『モンスターハンターポータブル 2nd G』
対応ハード : PSP
発売元・開発 : カプコン
発売日 : 2008/03/27
希望小売価格 : 3,140円(廉価版・税込)
ジャンル : ハンティングアクション
プレイ人数 : 1~4人
備考 : インストールデータ有り(必要な容量:580MB)
(※インストールデータ…一部のデータをメモリーカードに保存することで、ロードが短縮できます)
CERO : C(15才以上対象)
※長らくお待たせしました。マルチプレイを体験できたので、そろそろ評価を書くことにします。
※とりあえず、1人プレイで約15時間、2人プレイで約3時間ほどプレイしての、インプレッションです。
●PSPの歴史を変えたアクションゲーム PSP版では最新作
今作は、『モンスターハンター』シリーズの、PSP版においての最新作。シリーズにおいては8作目となるタイトルです。
私はシリーズ初プレイなので、そのうえでのインプレッションとなることをご了承ください。
●軽くシステムを
今さら感たっぷりですが、まあやったことない人もいるでしょうから…ざっくりと説明を。
◆基本的な流れ
村の中で装備やアイテムを準備した後、クエストを発注し、村を出てクエストに挑戦します。成功すれば報酬やハンターランクを示すポイントなどが獲得でき、失敗すれば報酬は貰えません。クエスト挑戦後は再び村に戻ってきて、以降この繰り返しになります。
◆村にある施設について
・自室
セーブはここで行えます。(※ただし、クエスト終了後は必ずセーブされます)
また、アイテムボックスがあり、アイテムをしまう、ボックス内のアイテムを売る、調合する、装備品を変えるといったことができます。(※このアイテムボックスは、大抵は各施設にあります)
・アイルーキッチン
自室と繋がっている施設です。この世界では猫のことを「アイルー」と言い、アイルーは1人でクエストに挑戦する時、お供となって一緒に戦ってくれたりします。
また、料理ができるアイルーがいて、1回だけ料理を食べることができます。食材の一覧から好きな食材を選んで料理してもらい、組み合わせによって、次のクエストで体力や攻撃力などが上がった状態からスタートできたりします。もちろん、逆効果な時もあります。一度クエストに挑戦すると、再び料理を食べることができます。
アイルーは、最初はいないですが、自室の前にいるおばさんに話しかけて「雇う」ことで増えていきます。
・ポッケ農場
ここでは、畑や桟橋などといった農場施設があり、様々なアイテムを収穫・獲得することができます。獲得できる回数には限りがありますが、一度クエストに挑戦してくると、再び獲得できるようになっています。
また、特定の条件で手に入る「ポッケポイント」を消費して、施設の拡張を行うことができます。これによって、より多く、より良いアイテムが手に入るようになります。
・お店
村の外にある施設で、武器や防具の生産・強化を行えたり、アイテムを購入したり出来ます。
武器・防具は購入するという概念はなく、素材と資金を支払って生産・強化していく形になっています。強化したいなら、強化するために必要な素材がないと、永遠に強くなれないということです。
・村長
村の入り口付近にいつもおり、1人用のクエストはこの人から受注します。
一度クエストを受注すると、出発するまで変えることはできないので注意しましょう。
・オフライン集会所&オンライン集会所
ここでは、複数人用のクエストを受注して、挑戦することが出来ます。1人用クエストとはまた別物で、1人用クエストよりほんの若干だけレベルが高いようです。ただし、「オフライン」のほうに行ってしまうと、文字通りオフラインなので、クエストは必ず1人で受けることになります。
通信機能を使って複数人で挑戦したい場合は、まずオンライン集会所のほうに入り、同じ番号の集会所に入ります。そして、リーダー(このゲームでは「ホスト」と呼びます)となる人がクエストを受注し、「他の人と一緒に挑戦しますか?」の選択肢で「はい」と選び、一緒に挑戦する人数などを設定します。リーダー以外の人は、受注が終わった後「クエストボード」というものを見て、そこから受注中のクエストを選択して参加することで、一緒にクエストに挑戦することができます。
・訓練所
いわゆるチュートリアル要素を含んだ練習所みたいなところです。ここで簡単なクエストもどきに挑戦したり、倒せなかった大型モンスターの訓練をしたりとかできたりします。
◆クエストについて
クエストには大きく分けて2種類のタイプがあります。「特定のモンスターを特定の数だけ倒す」と「特定のアイテムを特定の数だけ納品する」です。
