
『Art Styleシリーズ:Lightstream(ライトストリーム)』
対応ハード : Wiiウェア(ダウンロード専用)
発売日 : 2011/09/06
希望小売価格 : 600円(税込)
ジャンル : レース
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 105ブロック
◆== 参考データ ========================◆
プレイ時間 : 約1時間半
プレイ内容 : グランプリを3つ制覇+フリーウェイで3エリア制覇
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●= 美しいラインがもたらす、レースの芸術を =●
今作は、シンプルで新鮮なグラフィック+プレイスタイルを提供する『Art Style』シリーズ最新作です。
ラインを操作して楽しむレースゲームで、かつてゲームボーイアドバンスで発売された『bit Generations dotstream(ビットジェネレーションズ ドットストリーム)』のスタイルを受け継ぐ作品です。
私は、ドットストリームをプレイしたことがあります。5年以上前の話なのでハッキリとは覚えていませんが(笑)
そのうえでの評価であることを、ご了承下さい。
●= 概要 =●
今作は、Wiiリモコンを横に持ってプレイします。
「cmapaign(キャンペーン)」と「freeway(フリーウェイ)」の2つのモードを”交互に”クリアすることで、新しいコースなどに挑戦できるようになります。
キャンペーンのグランプリで優勝して、フリーウェイのエリア開放
→ 新しく開放されたフリーウェイのエリアに訪れて、新しいグランプリ開放
→ 新しく開放されたグランプリで優勝して(以下同文)
といった流れです。
||== セーブについて ==||
レースの開始時や終了時で、自動的にセーブされます。
キャンペーンモードについては、全てのレースが終わる前にやめた場合も、続きから再開することができます。

◆== cmapaign(キャンペーン) ==◆
1つのグランプリにつき、3レースが用意されています。
各レースで順位に応じたポイントを獲得して、最終的にその合計ポイントで順位を決定します。
最初は「photon GP」というグランプリしかありませんが、これをクリアすると、もう1つ下で説明する「フリーウェイ」モードで新しいエリアに行けるようになります。
各レースでは「ライフ」というものがあり、障害物にぶつかってしまうとライフが1つ減ります。ライフが0の時に障害物にぶつかると”リタイア”となり、ポイントを獲得できずに次のレースに進みます。
||== ギミックについて ==||
コース上にはあらゆる仕掛けがあり、うまく利用したり避けたりしてレースを有利に進めましょう。
以下、一例を紹介します。
・減速ゾーン … その名の通り、その上を通っている間はスピードが遅くなります。
・ダッシュパネル … 乗ると、一定時間スピードが上がります。逆の効果のものもあります。
・障害ブロック … これにぶつかると、ライフが減ります。不規則に動くものもあり、厄介です。
||== 操作方法 ==||
十字ボタン | レーンの移動 | 横に向かって進んでいる時は、十字ボタン上下で。 縦に向かって進んでいる時は、十字ボタン左右で移動します。 他のラインと重なることはできないので、隣に他のラインがある状態で 移動すると、ラインのないところに出るまでライン移動し続けます。 コースの曲がり角は自動で曲がるので、移動する必要はありません。 |
2ボタン | スリップダッシュ | 他のラインの隣にいると、エネルギーが増えます。 エネルギーがある状態でボタンを押すことで、ダッシュ! 多くためて使用するほど、効果が高いです。 なお、ダッシュ中は下手にライン移動すると、効果が激減します。 |
1ボタン | ブレーキ | |
アイテムを持っている 状態でAボタン | アイテムの使用 | コース上に落ちているアイテムに 触れると、アイテムを獲得します。 |
アイテムを持っていない 状態でAボタン | ライフダッシュ | ライフを1つ消費して、ダッシュします。 もちろん、ライフが0の時は使用できません。 |

◆== freeway(フリーウェイ) ==◆
制限時間いっぱいまで走り続けて、ハイスコアを目指していきましょう。
このモードでは高速道路のような感じで、他のエリアに移動するという仕組みがあります。
最初は1つのエリアしか走れませんが、キャンペーンのグランプリで1位を獲得することでエリアが開放され、接続路(高速道路にもある、横から入る通路)から他のエリアへ移動できます。
キャンペーンでのグランプリ優勝によって新しく開放されたエリアに入ると、キャンペーンで新しいグランプリが遊べるようになります。
||== ギアについて ==||
キャンペーンではエネルギーをためてダッシュしていましたが、こちらではエネルギーを「ギア」にためていくことになります。
最初、ギアは一番低いところにあり、それより上のギアは開放されていない状態となっています。
他のラインの隣を走っていると、開放されていない中で一番低いギアに、エネルギーがたまっていきます。そして、100%になるとそのギアが開放され、今度は1つ上のギアにエネルギーがたまっていきます。
あとは、自分のタイミングでギアを上げることで、スピードが上がります。
他のラインに触れてしまうと、エネルギーが50%減ります。
他のラインの尻(下っ端)に当たると、エネルギーが100%減るうえにギアが一番下まで落ちます。
ギアを一番下にしている場合は当たっても影響がないので、状況に応じてギアを下げることも重要です。
||== スコアの獲得方法 ==||
走行している間は勝手にスコアが増えます。スピードが上がれば、増えるスピードも上がります。
