『斬撃のREGINLEIV(レギンレイヴ)』
対応ハード : Wii
発売元 : 任天堂
開発 : サンドロット
発売日 : 2010/02/11
希望小売価格 : 6,800円(税込)
ジャンル : 斬撃アクション
プレイ人数 : 1人(Wi-Fi通信で最大4人)(セーブデータ最大5つ)
通信機能 : ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
備考 : クラシックコントローラ対応・Wiiモーションプラス対応
CERO : D(17歳以上対象)
※ストーリーモードを約2時間、オンライン協力プレイモードを2時間ほどプレイしてのインプレッションです。
(ただしオンラインモードは、1人のみでのプレイですが(笑))
●斬撃の軌跡をもって、巨大な敵をブチ倒せ!
今作は、『地球防衛軍』シリーズなどで知られるサンドロットが開発を手がけた、爽快なアクションゲームです。
Wiiリモコンでポインタを操作して攻撃する軌道を描くように操作する感覚が特徴で、『Wiiモーションプラス』を付ければより直感的な操作が楽しめます。
●操作説明・ゲームの進め方
操作やゲームの進め方については、体験版のインプレッション記事をご参考ください。
同じ内容を二度書くのは、けっこうダルいので(笑)
●ストーリーモード
大体は体験版と同じシステム周りですが、いくつか気づいた点を。
◆分岐
ストーリーを進めていくと、男性主人公でしかプレイできないミッションと、女性主人公でしかプレイできないミッションに分岐することがあります。
この場合、先のミッションを出現させるには、両方のミッションを攻略しなければいけません。
◆神速移動について
神速移動とは、ヌンチャクを振ると、振った方向に緊急回避のような感じでダッシュすることができる操作のことですが、体験版でなかなかうまくいかない…と、私も皆さんも思ったことでしょう。
説明書にもその旨は書かれていまして…どうやらヌンチャクを「水平に持って」操作するといいようです。寝かせすぎたり、強く振りすぎたりすると、反応がなかったり変な方向に移動したりしてしまうようです。…こればっかりは、慣れるしかないようですね。
◆炎の杖
存在する武器の1つで、非常に広範囲を攻撃することのできる魔法です。しかしこれ、実はプレイヤーにも当たってしまいます。目の前の敵に当ててしまうと、自分も吹っ飛んでしまうので、注意しましょう。
特に、この後に紹介するオンライン協力プレイモードでは、他のプレイヤーを巻き込む可能性が高いので、使用する場合はチャットで告知するなりしましょう。それか、いっそのこと絶対使わないとかね(笑)
●オンライン協力プレイモード
ニンテンドーWi-Fiコネクションに接続して、最大4人での協力プレイができます。
フレンドコードを交換しあったユーザー同士での協力プレイだけでなく、知らない人との協力プレイも可能です。
◆セーブデータについて
オンラインモードのセーブデータは、ストーリーモードのセーブデータとはまた別に作成することになります。ストーリーモードでたくさん武器を作っておいて、オンラインで使用する…ということはできないので、ご注意くださいませ。
◆ミッションについて
ミッション内容も、ストーリーモードのものとは全く異なります。基本、多人数でプレイする前提ということで、全体的な難易度はストーリーモードより高めです。
最初は3つしか選択できませんが、ミッションクリアしていけばドンドン増えてきます。
◆ロビー画面
Wi-Fiコネクションに接続すると、ロビー画面へ移行します。ここで、他の人が作成しているロビーへ参加したり、新たにロビーを作成して参加者を待ったりできます。
ロビー作成時には、以下の内容が設定できます。(※作成後にも変更可能です)
・戦場…ミッション内容です。
・難易度…まあ、そのまんまの内容です。
・方針…最大3つまで選択できます。「2人でプレイ」「4人揃うまで待つ」などの人数設定や「初心者歓迎」「結晶は取れる人が取る」など、おおよその方針を決めることができます。種類は様々なので、気分によって変えてみましょう。
・公開設定…作成するロビーを全員に公開するか、フレンドにのみ公開するかを設定します。
◆ミッション内容とチャットについて
大体は全ての巨人族を倒すとクリアですが…協力プレイでは、「4つのライフ」を共有してプレイすることになります。誰かが死亡するとライフが1減り、しばらくして死亡したプレイヤーが復活します。ライフが0になるとミッション失敗となります。
つまり、1人でプレイする場合は、最大で3回死亡できるということになります。
そして、チャットは、あらかじめ決められたメッセージを選択して表示することができます。
Wiiリモコンの十字ボタン右を押すと、メッセージの内容一覧が出てきます。十字ボタン右を押してどんどん選択していって、最終的にメッセージを選択した後、メッセージを公開する対象を選択して、チャット完了です。戻ったりチャット画面を閉じたい場合は、十字ボタン左を押します。
