数日前よりWii Uで配信開始しました、『任天堂ゲームセミナー2013 受講生作品』。
全4作品が収録された無料タイトルということで、遊んでみました。
vol,1 ―→ 『ポッポハンター』
vol,2 ―→ 『必撮!センターヒーローズ』
vol,3 ―→ 『しまながめ』 ←今回はコレ!
vol,4 ―→ 『戦闘団地』
※写真は、クリックすると大きなサイズで見れます。
今回紹介するのは、『しまながめ』です。
文字通り、島を眺める作品。
といっても、もちろんただ眺めるだけではありませんよ。
雲まみれで、よく見えないこの島が、物語の舞台。
そこから生まれたのは、雲から生まれた「くらうど君」。
プレイヤーは”神さま”みたいな立ち位置になって「くらうど君」を導いてあげる、いわばシミュレーションゲームみたいなものになります。
神さまができるのは、3つの持ち物を地面に置いてあげることだけです。
基本は「りんご」を置いて、くらうど君を誘導します。くらうど君の手が届かなそうなところでは「木の枝」を与えてあげます。「バナナの皮」は…まあ、なんとなく分かりますよね(笑)
あと、3Dスティック操作で画面のスクロールができます。
で、「くらうど君」を誘導して、島に隠されている10個の星を獲得するのが、最終目標になります。
星のある場所は、テレビ画面の全体マップにチラチラと表示されるので、それを参考にしましょう。ただし、単にそこへ導いてあげるだけで手に入るとは限りませんよ?
「くらうど君」が歩くことで、よく見えなかった島が少しずつ姿を現し始めます。
星を10個集めると、エンディング。
最後には、こんな結果発表が出てきました。食べさせたリンゴの数によって、評価が変わってきそうですね。
◆== partygameの感想 ==◆
「かわいい」。この一言に尽きます(笑)
”神さま”的な立場になって導いてあげる系のゲーム自体は、そんなに珍しくありません。
ただただ、くらうど君の仕草に一喜一憂(いっきいちゆう)する。そんな癒し系のゲームです。
特に、「バナナを食べた→皮をどうしようか困った→悩んだあげく、こちらに向ける」の流れは、「おい」と思ったけど可愛かったです(笑)
Wii Uらしさという点として、テレビ画面で全体マップを見ながら、ゲームパッド画面の拡大マップで操作するという流れ。
星の位置を確認しながらのプレイになりますし、雲で見えなかった島の全景が少しずつ見えてくる様は、良かったように思います。
ただ、もう一歩。なにかもう一歩、このプレイスタイルならではってものが欲しかった気がしました。全体マップは、機能的に言えば星を確認するためだけのものって感じで、しかも、なくても困らないものです。例えば、島の上のほうで何か行動を起こしたことで、島の下のほうで何か変化が起きたってなるなら、常に全体マップを見せることの価値観が高まったかも?とは思いました。
あと、細かいことですが、画面スクロールはタッチ操作でも可能にしてくれたら良かった気がしました。
そうすれば、タッチ操作1つに全ての操作をまとめることができますからね。
ま、そんなわけで、とにかく「くらうど君」の可愛い仕草に癒されてください。そういう作品です。
オリジナリティは思ったより薄いですが、今の時代だと、こういうゲームって影響力が大きかったりするんですよね。プレイヤーができる行動や、くらうど君の仕草を増やすだけで、売り物として通用すると思いました。
世間の空気が空気だけに、ゲームで癒されたいという人は多いのかもしれません。現に、スローライフ系ゲームの注目度も高まってきていますしね。そんな今の時代に、合った作品だと思います。
次回は、『戦闘団地』を紹介します。
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