parismaris's days*

入梅直前の庭もよう (庭だより*2024.梅雨)

遅れに遅れた梅雨が、とうとうやってきました。


…かと思ったら、連日の土砂降り。

そして、それに伴う、湿度の急激な上昇。

不快指数はいきなりMAXで、梅雨入り数日目にして、既にうんざりバテ気味です。


今日は、そんな雨の季節に入る直前の、庭だより。

庭仕事にかまけてできていなかった、日々の記録代わりの写真の整理がようやくできたので(これは雨のおかげ)、ちょっと写真が多いけれど、一気にいきます!



ハイドランジア(品種名不明)

フラワーアレンジメントのレッスンで使った残りの小枝を挿し木して育て始めて、早10年。

私の背丈を越えるほどに大きくなりました。




花後の剪定と水遣り、ほどほどの施肥、それ以外の世話はほとんどしていないのですけれど、とても健やかに、安定して生長しています。




これは、上のハイドランジアの、満開から2週間ほど経った姿。

ほのかに青みを帯びた、いい枯れ色になってきました。

この変化を愛で楽しめることこそが、アジサイを育てる醍醐味ですね*




(切り花にして存分に使っているので、このころにはだいぶ花数が減ってしまっていますが…苦笑)



ウズアジサイ(渦紫陽花)

日本に古くからある品種の、アジサイです。

このコとの付き合いも長くて、今年でちょうど20年。

ひとり暮らしを始めたばかりの私がひどい風邪をひいて寝込んでいたときに、たくさんの救援物資(笑)とともに、母と妹がこのアジサイの小さな鉢植えを持ってきてくれました。

「来るときに寄ったスーパーの花屋さんで見かけて、あなたが好きそうだなって思ったから!」と。

そこから住む地も家も変わりましたが、このウズアジサイだけは大切に持って移ってきて、今もこうして私の傍らにいます。




これは、その咲き始めの姿。

色が乗る前の花も、爽やかに素敵でしょう*



アジサイ(品種名不明)

これも、お花のレッスンの花材の残りを挿し木して育てたもの。

ゆえに品種名が分からないのですが…おそらくホンアジサイの一種かと。




庭の端っこに作った、あじさいロード。

いちばん手前は、アナベルです。



そのアナベルの、満開時。

アナベルは、咲き始めは黄緑、そしてこの白、終盤は再び黄緑と、色を変えます。

ドライフラワーにするのは、二度目の黄緑色になってから。
さて今年は、どんなクラフトを楽しみましょうか。



ガクアジサイ(品種名不明)

亡き父が、植木談議で盛り上がった職場のかたからいただいてきたものです。

その後30年近く育ててきて、あまりにも大きくなり過ぎたので、ついに昨年、挿し木で株の更新をはかりました。


親株は真っ青な花だったのですけれど、新しい株はなぜかこんな色。
土が変わってしまったからかな。

これから少しずつ、また青色に戻るように調整していきます。



アマチャ(甘茶)

母が植えた、山アジサイです。

私は山アジサイなどの日本古来のアジサイが好みなのですけれど、母はどちらかというと西洋アジサイ(ハイドランジア)系が好み。

なので、庭で育てるときには意見がぶつかりがちなのですが(笑)、これは満場一致で迎えた、ふたりのお気に入りです。




植えて数年が経ち、今年はぐんと大きくなりました。

姿こそ繊細ですが、とてもとても強健で、花もたくさん咲いて長持ちな、よいアジサイです。



カラスバアジサイ(烏葉紫陽花)

こちらは、私の山アジサイ。
かわいいでしょ*

『烏葉』の名のとおりに、本来は葉が銅色に染まるの品種なのですが、庭のわが家側は北向きで、直射日光がほぼ差さぬがゆえにどうしても日照不足になりがちで、ご覧のとおりに葉色は緑のままです(苦笑)




昨夏の剪定を失敗したらしく、今年の花数は少なめ。

今年は気をつけなきゃ。



ナツツバキ(夏椿)

実家側玄関の、門扉のすぐ隣に植わっていて、かれこれ40年のおつきあい。

一日で落ちる花ですが、楚々としていて美しく、この時季の家族みんなの癒しです。




これはその、ナツツバキの蕾。

シルクのような光沢があって、すべすべ*



エゴノキの実

春にたくさん咲いたので、同じ分だけ実も生りました。

神経毒があるので人間は食べられませんが、熟れると炒ったコーヒー豆のようになるタネは、小さな野鳥たちの冬場の食料となります。



ビヨウヤナギ(美容柳)

これも旧庭の時代から、母が丹精しているものです。

昔はどこの庭でも見られた植物でしたが、今はこの仲間のヒペリカムのほうが優勢で、ビヨウヤナギはすっかり珍しいものとなりました。




チークブラシのような、ふわっふわな『しべ』が、とてもきれい。




低木ですが、生長がとてもゆっくりなので、いちばん背の低いイロハモミジの下が定位置です。



アカンサス・モリス

今年はこの1本しか、あがってきませんでした…残念。




花のこの色と、ひとつひとつのかたちが、とても好きなんです。

縫い針なみに硬く鋭いトゲがあるところもまた、おもしろい。
(うっかり刺しちゃうと、心臓が飛び出すくらい痛いけど)



クレマチス『パンサー』

遅咲きのクレマチスで、今が満開です。

例によって、つる植物好きの母が半ば衝動的に迎えたものですが、そのつるの扱いが下手すぎて、世話係はもっぱら私。

これは新旧両枝咲きで剪定があまりできないので、鉢であんどんに仕立てています。



ラズベリー

とても大きな木だったのですが、数年前、コガネムシの幼虫に根のほとんどを食べられて、危篤状態になりました。

それを植え直してどうにか命を繋ぎ、今に至ります。

木の大きさは10分の1ほどになってしまいましたが、今年はご機嫌に育って、たくさんの実が生りました。

日々完熟したものを摘んでは冷凍しているので、すべての収穫が終わったら何か甘いものでもつくろうかな、と思っています。



ウグイスカグラ(鶯神楽)の実

白花のウグイスカグラです。
(花の写真を撮り忘れていたようで、今年はないの…)

ここしばらくは花が咲いても実にはならなかったのですが、今年はいくつも結実しました。

1センチほどの大きさで、生食できます。
果肉がとろりとしていて、とても甘いんですよ*


今、これを書いている窓の外は、土砂降りです。

名残のアジサイと、咲き始めたばかりのアガパンサスが、雨に打たれて頭を下げています。

明日は庭に出られるかしら。

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