先日、隣家の母が、鋳物鍋のストウブを新調しました。
30年以上ものあいだ、同じく鋳物ほうろう鍋のル・クルーゼの両手鍋、『シグニチャー・ココト・ロンド』の24センチを愛用していた母なのですが。
家族が減り、「もはや大きすぎるのよ!」との叫びを受けて、なぜか私がリサーチに駆り出され、母の要望を共にひとつずつ検討の結果、ストウブの『ピコ・ココット』の22センチに決まりました。
届いて(ええ、もちろん手配したのは私ですとも…!)すぐに愛用品となり、やれやれよかったと見ていたら。
ある日、熱々のお鍋を古いコルクの鍋敷きに置いたところ、鍋底にコルクがくっついてしまって。
瞬時に剥がしはしたものの、コルクの表面の一部が鍋の底にこびりついて、きれいにするのに手間がかかりました。
…ということで、これは専用の布製ポットマットがあったほうがいいなと思い、久しぶりにミシンの前に座って作りました。
ポットマットは、円形です。
鍋底よりもひとまわりだけ大きなサイズにしました。
鍋とほとんど変わらぬ幅なので、熱を受け止める鍋敷きとしてだけでなく、重量のある鍋による収納棚やキッチン天板の傷の防止にも、使えます。
ついでに、三角タイプの鍋つかみも。
ストウブは鍋蓋のつまみが金属で、使用中の開け閉めの際には鍋つかみが必須でもあるので、ちょいとかぶせて、ひょいとつまめる、この三角タイプにしました。
生地は、母が一目で気に入り、オーブントースターのカバーを自分で縫ったものの余りを一旦預かって、使いました。
内側は、厚手の難燃性キルト芯を二重にして、大まかにキルティング。
こちらは、裏面。
裏面ではありますが、ポットマットは両面使えるように縫ってあります。
母の生地が足りなかったので、マットも鍋つかみも、裏とパイピングは私の手持ちのはぎれから。
お鍋を乗せると、こんな感じ。
この写真を撮ったのは私の自宅ですが、母のキッチンは真っ白なので、このやさしいカラフルさがより映えて、かわいかったです*
完成したその日から、早速使ったようです。
「ポットマットの厚みがちょうどいい!」とご満悦。
三角の鍋つかみは初めて使った母ですが、「片手でちょっと使うときに、これはすごく便利だわ!」と、これまたご満悦。
よかったよかった。
ソーイングルームに籠って作ったかいがありました*