また、他のラインを隣から追い越したりすることでさらにスコアが増えます。光るラインを隣から追い越すと、残り時間が増えます。
また、ギアの説明で「ラインに触れるとエネルギーダウンする」とありましたが、うまく交差するとスコアを獲得できます。
割り込むように重なるのではなく、相手のラインが移動している部分(斜めの部分)と直角に交差するように移動すると、ボーナススコアを獲得できます。
ちょっと難しいようですが、ハイスコアのために挑戦してみましょう。
他にもスコアを獲得する手段はありますが、長くなるので、このくらいにしておきます(笑)
||== 操作方法 ==||
十字ボタン | レーンの移動 |
2ボタン | ギアを上げる |
1ボタン | ギアを下げる |
◆== その他のモード ==◆
||== spot race(スポットレース) ==||
キャンペーンモードでプレイしたことのあるコースを、自由に選択してプレイできます。
||== demo(デモ) ==||
実際にプレイしている模様を見ながら、操作説明を確認できます。
他にもモードがありますが、まだ出していないので省略します。
隠しモードは、皆さんの力で出しましょうね。
■== partygameの評価 ==■ … 76点(100点満点)
フリーウェイの疾走感がGOOD キャンペーンは歯ごたえあり
○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点
||== ○ 表現力の進化 ==||
ビジュアルの根本的なスタイルは変わっていないハズですが、本当にグッと進化しましたね。
また、3Dっぽく見える視点では平面コースと違ってコースの先が把握しやすくなり、ありがたいです。
||== ○ フリーウェイが気持ちよい ==||
高速道路でレースをしているという感覚です。
ギアを上げるとスピードが上がってきて、疾走感は抜群!線による描画だけでこれだけの感覚を生み出せるのは、本当にたいしたものです。時間を忘れて走り続けたくなります。
どうやら、30分までなら自由に走れるというモードも後で出現するらしいので、頑張ってみますかね。
||== ○ BGMがいいですね ==||
シンプルな音調ながら、ノリの良い曲や落ち着いた曲など骨格がしっかりしており、フリーウェイではエリアやスピードが変わると曲調が変わったりと。この作品に、非常にマッチしています。
||== △ キャンペーンの難易度が高い ==||
「キャンペーン」は純粋にレースの腕前が問われて、達成感を味わうタイプのレース。「フリーウェイ」はコースを疾走して、爽快感を味わうタイプのレース。
楽しみ方やタイプが違ううえに、「キャンペーン」モードは前作以上に難易度が高いように感じます。曲がり角の登場でさらに高い判断力が問われるようになった点もありますが、ギミックも中盤からやたらと多い印象で、あっという間にリタイアすることもしばしばです。
今作は、この2つのタイプのレースを交互にクリアしていかないと、新しいグランプリやエリアが開放されません。
正直、フリーウェイだけやらせてよ~って気持ちでいっぱいです。でも、フリーウェイの新しいエリアに行くにはキャンペーンをクリアしないといけないので、その点がけっこうもどかしく感じました。
||== △ 内容が分かりにくい ==||
もちろん説明書を読めば全部分かるんですが、ゲーム中は全てが英語表記。キャンペーンとフリーウェイを交互にプレイすることで…みたいなのが、ハッキリとは説明されません。一応、新しい要素が増えれば「NEW!」とは出てくれますけどね。
デモも、分かりやすいようで分かりにくかったです。動いている様を見ながら一緒に表示されているボタン操作も見ないと、操作は理解できません。しかし、同時に見るのがわりと難しいです。
||== △ マルチプレイがあったら良かったな~ ==||
あくまで個人的な希望です(笑)
◆== まとめ ==◆
素直に進化したドットストリームという感じでした。
前作の経験者にも未経験者にも、新鮮な感覚を楽しんでいただけると思います。
フリーウェイは声を大にしてオススメできるんですが、キャンペーンは良くも悪くも歯ごたえのある内容。
私は今のところ4つ目のグランプリに挑戦中ですが、ちょっと心が折れそうになっているくらいなので、多少なりともアクションの腕前に覚えがある人でないと辛いかもしれません。運転する腕前ではなく、ライン取りを図れる能力や判断力・反射神経が必要という感じです。
ま、フリーウェイは、キャンペーンを頑張ってクリアした人へのご褒美だと思いましょう(笑)
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万人向け ← ○○○○○●○○○○ → 熟練者向け
操作はシンプルですが、感覚的な問題でわりと敷居が高めかも?という印象です。
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手軽に ← ○○●○○○○○○○ → じっくり
1レースで約2~3分。グランプリでも10分くらいのものなので、それなりお手軽に。
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思考タイプ ← ○○○○○○○○○● → 感覚タイプ
とにかく、プレイして慣れていくしかありませんね。
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爽快感重視 ← ○○○○○○●○○○ → 達成感重視
フリーウェイでの疾走感も、是非お楽しみあれ。
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関連記事 :
bit Generaionsシリーズをプレイして(2006/07/29)
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