parismaris's days*

古いものから新しいものへ

15年間使っていたアイロンが壊れました。





今ではすっかり目にすることのなくなった、ドライアイロンです。
(それも、当然だけどコード式)


親元から自立するときに、実家で使っていて慣れていたのと同じ製品を買い求めました。

当時既にスチームアイロンが全盛で、ドライアイロンは家電量販店の店頭には置かれておらず、わざわざメーカーからお取り寄せ。

それも、同時期に自立した妹のぶんと2台同時に申し込んだものだから…
「ドライアイロンを2台もですか?!」と驚愕した店員さんの顔が今でも忘れられません(笑)


日常生活で使うのはもちろんですが、趣味で洋裁を始めてからは、これを手にしない日はないほどで。
霧吹き片手に、朝な夕なと大切に愛用してきました。

それが突然、低温から上の温度にならなくなり。
数日後には、スイッチは入るものの、まったく温まらない状態となってしまいました。


見た目はどこも傷んではいないのです。
コードもしっかりしているし、本体の表面に多少の傷こそあれ、アイロンとしての滑りも上々のまま。

けれどこれ自体、とうの昔に製造中止になった製品だし、これの後継品でさえ、今では製造中止となっています。

…そもそも、ドライアイロンそのものが、もうほとんど造られていないんですよね。

だからすごく惜しくて、温まることのないアイロン片手に未練タラタラだったのですが…
これを機に潔く、『現代』の製品を取り入れることにしました。






コードレスのスチームアイロンです。
それも最新式。(…いやいや、ドヤ顔で言ってる場合じゃない。 世の中ではこれが『普通』なんだから)


しかし…勇んで買い求めたのはいいけれど、最新すぎて「なんじゃこりゃ」状態な私。

高度経済成長時代から(生まれてないけど)、いきなり現代にタイムスリップしてきた気分だわ…


親から「アイロンはその重さでかける」と教えられてきて、本体だけで1.5キロもある重いものを使い慣れてしまった腕では、現代のものはタンクに水を入れてなお軽すぎて…
アイロンを持ち上げるたびに腕が拍子抜けしています(苦笑)

でも、コードがないのは便利!(←そこ)
それ以外の部分は、使って慣れていくしかないですね。


保守的なわが家に、新しいものがまたひとつ増えました。

生活に洋裁にと、また長く大切に使っていきたいな*
















※ 阪神淡路大震災から今日で24年。

恐怖しか感じなかったあの揺れと、慣れ親しんだ景色が目の前から消えたあの日を、今でもありありと思い出します。




あの日散ってしまったいのちと、傷ついてしまった心といのちとに、黙祷を。

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