『エレメンタルモンスター -ONLINE CARD GAME-』
対応ハード : PS3(ダウンロード専用)
開発・配信元 : ハドソン
配信開始日 : 2010/12/22
販売価格 : 100円 ※約1ヶ月の間の特別価格だそうです
ジャンル : カードゲーム
プレイ人数 : 1人(ネットワーク対戦は2人)
通信機能 : 通信プレイ対応・有料アイテム対応
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 269MB
参考データ--------------------------
プレイ時間:約3時間
進行度:シングルモードで20ステージほどクリア&オンラインで5~6回ほど対戦
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※私は、過去のこのシリーズ作品は遊んだことがありません。そのうえでの評価であることをご了承下さい。
●ゲームセンター感覚で楽しめる、シンプルルールなカードゲーム
今作は、ハドソンより配信中のカードゲームです。
最大6枚でデッキを構成するシンプルなルールで、1人でじっくりプレイするもよし。ネットワークに接続して世界中のプレイヤーと対戦してもよしです。
※ちなみに配信価格は100円となっていますが、配信開始記念価格なので、ずっとこの価格というわけではありません。ご注意下さい。
●基本的なルール
まず、最大6枚のモンスターカードでデッキを作成することから始まります。
表のカードが3枚に、それぞれの表のカードにくっ付いて裏のカードがそれぞれ1枚ずつ、という構成です。
対戦の流れをざっくり言いますと…、
表になっているモンスターカードから、戦闘に使用するカードを1枚選択して「召喚」します。
↓
次に、それぞれのカードの行動を決定します。
↓
行動を決定したら、決められた優先順位にそって攻撃やスキルの使用が行われます。
↓
全ての行動が終了したら、行動していないカードの枚数に応じて「マナ」というポイントを獲得して、ターン終了です。
基本は、これの繰り返しです。
もし、裏のカードがある状態で表のカードが倒されると、裏だったカードが表になって、戦闘に参加することになります。
最終的に、相手のモンスターカードを全て倒すと勝ちになります。
●カードの能力について説明
◆コスト
この数値が高いほど、強いカードであることを表しています。
ただし、デッキを作成する時は、コストの合計を20以内に収めないといけません。
つまり、強いカードばかり配置しすぎると、3~4枚のデッキになったりします。ま、それはそれでアリなんですが。
◆属性
攻撃された時、相手と自分の属性の組み合わせが重要になってきます。
相手の攻撃した属性が、自分の属性に対して強いものだった場合、ダメージは2倍になります。
相手の攻撃した属性が、自分の属性に対して弱いものだった場合、ダメージは半分になります。
属性は全部で6種類。「火」「水」「森」「光」「闇」「無」です。
火は、森に強くて水に弱いです。水は、火に強くて森に弱いです。森は、水に強くて火に弱いです。
光と闇は、お互いに強い関係です。(光は闇に強く、闇は光に強い)
無は、基本的にオールマイティですが、闇にのみ弱いです。
闇は、光にも強く、無にも強い唯一の属性ですが、闇属性のモンスターは常に「毒」状態になっているというデメリットがあります。(ターンとともにHPが減ります)
◆種族
そこまで重要ではないですが、ごくたまに、これに関係した効果を持つ攻撃やスキルがあったりします。
◆HP
これが0になると、倒されてしまいます。
◆AGI
素早さです。攻撃を行う時、この数値が高いほうから攻撃を行うことができます。
◆攻撃の種類
最大で2種類です。それぞれに「属性」「攻撃力」「効果」があります。「召喚されている状態」でないと攻撃はできません。「マナ」というものを消費するものもあります。
攻撃力は、攻撃した時に相手に与えるダメージです。
◆SPスキル
表になっていて、かつ「召喚されていない状態」の時にサポートとして使用できるスキルです。
使用するには、それぞれ定められた数の「マナ」が必要です。
◆リバーススキル
このゲームの重要なシステムの1つです。
これは、あらかじめデッキにカードを「裏」で組み込んでおき、表のカードが倒されて「裏から表になった時」に発動するスキルです。
基本的に相手側からは、裏のカードが何か?むしろ、裏のカードがあるのかないのか?すらも分からないので、裏のカードと、それによって発動する「リバーススキル」は、重要なポイントになってきます。
◆アビリティ
