セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DSiウェア『あぁ無情 刹那』 インプレッション

2009年09月19日 17時17分42秒 | 【旧】購入・レビュー話


あぁ無情 刹那
対応ハード : DSi(DSiウェア)
発売元 : 任天堂
開発 : アリカ
配信開始日 : 2009/09/02
販売価格 :500DSiポイント(=500円)
ジャンル : シューティング
プレイ人数 : 1人
通信機能 : ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 37ブロック


●キューブの獲得がカギの縦スクロールシューティング
今作は、任天堂が扱うのは珍しいシューティングゲームです。開発は『ケツイ デスレーベル』を制作しているアリカです。


●基本的なルール
ステージは、全3ステージ。基本的には、従来どおりガンガン敵を倒しつつ、ステージの最後に出てくるボスを倒すとステージクリアになります。
ステージ構成は、決まった順番で敵が出てくる「パターンモード」と、出現する敵が毎回ランダムで変わる「ランダムモード」があります。

道中では敵を倒すなどの方法で、「キューブ」というアイテムを手に入れることができます。得点になる他、スペシャル攻撃用のメーターを回復したり、一定数獲得することで残り機数を増やすことも出来ます。
また、一度に多くのキューブを画面上に発生させることで、キューブの「レベル」が上がり、得点などの値が増えます。

攻撃タイプには2種類のタイプがあります。
◆タイプA(初心者向け)
通常のショットと、ボムが使えます。ショットは、そこそこ幅広い方向に攻撃できます。
ボムは、広範囲を攻撃できるうえ、画面上の全ての敵弾を消すことが出来ます。また、ボムの範囲内にいる敵弾が、キューブに変わります。
ボムを使用すると下画面のメーターの3分の1程度を消費しますが、メーターが残っている場合は連続してボムを私用することも可能ですし、ボムが使用できる状態で敵や敵弾に当たってしまった場合、自動でボムを使用してくれるので、破壊されずに済みます。
ちなみに、メーターは何もしないでも徐々に回復します。キューブを取ると、さらに回復します。

◆タイプB(上級者向け)
通常のショットと、レーザーが使えます。ショットは、タイプAより攻撃範囲が狭いですが、威力は上がっています。
レーザーは、敵弾を消すことはできないですが、レーザーで敵を倒すと、倒した敵の弾が「キューブ」に変化します。また、レーザーを撃っている間、自機の周りに「ジャミング」が発生し、ジャミング内の敵弾はスピードが遅くなる他、敵を倒すとジャミング内の敵弾が全てキューブに変わります。レーザー使用中はメーターが徐々に減っていきます。
ちなみに、タイプBでは敵や敵弾に当たると、従来どおり1回で破壊されます。


●ランキングについて
記録に残ったスコアは、Wi-Fiコネクションに接続することで、Wi-Fiランキングに登録することが出来ます。ランキングは、全て一まとめではなく、ステージの構成と攻撃タイプごとに、計4つのランキングに分かれて集計されます。
Wi-Fiに接続すると自分のランキングのほかに、各ランキングのトップ10を見ることができ、さらにそのプレイ映像を取得して、見ることができてしまいます。(取得できるプレイ映像は1つのみ)うまい人のプレイを見て、コツを盗んじゃいましょう。


◆partygameの評価◆…82点
開口が広い出来です

シューティングは言うほどうまくない私ですが、そんな私でも気持ちよく楽しめています。

敵の種類はそんなに多くないですし、ボスも見た目は3ステージとも一緒だったりしますが、そんなに過不足な感じはしませんでした。まあ、短い時間でプレイしてスコアを競うというのが、醍醐味だからですかね。だいたい1周で10~15分程度なので、気兼ねなく楽しめます。

また、タイプAだと敵に当たってもボム自動使用で死なない親切設計ですし、タイプAとタイプBで、異なったキューブの集め方が楽しめるのはいいですね。
タイプAは、まあ…敵弾が多く出ているときにボムを撃てばいい…ぐらいでプレイしていても、そこそこいけます。タイプBでは、レーザーで効率よく敵を倒していくことと、ジャミングに敵弾を集めてキューブにするといった、ワンランク上のテクニックが必要になります。私は…弾を避けるのがヘタクソなので、タイプBではクリアするのもなかなか厳しいです(笑)
ただ、ランキングはステージ構成と攻撃タイプごとに分かれているおかげで、別にタイプAしかプレイできなくても、スコアを極めることに熱を入れることはできます。


短い時間で、初心者にも上級者にも満足できる、スコアアタックシューティング。Wiiウェアでいう『スターソルジャーR』みたいなものですが、爽快感とか開口の広さでいうと、こちらのほうが敷居は低いような気がしました。
激ムズな弾幕シューティングというわけではないので、そっち系のユーザーにはどうなのか分かりませんが、ちょっと久しぶりにシューティングを…という人には、オススメです。
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