DSiウェア『かっぱ道』 ファーストインプレッション

『かっぱ道』
対応ハード ： DSi（DSiウェア）
配信元 ： 任天堂
開発 ： ブラウニーブラウン
配信開始日 ： 2009/12/09
販売価格 ：500DSiポイント（＝500円）
ジャンル ： アクション
プレイ人数 ： 1人
CERO ： A（全年齢対象）
容量 ： 76ブロック

※約1時間ほどプレイしてのインプレッションです。


●人間になることを夢見るかっぱさんの冒険記
今作は、タッチペンを駆使してプレイする新作アクションゲームです。
何気に開発は、『MOTHER3』などを開発したブラウニーブラウンが手がけています。


●ルールと操作
今作は、メニューを開く以外の全ての操作を、タッチペンで行います。

◆ざっくりとルール
かっぱくんをタッチペンで導いてあげて、ゴールさせればステージクリアです。
敵に触れたり、道を踏み外して落ちたりするとライフが減り、ライフが0になるとゲームオーバーです。また、一定距離を進むとかっぱくんの線の後をたどって迫ってくる「魔の手」に捕まると、問答無用でゲームオーバーです。
ゲームオーバー時、「ふっかつ玉」というアイテムを持っていれば、使用してその場から再開することができます。

◆かっぱくんの移動
かっぱくんをタッチスライドして線を引くと、その通りにかっぱくんが移動します。
一度引いた線は、途中から引きなおすことも出来ますし、ハサミアイコンをタッチすれば、一瞬で線を消すこともできます。

◆画面のスクロール
何もないところをタッチスライドすると、その方向に画面をスクロールします。

◆その他の操作
プレイ中に、十字ボタン、A、B、X、Y、STARTボタンのいずれかを押すとメニューが開きます。リトライなどが可能です。

◆子がっぱ探し
丸いくぼみがある地面の上をかっぱくんが通ると、子がっぱが登場します。子がっぱの色によって、色々と手助けをしてくれます。道を作ってくれたり、敵を倒してくれたり…。
特に、道を作ってくれる子がっぱは、ステージ攻略にほぼ必要不可欠なので、確実に救出しましょう。

◆様々なギミック
ステージ上には、様々なギミックが存在します。ギミックには色々なものがありますが…基本的に、数字の書かれているものと書かれていないものがあります。
数字が書かれている場合は、その数字の回数だけタッチするとギミックを破壊できます。書かれていないものについては、タッチしたり、かっぱくんを誘導するなりして、効果を確かめてみましょう。

◆コインについて
ステージの道中でコインが入手でき、クリアの有無にかかわらずプレイ終了後に獲得できます。
このコインを持ってお店に行って、「ふっかつ玉」を購入したり、BGMやプロマイド(一枚絵)が入手できるガチャガチャを遊んだりできます。

◆ちょっとしたミニゲーム
ステージなどでカギを入手することで、3種類のミニゲームを遊ぶことができます。

・落ちる床
一度通ると落ちてしまう床が並ぶステージを、数字の書かれた順番に通ってゴールするという、ちょっとしたパズルゲームです。
・皿かぞえ
皿の色と枚数を記憶し、「全部で何枚あった？」「○色の皿は何枚あった？」などの問いに答える記憶力ゲームです。思いもよらぬ問いが出てくることも。
・コイン取り
まだ未プレイです

◆ちょっとしたプチ要素
このゲームでは、タイトル画面の時点でかっぱくんを移動させられます。ここから、メインステージやらミニゲームやらオプションルームへ行けるわけですが…泳いでいる魚にかっぱくんを近づけると、パクリと食べます。
色々な魚を食べさせてみると、タイトル画面が「にぎやかになっていく」かも…？


◆partygameの評価◆…85点(100点満点)
かわいい外見と裏腹に、内容はけっこう骨太
なめてかかると、痛い目見ました。いい意味で。
まあ、コインに欲がくらんだ私も悪いんですが…(笑)

なんとも、忙し楽しいアクションゲームです。タッチペンで移動というと、ゼルダのような感じでしょうが…またちょっと趣が違いますし、なかなか色々動きが面白かったりで、ちょっと新鮮な感じです。
ギミックも色々とあって、破壊したり操作したりで…しかも後ろからは「魔の手」が迫ってきているので、あたふたしちゃいます。

個人的要望としては…画面のスクロールは、タッチではなくボタンでも出来て欲しかったかな～…。画面をスクロールしようとして、誤ってかっぱくんや、引いた線をタッチしてしまうことがあるので…。まあ、慣れの問題もあるでしょうし、結果的にはタッチ操作に統一したほうが分かりやすいという意図は分かるので、まあ良しとします。

ミニゲームも、けっこうなボリューム。「落ちる床」は全12コース(1コース＝4ステージ)で難易度もけっこう高いですし、「皿かぞえ」も単純ながらそこそこハマります。


タッチのみの操作に統一しているということで、好き嫌いはあるでしょうが…基本的にはかなり良くできたアクションゲームです。500円とは思えません。
難易度はそこそこ高めですが「ふっかつ玉」をストックしておくことでその問題は解消できますし、ちょっとした時間ならミニゲームをサクッと楽しむこともできますし…とりあえず持っておくと、何かと楽しめる。そんなゲームに仕上がっているんじゃないでしょうか？

いつか、全ステージクリアしたら、セカンドインプレッションを書こうかと思います。期待はそんなにしないでね♪(笑)