倒すのはまあそのままの内容なのでよしとして…納品というのは、クエストのスタート地点であるキャンプでしかできません。まず特定のアイテムを入手します。そしてキャンプまで戻ってきます。メニューを開き、アイテム画面でアイテムを選択して「納品する」を選択すると、納品することが出来ます。
なお、スタート地点であるキャンプには、寝ることで体力を回復できるテントと、必要最低限のアイテムが入ったアイテムボックスがあります。
◆武装タイプについて
全部で10種類あるみたいです。…私は双剣と片手剣しか使ったことがありませんが、武装によって操作が全然違い、例えば「ボウガン」は、アイテムとして弾が必要だったり、そんな武装もあったりします。
…全部説明するのは面倒なので、実際に触ってから決めるといいです。
◆partygameの評価◆…89点(100点満点)
重要なのは「自分が成長する」ということ
もう、1人用の★2つのクエストですでにひいひい言ってます(笑)
何というか…武器や防具を強くするには当然限界があり、もちろんレベルなんて概念もない。そうなってくると、重要なのは…やはりプレイヤー自身が学んで、成長していくことにあると思います。もちろん、アクション苦手な人はお断りという感じですが。
最初は「無理だ」と思うんです。巨大なモンスターを目の前にすると。しかし、そのモンスターのクセとかスキができるタイミングとかが、プレイしていくうちに段々分かってくるわけです。そうして最後には、1人でもなんとか撃破できる、と。その瞬間が気持ちいいんですよね。培ってきた経験が成果に結びつく瞬間が。…というか、1人用のクエストは1人でクリアできないとどうしようもないですしね(笑)
…とはいえ、やはり1人では限界を感じることもあるでしょう。だからこそ、マルチプレイが活きてくるわけです。
今回、同期の友人と2人でクエストに挑戦する機会を得たんですが、なんか…違いますね。マルチだとやっぱりなんか楽しいです。しかも相手はG級とまではいかなくとも、基本的なクエストは全てクリアしている(私からしたら)上級者なので、基本は私が足を引っ張ります。でも、「ここで攻撃だ!」とか「ああ、今怒ってるね」とか、いろいろ無意識のうちにアドバイスをもらっているわけですよ。だって、マルチプレイで言われて、初めて気づいたシステムもたくさんありましたし(笑)
そこは裏を返すと、説明不足なのでは…?というのもありますが…まあ、そういった経験を得た人から、また別の初心者へと受け継がれ、その人が成長した時に今度は自分が他の初心者に伝授する…そんな流れが、モンハンの世界では出来上がってきているような気がします。
まあ、いきなり1人で始めてみようと思っても、なかなか難しいことでしょう。だからこそ周りに、親切なモンハンユーザーがいてくれればいいかもしれませんね。ただしその場合は、長~いお付き合いになる可能性もあると思うので、そのつもりでプレイしましょう。その長~いお付き合いに面倒さを感じるのであれば、やめておいたほうがいいかもしれません。「面倒だけど、友達がやりたいって言うから…」なんて考えで遊んでたら、面白くも何ともありませんからね。
簡単に言うと、「クエストを極めてみたら、こうなった」というタイトルですね。
クエストに挑戦し続ける「だけ」と言えば「だけ」のゲームなので、作業に感じるなどの理由で、そもそもの合う合わないはあるでしょう。しかし、それだけに集中しているって感じです。操作は慣れないと難しかったり、もどかしい部分もあったりしますが、それらも含めてこの作品の「味」なように思います。むしろ操作は、慣れてくると「あっ、このボタン操作いいかも」と思えてきます。カメラの回転だけはちょっと難しいですけどね。(アナログスティックでプレイヤー移動、方向キーでカメラ移動なので)
若干マルチプレイありきですが、1人じゃ面白くないか?というと、全然そんなことはありません。充分面白いです。1人だけど気になっているなら、安くなっている今、買ってみるといいと思いますよ。ただし、相当の時間が潰れることは保証されるので、ハマりすぎには注意しましょう。…まあ、そうなってくれたほうが開発者としては本望でしょうけど(笑)
なんか、かなりうろ覚えなんですが結構前にどこかのブログ様の記事でpartygameさんのコメントを見た憶えがあるんですよね。モンハンに関してのことで。
そのコメントが確か「自分には会っていない」的な感じの内容だった気がするので、それでインプレッション記事は書かないとかなあと。それでもきちんとレビューされて、お疲れ様です。
この記事はもちろん作品自体を批評するわけでpartygameさん個人の意見というものはそこまで絡んでは来ないと思うので、そのコメント内容のほうにコメントしちゃうんですが(そもそもそのコメントについて忘れていたらすいません)、そのコメントで仰っていたことには自分も全面同意だったんですよね。
