梅雨も終盤に入ると、雑木の庭に彩を添えていた花たちも終わりを迎え、残るは小花ばかりに。
そしてその雑木たちときたら、ひと雨降るごとに好き放題に枝葉を茂らせて、今やモッフモフの半ジャングル状態。
窓にあたる雨しぶき越しにそれを眺めながら、「どうすんだ、これ…」と遠い目になっている今日この頃です。
そんな庭の外れに、バラばかりを集めている場所があります。
すでに花の盛りの時季は終えていますが、二番花、三番花と毎日のようにいずれかの花が開いていて。
毎朝それを摘み取って、庭に出られぬ日々の慰めに、部屋のあちこちに行けて回るのが最近の楽しみです*
オードリーヘップバーン
今夏はほんとうによく咲き続けてくれています。
大きさもオンシーズンの頃とほぼ変わらず、甘やかで爽やかな香りもそのまま。
ピーチアバランチェ
こちらの花は、やや小ぶりに。
花後の剪定が浅かったのか、新しく伸びた茎も徒長気味で細く、あらぬ方向を向いて咲いてしまって…(苦笑)
けれど今年の暑すぎない梅雨のおかげで、花の色は柔らかく鮮やかなままです*
こちらもピーチアバランチェ
花は小さくとも…まだまだ咲きます!
…そうそう、これね、この白いバラ。
昨年の初夏に挿し木して、無事に鉢上げできたものなのですけれど。
ほんとうは白バラではないはずだったの!
ピンク寄りのオレンジ色で、花弁の周囲だけ強くフリルになっている『ブラッドオレンジ」という品種を挿し木したつもりだったのに。
どこでどう入れ替わったのか、咲いてみたら色も形も似ても似つかぬ花が…!
たぶんね…挿し穂の段階でのラベルづけを間違っていたのよね…(遠い目)
お花のレッスンでバラを使うたびに残り枝から挿し穂をつくるから、いろいろなバラが混在しやすくて。
気をつけていたつもりなのに、詰めが甘いからこういうことが起こるのよね…(遠い目)
すでに白いバラはあるから(それも2株も! そして今回のバラも十中八九おなじ品種!)、オレンジ色がほしくてこの1年間手塩にかけて育ててきたんだけど…
また無駄に増やしちゃった! (てへぺろ♪)
そして、これが今朝の収穫。
どこに飾ろうかなぁ*
こちらは、昨日までのバラで。
庭で茂りまくっているレモンバームとともに、玄関に活けました。
香りの草(ハーブ)と香りのバラ(オードリーヘップバーン)で、雨続きの玄関を爽やかに*
これはキッチン。
香りのない切り花品種を集めて、コンパクトに*
適当ガーデナーが好き勝手に育てているバラなので、花の巻きも揃ってはいないし、茎だってあっちこっち向いていて。
買い求めた花のように整ってはいないけれど、毎日咲いたばかりのものを摘み取れるのはなかなかの贅沢だな*と、ひとり嬉々としています。