常に発動しているスキルです。
主に「状態異常を受け付けない」とか、そういう類が多いです。
●デッキの作成について
デッキは、表のカードが3枚。裏のカードが3枚の計6枚で構成します。6枚揃ってなくてもOKですが、コストの合計は20以下でないといけません。
デッキを作成したら、「フィールドの編集」も行います。属性と、得られる効果を選択します。
これを設定しておくと、デッキ内でフィールドの属性と同じ属性のカードは、設定した効果を得られるようになります。
属性や効果は、1人プレイ用の「シングルモード」を進めていくことで、選べるものが増えていきます。
●バトルの流れについてもっと詳しく
◆召喚について
バトルの最初には、戦闘に使用するモンスターカード1枚を選択して「召喚」します。
基本的に、攻撃できるのは召喚したモンスターだけです。また、攻撃されるのも召喚したモンスターだけです。(例外として、召喚されていないモンスターカードを攻撃するものもあります)
戦闘によって召喚されていたモンスターが倒された場合、次のターンの最初で「召喚」するモンスターを選択することになります。
◆行動選択の流れについて
「召喚されているモンスター」は、攻撃の種類を選択することができます。
「召喚されていないモンスター」は、SPスキルの使用を選択できるほか、「召喚の交代」をすることができます。これによって、召喚しているモンスターを切り替えることができます。ただし、交代するカードはそれ以外の行動をすることができません。
全ての行動を選択し終わって、STARTボタンを押すと選択完了になります。
ちなみに、この時に自分や相手のカードにカーソルを合わせて△ボタンで、能力を見ることができます。
◆バトルの流れについて
お互いの行動選択が完了すると、バトル開始です。バトルでの、行動の優先順位は以下のとおりになります。
1番・召喚の交代
2番・SPスキルの使用
3番・攻撃
お互いに同じ行動を選択している場合は、AGI(素早さ)の高いほうが優先されます。
また、もしお互いのモンスターが倒されて「同時に裏のカードが表になる」時も、AGIが高いカードのほうが先に表になります。
◆クリティカルヒットについて
大抵の攻撃には「○%の確率でクリティカルヒット」と書いています。
クリティカルヒットが発生すると、ダメージが1.5倍になります。属性によるダメージの増減とも重複しますが、計算では先に「属性によるダメージの増減」が計算され、その後に「クリティカルヒットによるダメージ倍化」が計算されます。
例1)火属性で森属性のカードを攻撃してクリティカルヒットした場合
→ 属性(2倍)+クリティカル(1.5倍)でダメージが3倍に
例2)火属性で水属性のカードを攻撃してクリティカルヒットした場合
→ 属性(半分)+クリティカル(1.5倍)でダメージが0.75倍に
◆スプラッシュダメージについて
攻撃には、「召喚されていないカード」にダメージを与える「スプラッシュダメージ」という効果のついた攻撃があります。
このダメージは、属性によって増減することはありません。
◆マナについて
攻撃やSPスキル、リバーススキルなどに使用する重要なパラメータです。最大で20まで溜められます。
マナは、以下の方法で獲得します。
・自分のモンスターが倒されると、そのモンスターの「コスト」の数だけマナを獲得します。
・バトル終了後、「行動していない表向きのモンスター」の数だけマナを獲得します。
●モード紹介
◆シングルモード
1人プレイ用のモードです。プレイヤーは、世界に現れた魔王を倒すため、様々な街を巡っていきます。
1つの拠点につき、全6ステージのバトルが待ち構えています。最後のステージはボス戦で、3ラウンド制になります。
※3ラウンド制の場合、負けた場合は別のデッキに変えないといけないシステムになっているため、デッキを2種類以上作成しておく必要があります。
戦闘に勝利すれば、カードがランダムで1枚獲得できます。ボス戦では2枚獲得できます。
◆マルチモード
インターネットに接続して、他のプレイヤーとの通信対戦ができます。
・「同言語対戦ロビー」「世界対戦ロビー」
世界中のプレイヤー、もしくは日本国内のプレイヤーとフリー対戦できます。対戦には「チケット」が必要です。(詳しくは、下記の「有料アイテムについて」を参照)
ロビーを選択後、ルールを「1ラウンド」「3ラウンド」のどちらかから選択し、チャットのON/OFF、録画のON/OFFを選択して決定すると、対戦相手を探します。
録画は、ONにしておくことで対戦の模様を保存し、動画サイト「youtube」にアップロードすることができるようです。
