Take It Easy ~パパールの雑記帳 別館~

身近な自然を感性で切り撮ります

冠雪大山の秋景色:「Lightroom Classic CC」で現像

2017年11月07日 | RAW現像・レタッチ
11月5日の朝は米子自動車道の蒜山高原サービスエリアに行ってきました
大山が冠雪して手前の山が紅葉して良い感じ
ただ、この日はあちこちで霧が出て、遠景の大山付近は、霞んでいますね
(α7Ⅱ+MC-11+EF70-200mm F4L)


上記の画像を新バージョンになったLightroom Classic CCで現像します。
現像の目的は
・遠景の大山をクッキリとさせる
・青空を鮮やかにする

まず最初の目的の遠景をクッキリさせるは、2年前にLightroomに装備された「かすみの除去」を使います
但し、画面全体に適用すると近景の山のコントラストが強くなりすぎるので、Lightroom Classicで採用された「範囲マスク」を使って遠景だけを選択しましょう

まず、段階フィルターを下から上にドラッグして近景から遠景の山をアバウトに選択
(赤い部分が選択された範囲)


段階フィルターツールボックス下部にある「範囲マスク」を「輝度」に設定
「輝度」にすると特定の明るさの部分だけをマスク出来ます
近景は暗く、遠景が明るいので、輝度の「範囲」で明るい部分だけ指定すれば良いですね


画面の赤い部分が遠景だけになるように、スライダーを動かすと、49/100の位置で遠景だけがマスクされました


かすみの除去を始め、露光量・コントラストのパラメータを調節して、遠景をクッキリさせます


クッキリ感が強すぎると不自然なので、こんな程度でしょうか


次の工程は、空の青さを鮮やかにする
2つ目の段階フィルターを適用します
今回は上から下に向けてドラッグ


範囲マスクを「カラー」に設定
スポイトで青色の強い部分をクリックすると、空の青色部分だけがマスクされます
色温度、露光量、彩度を調節して青色を鮮やかにします


完成
最初の写真と比べるとわかりますが、近景は明るさも色調も変わらず、遠景はクッキリと空は鮮やかになりました
ブラシで部分的な補正をする必要がなく、アバウトな選択でここまで現像できるのは凄いですね

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紅葉真っ盛り:真庭市木山寺 | トップ | 平成30年版 後楽園オリジ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

RAW現像・レタッチ」カテゴリの最新記事