『スーパーロボット大戦K』
対応ハード : ニンテンドーDS
発売元: バンダイナムコゲームズ
開発: エーアイ
発売日 : 2009/03/20
希望小売価格 : 6,090円(税込)
ジャンル : シミュレーションRPG
プレイ人数 : 1人
CERO : B(12才以上対象)
※全36話でした(分岐のルートによっては少し異なるかもしれません)
◆システム
まあ、これだけ続けてきた作品なので、完成度は相変わらず高いです。ただ、パートナーバトルシステムは最後まであまり好きになれませんでした。まあ、個人の感覚なのであまり気にしないでください(笑)
◆難易度
終盤になってくると、マップ兵器(一定範囲内のユニットに一方的に攻撃が可能なタイプの武器)をもつ敵が増えてきて、それをやむを得ず受けてしまったりしたときはけっこうキツかったです。…が、基本的な難易度はそんなに高くなかったです。下手に1体で突っ込むとかしない限りはそんなに問題ないでしょう。
また、今回はスキルパーツというのがあり、特殊能力をある程度自由に付けることができたりもしたので、数人にしぼって集中強化とかするとけっこうバランスブレイカーになります(笑)
ただ1つ気になったのは…ユニットの能力が地形によってかなり変化してしまうことです。
各ユニットの地形適正はS・A・B・Cの4段階(だったかな?)で示されていますが、Bの地形に入ったとたん、著しく能力が低下します。もちろん今までにもあったシステムですが、今回は異常と思うくらい能力が下がります。(Aの時に命中率が100%でも、Bになると40~50%に下がるとか)
あと、今回は宇宙がフィールドとなるケースが少ないのですが、それにしたって宇宙の地形適正がBのユニットが多すぎます。ましてや最終話は宇宙なので、強化パーツか何かで無理やり地形適正をAにしないと使い物になりません。これは何というか…戦略でも何でもなく、ただ面倒くさくしか感じませんでした。
◆ストーリー
原作を知らない人間なので、再現度の高さについては他のかたの評価を参考にしていただきたいですが、何と言うか…全体的に「締めがアッサリしている」気がしました。もちろん、ボスには関係のあるユニットが最後にトドメをさす演出はあるわけですが、逆に言うと…そればっかりだったから、単調に感じたのかもしれません。
ストーリー自体はおそらくそれなりにスケールのでかい話だったはずなんですが、なんか色々と淡白に終わっているというか…じらすべきところでじらさずにスーッと進んでしまっている気がします。もちろん、そうじゃなかった場面もありましたが。
あと、今回のオリジナルキャラですが…これまでの作品と比べると微妙に陰が薄いというか…普通過ぎる気がします。私は、どのスパロボであっても「主人公最強」にしてしまうクセ(?)があるので活躍はしてくれましたが、ストーリー的にはこう…あまり特別凄そうな印象がなかったです。敵もしかり。
◆partygameの評価◆…70点(100点満点)前回比 -10
なんか…あんまり印象に残ってない
いつものスパロボって…わりとプレイした後に「忘れた頃にもう1回やってみたいな~」と思えることが、個人的には多かったりします。まあ、時間がないので再プレイした試しはほとんどありませんが(笑)
ただ、今回はそんな印象があまりなかったです。主人公の存在やストーリーがいつもより淡白なせいか、終盤の盛り上がりもイマイチで…あまり印象に残っていないんですよね。むしろ個人的に一番印象に残ったのはヴァン(作品:ガン×ソード)でしたが(笑)
ストーリーが単調に感じるのも、良く言えばテンポがいいのかもしれませんが、そもそもテンポの良さを最重視するゲームでもないので必要ない配慮だと思いますし、それよりかは「作品を魅せること」のほうが重要だとは思ったわけです。
なので、なんかテンションが…下がりはしなかったんですが、上がりもしなかったという感じです。もちろん続きを知りたいとは思ったわけですが…なんかいわゆる「クライマックス」を感じた時があまりなかったです。
うまく言えませんが、なんか今作は色々な意味でピンと来ない感じでした。決して面白くないわけではなかったんですが…まあ、スパロボシリーズが好きならやってもいいかもね、といった感じです。
少なくとも、スパロボ未経験者にはオススメできません。まだ他のスパロボシリーズをオススメします。
関連記事:
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私はロボットが共演している様を楽しんでいるという感覚で、そこから深くは追求しない…というか、追及できる知識を持っていないもので(笑)
まあ、スパロボに関してはかなり変わったタイプのユーザーだと認識しているつもりです。
あ~、そうか
管理人さんは原作知らないから、原作再現等に不満が出ない訳なんですね。それでもこの点数ということから、Kのひどさが分かるというか…。おそらく、原作を知っていてさらにファンだったとしたらさらに評価は下がったのでしょうね
まあ、インパクトの問題でしょうね。インパクトが強すぎるものは、それはそれで問題ですからね。受け入れられづらいとか。
>>ゲームセンターの背景にJの主人公の統夜らしき人物映ってました
ああ、それは私も気づきましたね。まあ…お遊び程度のことで、ストーリーに関係あるとは思いませんけど(笑)
総評すると面白かったです。ゾイドが出るゲームの中ではよく動くアニメーションでした。
むしろランドは、歴代オリジナルキャラの中でも相当濃いメンツなので、誰と比べても相手の影が薄くなるでしょうね(笑)
>カオスさん
強さや外見云々というよりかは、なんか味方側が取ってつけた感じに見えるんですよね~。
オリジナルキャラはそもそも参戦作品をまとめる役割であるわけなんですが、それが敵側のほうでまとまっていて、それに相対する味方を適当に作った…という感じがするんです。もちろん、適当じゃないとは思いますけどね。
まあ、そういう意味では、あまり細かい内容は覚えていなかったりするわけですが(笑)
いいんですけどね。
そもそも外見がジムみたいなのが何とも。
特殊能力と魂の追加で火力はそれなりですが、
最強アタッカーのジーグは次元が違いますし。
ストーリー性について問題ありなのは序盤に
感じていました。
敵だった奴がいつの間にか仲間になっている
とか杏奈パパの空気っぷりとかは置いといて、
地球とアトリームの共通点とかが放置だった
のが嫌ですね。
個人的予想では、アトリームのPクライシス
で使われたのが大変動時代の地球かと考えて
いますね。時空間ゲートだからある程度時間
跳躍も可能でしょうし、確かどこかでその頃
からアトリームの植物が生え出したとかいう
話があったかと。
特にランドと比べるとインパクトで大負けしてます。