・「フレンドマッチロビー」
PS3フレンドと対戦できます。チケットは必要ありません。
・「大会ロビー」
週2回のペースで開催される予定です。対戦回数には限りがありますが、チケットは必要ありません。(カードは貰えません)
勝敗やその内容によってポイントを獲得し、そのポイントでランキングが集計されます。
上位に入ることで、チケットやレアなカードが獲得できます。
・「ショップ」
ここから、有料アイテムを購入できます。
・「カード強化」
シングルプレイがある程度進むと利用できるようになります。
同じカードを複数枚使って合成をおこなうことで、同じカードでもより能力の高いカードを獲得することができます。必要なカード枚数は種類によって異なります。
ただし、能力が上がるということで「コスト」も上がります。強くしたけど、コストオーバーでデッキに入れられない…みたいなことがないようにしましょうね。
●有料アイテムについて
◆チケット
インターネットに接続してのフリー対戦を行うには、チケットが必要になります。1ラウンド制の場合はチケットが1枚。3ラウンド制の場合はチケットが2枚必要です。
価格は、以下の通りになります。
チケット4枚…100円
チケット21枚…500円
チケット45枚…1,000円
チケット100枚…2,000円
ただし、上記で説明したように「大会モード」なら無料で対戦はできますし、成績によってはチケットを獲得することもできます。
また、初期状態ではチケットを10枚持っています。ある程度カードが揃ってきたら、試しに対戦してみると良いでしょう。
◆ブースターBOX
現在、3種類のブースターBOXが販売されています。
500円で購入でき、全種類の中から24種類のカードがランダムで選ばれます。
ちなみに、シングルモードやマルチモードで対戦をおこなうとカードは貰えるので、時間さえかければブースターBOXを買わなくてもカードは揃えられます。
◆partygameの評価◆…82点(100点満点)
なかなかいいんじゃないでしょうか?
○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点
○けっこう分かりやすいです
文字で説明すると長々となっちゃいましたが(笑)文字の量ほど難しくはありません。
少ない枚数のカードでプレイすることもあって、こういう系のゲームにあまり慣れていなくても理解しやすい思います。対戦中、自分や相手のカードは常に確認できますし。(オンラインだと時間制限がありますが)
とりあえず購入前には、公式サイトで分かりやすく解説しているので、そちらをご覧頂くといいかと思います。
○有料アイテムは、使いたい人だけ
買う前にちょっと不安だったのが「有料アイテム前提」のシステムになっていないだろうか…?という点です。なにせ、(配信記念価格とはいえ)本体価格が100円ですからね。
しかし、カードは時間さえかければ何とか揃えていけるっぽいですし、チケットも大会で獲得できます。(ランキング上位80%以内とかで獲得できるので、そんなに難しいことではないハズです)さすがに、一部のレアカードとかは大会とか有料でないとダメだとは思いますが、別になくても
△戦闘バランスは「どうとでもなるレベル」という感じ
基本はやっぱり、相手との「属性と効果の相性」次第という感じです。相性次第では、強力なカードをわりとすんなり倒せることも多いです。運要素があるとしたら、確率で発生するクリティカルや状態異常くらいです。シングルプレイを1~2時間くらいプレイしてある程度のカードが揃えば、充分に戦えます。
ただ、まだ一部のカードしか獲得していないので、全体のバランスがとれているかどうか?は分かりません。なので、とりあえず△に…。
△戦闘はもう少しテンポ良かったほうが…
演出とかテンポは、何となくパソコンのオンラインゲームっぽい印象です。そんなにテンポが良いわけでもないですし、演出もそこまで大したものではありません。
せっかくなので、もう少しテンポアップできなかったかな~と思いました。全然、許容範囲内ですけど。
△カードゲームの弱点ですけど
ローカルでの対戦が欲しかったです。どうしても据え置き型ゲーム機でカードゲームとなると、デッキや手札がバレてしまうということで、難しいですよね…。
とはいえ、このカードゲームはバトル中はお互いのカードが見えているわけですから、デッキさえ組んでしまえば後はどうとでもなると思うんですけどね。まあ、ローカルで対戦できちゃったら、代わりに(オンライン対戦用の)チケットの価値が下がるでしょうけど。
△細かい話ですが
音量、大きくないですか?
