Take It Easy ~パパールの雑記帳 別館~

身近な自然を感性で切り撮ります

メルヘンチックなバラたち:撮影&RAW現像ワークフロー

2016年05月26日 | 写真講座
5月22日の半田山植物園
バラはピークを過ぎていましたが、まだ充分楽しめる状態

バラのアーチを撮影
(E-M5mk2+M.ZD 40-150mm F2.8 PRO)


完全に順光のため平面的で、しかも傷んだ花が目立つので絵になりませんね
でも、逆方向から見ると、花が少なく背景も悪い^^;

しばらくの間、上の写真の撮影位置からアングルを探していると、日陰になった花を主役にすると柔らかく撮れることを発見
右上の位置から見下ろすようにして、白枠付近をズームしたのが下の写真


この日は天気が良く輝度差が大きいので、背景の色が飛ばないようにマイナス補正をして撮影
当然主役の花は暗くなりますが、シャドウ部分を明るくするイメージを思い浮かべながら構図を決めました
背景の青色はブルーシートですが、ぼかせば面白いと考えて意識的にフレームイン

Photoshop LightroomでRAW現像
露光量は少しだけプラスにして、シャドウは最大、ダークも+50まで上げます


上部の陰の部分には段階フィルターを適用
露光量は+1.5まで上げる一方、黒レベルはマイナスにしてコントラストを上げます


最後の仕上げ
色温度を下げて赤味を抑え、黒レベルを下げて鮮やかさを増します


右端に金属の支柱が入っていたので少しトリミングして完成
撮影の時に思い浮かべたイメージに近く仕上がりました

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紫陽花が次々と開花:半田山... | トップ | 5月のキノコ2 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
分かりやすいワークフロー、感謝 (でん)
2016-05-26 23:52:21
こんばんは初めてコメントさせていただきます。
読者登録させていただいておりますでんと申します。

現在Lightroom4で現像しているデジカメ初心者の私にとって今回の内容はとても分かりやすくためになりました。
現像によってここまで変えることができるもんなんですね。今まで諦めていたシーンに希望が出てきました。ありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。
返信する
でんさん (パパール)
2016-05-27 10:36:56
参考になれば幸いです
私はRAW現像を前提に撮っています
撮影の時には、○○のソフトの××という機能を使って仕上げようと考えて、最終的なイメージを思い浮かべながら構図や明るさを決めています
返信する

コメントを投稿

写真講座」カテゴリの最新記事