セグメントゲームズ

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「THE ゲームメーカー」(セガ編)のレンタルDVDを見てみました

2013年12月26日 06時59分13秒 | 【旧】購入・レビュー話


レンタルを利用して「THE ゲームメーカー」のDVDを見てみました。

「ゲームセンターCX」でおなじみの有野さんと、お笑いコンビ「アメリカザリガニ」の平井さん。この2人をメインキャストに、各ゲームメーカーのファミコン時代に的を絞った内容で、様々なコーナーをお届けするというものです。
平たく言うなら、ゲームセンターCXの”派生作品”みたいなものですかね。ゲームセンターCXのほうで見覚えのある制作スタッフも遠慮なく登場するので、ゆえに派生作品っぽいな~と思って私がそう呼んでいるだけです(苦笑)



半月ほど前にほとんどの作品を見たんですが、唯一借りれなかった「セガ編」の2作品を今回借りることができたので、楽しませてもらいました。
パッケージ作品では2枚組みになっていますが、レンタルDVDでは「セガ編1」「セガ編2」と分けられているので、その形式で紹介します。

残り6作品の紹介と感想は、こちらの記事でどうぞ。



■====== 収録内容の紹介 ======■

◆== セガ編1 ==◆

|== セガ伝説I・II・III ==|
セガのゲーム機および主なゲームソフトを紹介するコーナーです。当時のチラシや、ちょっとした裏ワザが紹介されることも。
I では、ファミコンと同日に発売された「SG-1000」。IIでは「セガマークIII」。IIIでは「メガドライブ」が紹介されました。

これまで見た6作品では、有野さんと平井さんがゲーム映像を見ながら雑談する感じでしたが、今回は1つずつ丁寧にナレーションで紹介される形になっていました。
作品を知るという意味では、こちらのほうがありがたいですが、個人的には以前のスタイルのほうが好みかな。雑談というフリーダムな感じが、見ているうちに楽しくなったので。


|== 有野&平井がセガの名作をプレイ ==|
「SG-1000編」と「セガマークIII編」がありましたが、ほぼセガマークIIIでした。
というのも、セガマークIIIはSG-1000の互換性があり、「SG-1000編」のほうではまず、SG-1000とセガマークIIIのコントローラを比べて楽しんでみたって感じでした。セガマークIIIは典型的な形のコントローラですが、SG-1000のコントローラは縦長で、ジョイスティックみたいなものとL・Rボタンみたいなものが付いているだけの、今からしたらけっこう特殊な形のコントローラでした。こんなコントローラがあったんですね。

ヒヨコを集めるアクションゲーム『フリッキー』や、クォータービュー(斜め視点)で高低差のあるシューティング『ザクソン』、タマゴを慎重に落としていくアクションパズル『どきどきペンギンランド』などが、思いのほか盛り上がっていて面白そうでした。


|== セガ歴史の証人 ==|
セガといえば、やっぱりこの人。
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『NiGHTS(ナイツ)』、『ファンタシースターオンライン』など数々の名作を生み、現在はプロペというゲーム会社を仕切っている、中 祐司(なか ゆうじ)氏です。
今回は、セガ大好きな制作スタッフ、岐部さんがインタビュー対談をする形で送られています。

中氏が、セガとは違う”とある”憧れていたゲームメーカーに入社したかったというお話。初めて手がけた作品『ガールズガーデン』が世に出た経緯。ソニック開発のきっかけや、ソニックが”ハリネズミ”になった理由。当時、タイトルロゴと一緒に流れた「セ~ガ~」という音声が取り入れられた意外な理由など、かなり興味深いお話が聞けました。
中氏みずから『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』に挑戦する場面もありました。挑戦しつつ、制作へのこだわりや後悔していることなどのお話もあり、元クリエーターとしても、いちユーザーとしても、最初から最後まで「へぇ~」が尽きないインタビューでした。

最後に中氏は、大事にしていることとして「あくまで子供向けにゲームを作ってあげたい」と言っていました。
『レッツタップ』『アイヴィ・ザ・キウィ?』など、その想いが充分に込められているように思います。

|== レンタルDVD特典「セガ思い出ソフト」 ==|
これは、以前のものと同じですね。有野さんと平井さんが、セガのタイトルについての思い出を語るコーナーです。


◆== セガ編2 ==◆

|== セガ伝説IV・V・VI ==|
IVでは「ゲームギア」。Vでは「セガサターン」。VIでは「ドリームキャスト」が紹介されました。
ま、ここらへんだったら私も触ったことがある領域でしたので。知っている作品も色々と紹介されました。


|== レトロアーケードゲーム紀行 ==|
ゲームセンターCXでもおなじみの東島さんが、セガの懐かしいアーケードゲームが集っているゲームセンターへと足を運びました。
ソニックの曲が流れるUFOキャッチャーとか、懐かしい…。近場にあったボウリング場とかに置かれていて、ず~っと流れていた曲がイヤでも耳に残ります。
あと、東島さんがカメラマンの阿部さんに何度か挑戦を挑みますが、結果は…まあ、お楽しみということで。


|== バーチャファイター 有野VSスタッフ 七番勝負 ==|
セガサターンの初代『バーチャファイター』で、有野さんと制作スタッフの対戦が行われました。どちらも、そんなに上手いわけではありませんが、上手くないなりに白熱したバトルが楽しめました。
なお、レンタルDVD特典として、司会を務めた制作スタッフ井上さんとのエキシビジョンマッチも収録されています。

|== 有野が考案!セガのキャッチフレーズ ==|
これまでは、適当に作品をプレイした後、最後にキャッチフレーズを発表する形になっていましたが、今回はわざわざ小分けにされています。



■====== partygameの感想 ======■

これまでの6作品と比べると、少々”形式ばっている”気がしました。
有野さんと平井さんがメインキャストでありながら、2人が一緒に出ているコーナー自体が少なくなった気がします。特に”セガ伝説”がナレーションによる紹介になったのが、印象として大きいのかな。どちらにも良さはありますが、やっぱり私は以前までの、2人でフリーダムに話したり自由気ままに遊んでいた様のほうが楽しかったような気がしました。

何て言うのかな。「ゲームセンターCX」もそうなんですが、こういう類の番組や作品は、良い意味で”泥臭い道”を往って欲しいって感じがするんです。
キレイに整った外見にこだわるよりも、ぎこちないなかで大きな感情が生まれるという実質的な中身にこだわって欲しいわけです。見てくれよりも、中身です。

全体的なボリュームも、元々パッケージで2枚組にされているからか、2作品のわりにはちょっと少ない印象でしたが、中氏のインタビューやバーチャファイターのバトルは充分見ごたえある内容だったので、それなりに満足はできましたよ。
ゲーム機とともに歩んできたセガの歴史。思い入れのある人も、セガってゲーム機出してたんだ?という人も、ぜひ楽しんでみてください。


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