◆partygameの評価◆…79点(100点満点)
慣れるまで我慢 慣れれば爽快
やっぱり全体的に、慣れが必要だということは改めて思いました。
体験版でも指摘しましたが、神速移動や分かっていても、やっぱりちょっと難しいです。とにかく、あまり力まないことですね。反応しないからって強く振ると余計に反応しないので、落ち着いてそんなに強く振らないようにしましょう。
結晶(マナ)が獲得できる範囲も体験版と同じでした。まあ、これは仕方ないとは思いつつ、こっそり修正されていたらよかったな~と思っていましたが。
その他に、これも体験版で言いましたが、やっぱり面倒だと感じてしまうミッションがありますね。
敵を倒しては、別の遠くに敵が出てきて移動…の繰り返しで、移動が面倒くさかったり。あるいは、NPCが定位置まで移動してこないと次の敵が出ないというミッションもありまして…その待ち時間がじれったかったりもしました。
逆に、オンラインモードのミッションにはストーリー性がないので、基本、次から次へと敵が出てきます。まあ、それでも遠くに出たりして移動が面倒くさいミッションがあったりしますけどね。まあ、それは『地球防衛軍』シリーズの頃からの特徴?ですからね…。
もう1つ。このゲームには「ポインターアシスト」といって、項目自体にポインターが合ってなくても、自動的に近くの項目を選択してくれるというアシスト機能(OFFにすることも可能)があるのですが、これが働く場面と働かない場面があるのが不自然に感じました。同じ画面でもアシストが働く項目が働かない項目がありますし、セーブ画面ではこの機能は働きません。
ついでで言うと、セーブ画面のレイアウトもちょっと分かりにくかったです。
とまあ、色々文句は言ってますが…ミッションが進んできて、武器をたくさん作っていくと、使っていて非常に気持ちいい武器が増えてきます。そうなってくると、やっぱり俄然テンションが上がります。
一直線に貫通する弓矢や、複数の敵を一度に打ち抜く弓矢、かなりの範囲の敵を一掃できる炎の杖など、やっぱり一掃できる感じの武器が気持ちいいですよね。とはいえ、さすがにミッションもそこそこ進んでくると、力押しでは厳しいこともあり…手数の多い弓矢・剣・杖などで地道に削る努力や、敵の攻撃を確実にかわすテクニックが必要になってきます。
オンラインモードのシステムも、十分な出来だと思います。「方針」でロビーの雰囲気を作ることができますし、イヤなプレイヤーがいたら「ブラックリスト」に登録することもできるみたいですし、配慮はそれなりに行き届いているかと思います。
…ということで、ゲームとしては遊びやすいものとは言い難いですが、慣れさえすれば、斬撃を描く操作感覚と、巨大な敵を一掃する爽快感。あるいは強敵を倒した時の達成感を味わうことができます。
誰が向いているか?向いていないか、と言われると…なかなか難しいです。慣れることができるかどうかは、それぞれ自身の問題ですからね…。まあ、少なくともボタン操作志向の人はすぐ諦めそうですし、もちろんライトユーザー向けとは言い難いですけどね。
もしよかったら、一緒にプレイしましょう。私、特攻しかしないかもしれませんが(笑)
(※2010/03/22現在、このタイトルは持っていないのでフレンド募集はしていません。ご了承ください)
関連記事:
Wii『斬撃のREGINLEIV(レギンレイヴ)』 体験版インプレッション
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体験版では、やっぱり簡単なステージしかプレイできませんでしたからね。爽快感は味わえても、達成感を伝えるところまでは、できなかったんだと思います。
それこそ、いかにもモンハン的なシチュエーションというか…超巨大な敵で、しかも正しい手順を踏まないとダメージを与えられない敵がいたりしまして、そういう敵との対戦では、ある意味モンハンのようなただならぬ緊張感を感じられました。まあ、その時は惜しくも撃沈してしまいましたが(笑)
>>体験版は逆効果な気もする。
…まあ、あくまで体験版ですし。それに、ただでさえ完全新作で、かつWiiでアクションゲームを発売しようとしているわけですから、どんな形であれ、名前を知ってもらわなければいけない…という意識は、任天堂自身強く持っていたのではないかと思います。
少なくとも私は、体験版のおかげで「もっと難しいステージをプレイしてみたい」と思えましたし、一概に逆効果とは言えないと思いますよ。もちろん、悪いイメージを持った人もいるでしょうけどね。
TSUTAYAの体験版を遊んでみて、どうも合わないかなぁ・・・と思ったんですが、うーん、ちょっとプレイしただけでは魅力が分からないタイプですか。
初めてモンハンをやった時も最初はキャラクターの動きも鈍くて面白さがよく分からなかったのですが、慣れてきたら(ついでにオンラインに飛び込んでみたら)その魅力がグングン伝わってきたので、ちょうどそれに近いの・・・でしょうか。
・・・そうすると体験版は逆効果な気もする。