△細かい話ですが その2
起動してからタイトル画面まで来るのが、長いです。
トロフィーの確認やら、インターネットへの接続やらで、1分近くかかります。
シンプルなルールで、わりと親しみやすいカードゲームになっていると思います。
ルールもシンプルで、カードの種類もそこまで多くないので、いわゆる『遊戯王』などのけっこう骨太なカードゲームを求めている人には物足りないと思いますが、『高速カードバトル カードヒーロー』などのシンプルなカードゲームが好きな人には合っていると思います。カードヒーローよりもシンプルかもしれません。
何より、今なら100円で購入できるので、損はさせないと思います。チケット10枚つきですし、シングルモードだけでもけっこう遊べますし。
通常価格がいくらになるのかは知らないですが、おそらく1,000円とか1,500円とか、普通の価格になる気がするので、買うなら今です!…とか言って、急(せ)かしてみます(笑)
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
もう忘れちゃいましたがね。
100円なので、オンライン専用かと思っていましたが、シングルと10枚チケットがあるのですね。
200円余っているので早速DLしてみましょう。
あと、
通常価格がわからないのは、びっくりです。
このソフトは100円なのでいいですが、今後「今だけ800円」なソフトがでて、一月後500円や300円になるソフトも…出てくる?
100円とはいえ、ちょっと不透明なところが多いですよね。
買わないと「チケットが10枚ついてくる」なんて公式サイトでは書いていませんでしたし、通常価格がいくらになるのか分からないですし。
まあ、通常価格を公開していないのは、「今ならお得」ということをより強調するためだと思いますが(笑)
フレンド対戦ならチケットなしで対戦できるようなので、今度、タイミングが合えば対戦してみましょうか。
私は明日実家に帰省しているので、来年までおあずけですが…。
ネット対戦や、最初の購入費以外は使わないスタンスなので、シングルだけ遊んだ感想です。
公式HPでは複数のカードが公開されていますが、DLしてみて初めて知ったのが、シングルだけでは半数以下しか手に入りません。
手に入るカードでも魔王は倒せましたが、最後の方では購入しなくては手に入らないカードを、PCが使ってきます。
魔王を倒してた後にもステージがありますが、とてもシングルのカードだけで勝てません。
シングルで遊んでいるのですから、この辺りはバランス的に如何なものかと思います。
それなりにお金を費やして対戦を楽しむ方には良いのかも知れませんが、私のようにシングルのみの方には向かないかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
確かにシングルモードでは、初期の2タイプのカードしか手に入らないですね。
より上位のカードを入手するには、オンラインでのフリー対戦をプレイするしかありません。
ただ、確かにオンライン対戦は今や兵(つわもの)ばかりになっていますが、勝敗に関わらずカードはもらえますし、オンライン対戦に必要なチケットは、大会モードで1回でも対戦すればもらえることが多いです。(大会モードは無料ですし)
大会モードでチケットを獲得して、オンラインでフリー対戦…を繰り返していれば、無料であっても強いカードをためていくことは可能です。
もちろん、いわゆる「消化試合」みたいな感じになるので、純粋にカードゲームを楽しみたい人には面倒なことこのうえないとは思いますが…まあ、そこが無料と有料の違いだと思います。
全てのカードがシングルモードで入手できてしまうと有料コンテンツの価値がなくなりますし、もちろん有料が絶対有利でも面白くはありません。そのバランスは難しいもので、今作は、どちらかというとまだちゃんとバランスが取れているほうだと思っています。
時間さえかければ、先ほど記載しました方法で、無料でもより強いタイプのカードは入手できるので、何度か挑戦してみては如何でしょうか?