なんというか、とにかくこのゲームって、時間がかかりまくるというのが大体「合わない」意見としてあると思いますし自分ももちろんそう思うんですが、個人的には初心者のころに武器・防具とモンスターのパワーパランス?力関係?といいますか、そんなのが「合わない」と思ったんですよね。
初めてモンハンをプレイして大型のボス級モンスターと戦ったときは、そいつから受けるダメージの大きさとそいつを倒すまでの手間やら時間やらなどの「難しさ」に困ったものです。いや 自分がヘタレであるのは言うまでもなく、その時の武器・防具がまだまだ強いものではなかったのも大方の原因なんですが、その武器・防具を強くするのにも手間やら時間やらがかかりますし、更にその「強くするためにやること」が難しくてそもそもできない…という悪循環にハマったとまでは言いませんが、それも考えられると思うんです。
まあ、地道にやっていけば上達していいき、武器・防具も強くなっていくのでしょうけど。「このモンスターもっと弱くしてくれー」「受けるダメージデカすぎー」と何度思ったことか (笑) やはりそこら辺が「合う合わない」の境目でしょうか。
と、さっきから繰り返し「合わない」と感じる意見を連呼しまくってますが、実は自分もPSP版のを初めてやって、Wii版のモンハンも普通にプレイしちゃってるんですよね。いろいろと合わない意見言っといてやってるのかよって感じですけど
実際このゲームは本当に自分の実力の上達が要されてくるものですし、最初とかは色々難しくて大変と感じるような部分もありますが、頑張ってプレイしていけばその分自分も上達し、ゲームの中でも徐々にステータスが強くなっていけますしね。
なによりモンハンは、やはり協力プレイが楽しいですからね。巨大なモンスターを倒したときの達成感とかは素晴らしいです。自分も何度仲間に手助けさせてもらったことか(笑)
個人的に長々と、失礼致しました。
何か、最初の数時間はパッとしなかったというのが正直なところです。いわゆるおつかいゲームの延長線上であることは確かですし、クエストにかかる時間なども含めて全体的にもっさりした感触というか…すぐには慣れないスタイルでした。
ただ、10時間もプレイすればさすがに慣れてきます。慣れてくると、ようやくこの作品の深くにある魅力に気づいてくる、といったところですね。正直、やりこもうと思えばいくらでもやりこみたい感覚にはなります。時間も忘れて。
私は、最初は「合わない」と思っていましたが、慣れてくるとそうでもないかも…とは思っています。Wiiの3を買っていない身ですし、たぶんこれからも買わないとは思いますが、魅力あるタイトルであることは充分理解できたように思いました。というか、たぶん2nd Gだけでお腹いっぱいになると思います…(笑)
私の場合、最初は動作も重いし中々辛かったですが、マルチプレイで他の方にくっついて逃げ回ってるうちにコツを覚えて装備も強くなりかなりハマりました。やはりこれは協力プレイが本当に面白いですね。
…ただ一人で黙々とやるには少々ストイックな気がしますが。
前述の通りかなり好みが分かれるんで、人に勧めるときは相手を見ないといけないですね。
2nd Gは100時間、3は160時間ほど遊んで(現在もプレイ中)いますがやっぱり一人よりも複数で遊んだほうが楽しいですよね。
というか2nd Gなんかは村なら一人で普通にクリアできますが集会所の上位はとても一人で挑もうなんて思えません。
個人的には当時よくPRされていたモンハン芸人の数百時間のプレイ時間をみて怖気ずいていたのですが、プレイしだすと自分も全く同じ状況になってしまいました(笑
思うにこのソフトは最初ですぐに挫けるかやりこむかの二択ですね。
私もプレイしたての頃はあまりいい印象がなくて、グルグルさんが書かれたようにどこかのブログで、もしかしたら「合わないかも…」ということは書いたかもしれません。ただ、そう言っているなら15時間もプレイできないわけですから、その時点で充分楽しめているわけです。
そこから考えられるのは…このゲームは、入り口がとても狭いけど、それを超えれば魅力に気づく、ということだと思います。
まあ、肉焼きについてもタイミングはあまり正確に教えてくれないですからね。しかし、何回か繰り返してタイミングを掴んで「上手に焼けました~」となった時は面白かったですけどね。
>tapiokaさん
知りさえすればハマる、というわけですからね。そもそも、意味もなくゲームを何百時間もやるわけがありませんから、そこにはそうさせる理由があるハズなんです。単純に面白いからそれだけやっているという人。人と付き合っていたらそんなプレイ時間になったという人。まあ、色々いるでしょうけど…基本はゲームそのものに一定水準の魅力がないことには、あり得ないですからね。何百時間なんて。
だから、私はモンハンは優秀なゲームとして捉えています。ただし、敷居は高いですけどね。