涼しくて快適だし、洗濯物の心配もしなくていいので、気分は楽だけど。
いつぞやのようにカラ梅雨になってしまわないかと、ちょっと心配です。
そんななか、わが家の庭ではあじさいたちの饗宴が始まりました*
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ウズアジサイ
オタフクアジサイと呼ばれることも。
江戸時代からある、とても古い品種です。
最近あまり見かけられなくなったように思うのは、気のせいでしょうか。
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萼片が内側にくるん♪と巻いているのが特徴で、これが渦のように見えることから『渦紫陽花』と言うんだとか。
西洋あじさいのような艶やかさはないけれど、楚々とした姿がとても愛らしい、大好きな花です。
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このウズアジサイは家族からの贈りものです。
私がまだ港町に住んでいたころ、病気でひとり寝込んでいたところに見舞いに来た家族が、手土産として持って来てくれました。
当時はまだ園芸“超”初心者で。
2年ほど育てたところで枯死寸前にしてしまって、半泣きで実家へ預けました。
“緑の手”の持ち主である家族によって健康を取り戻し、今年で12年目。
今や両腕で抱えきれないほどの株に成長しました。
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挿し木から育てたアジサイ
残念ながら品種名がわかりません。
フラワーアレンジメントのレッスンで使った残りの部分を、挿し木して育てました。
ただ…こんな色の花材を使った覚えがないので、色変わりしてしまったみたいです。
本来はどんな色だったのかがどうしても思い出せなくて、もどかしい…!(笑)
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瑠璃色のガクアジサイ
家族が職場仲間からいただいたもの。
この色、このかたち。
これほど雨や雨粒が似合う花はないだろうな、と思います。
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ハイドランジア
これも挿し木組。
まだ挿し木のイロハも知らぬころ、アレンジメントの先生に教えられたまま、テキトーに土に挿しておいたら根付いちゃって、もうびっくり。
私はこれで挿し木の楽しさを知ってしまいました(笑)
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カシワバジサイ
八重の『スノーフレーク』という品種です。
瑠璃色のガクアジサイと共にお嫁入りしてきました。
今年は花房の大きさが尋常ではなく、花数も多い!
庭の真ん中で静かな存在感を放っています。
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カシワバアジサイって全体を見るとシックなのに、こうやって花(装飾花)だけを見るとなんて華やかなんだろうと思います。
きれいなのは花だけではなく。
秋には葉が複雑な色に紅葉して、それはそれは見事なんですよ*
あじさいに香りはないけれど。
写真を撮りながらひと株ひと株愛でていたら、その色に酔いそうになりました。
酔いつつもいつまでも眺めていたい、大切な花たちです*