方の色彩を生かしたいときはコントラストを弱めた後、彩度を上げる方法が効果的です。
なお、コントラスト機能の代わりにトーンカーブを使うと、より微妙な調節が可能です。
DPPにはRGB画像調整ツールボックスにトーンカーブ調整機能があります。
トーンカーブの場合は、シャドー側(A)を持ち上げて木々や葉を明るくして、ハイライト側(B)を下げて空の色が飛ばないように調節します。
今回のテクニックを覚えておけば生かせる機会は必ずあると思いますよ。
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