国を挙げての『ステイホーム』の号令に合わせて、自分と家族のために本気の家籠りをして1年半。
…根っからのインドア派の私でも、いいかげん気分が腐ってきました。
(ワクチン接種という唯一ともいえる希望の梯子を、目前で外されたせいも大いにあるけど!!)
それでもこの家籠りは、私にとって今できる最大の防御なので、それを緩めるいう選択はなく。
この何とも言えぬ鬱々とした、重くふさがるばかりの気分を、自分でどうにかせねばなりません。
…ということで。(前置きが長い)
『日常』の中のちょっとした色どりを変えて、目での気分転換を試みるために、LDKの目立つ場所にある電気ケトルのカバーを新しくしてみました。
ミナペルホネンのハギレセットを使った、パッチワークもどきです。
反対面も手を抜かず、同じようにツギハギ。
これで両面使えて、またちょっと雰囲気も変えられるでしょ*
これは配置を考えている、作業中の画像。
背景となるタイルがカーキ色のグラデーションなので、それに合わせて緑系統の色でまとめようとがんばっているところです(笑)
小さな生地も最後まで使い切るミナペルホネン社の精神に則って、生地の模様に合わせて丁寧に手でカットされ、アソートでセットされたハギレゆえに、それを生かしてできるだけハサミを入れないようにしてつなぎました。
…が。
ニットだったり、布帛でも厚手のキャンバスだったりシフォンだったり、はたまた材質もコットンだったりリネンだったりポリエステルだったりの、ほんとうに様々な生地がアトランダムに詰まっているセットで。
その材質の違いをあえて無視して、色柄だけを見てパッチを組んだので、縫い合わせるのが手ごわくて大変でした…
天井部分はこんな感じ。
…あかん…右のシフォン生地が、めっちゃヨレてるやん (≡Д≡;)
カバーを脱がせるときにつまむ、小さなタブも左右につけました。
衛生面を考えて、ポリエステル混シーチングの裏地付き*
ちなみに、電気ケトルは、今は廃盤となったビタントニオ。
湯が沸くスピードは他社製に比べて劣りますが、本体がガラス製なのがとても気に入っていて、10年近く大切に使い続けています。
そして、このカバーの型紙はオリジナル。
主な用途は埃よけなので、ケトルにぴたりとフィットしつつ、使うときには片手で着脱ができるよう細かく工夫しています。
これひとつでキッチンの景色が変わり、新鮮な気分になりました。
こんなにも長い期間、自分の機嫌を自分で取り続けるのも楽ではないけれど、今はまだそうやって辛抱しながら生活するしかないようです。
一日も早く、穏やかで緩やかな日々が戻りますように。
※2021年9月 追記
お揃いのコーヒーメーカーカバーも作りました→★