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『レフト 4 デッド』
対応ハード : Xbox360
開発・発売元 : バルブ・ソフトウェア※海外のメーカーです
発売日 : 2009/01/22
希望小売価格 : 2,940円(税込・廉価版の価格です)
ジャンル : ホラーアクションシューティング
プレイ人数 : 1~2人(オンライン 2~8人)
通信機能 : 通信プレイ対応(ボイスチャットあり)・追加コンテンツ対応(無料&有料)
CERO : Z(18歳以上のみ対象)
「取り込み」の容量 : 3.7GB
※正式に評価する、初めてのZ指定タイトルかな?
参考データ--------------------------
購入価格:0円(借り物)
現在までのプレイ時間:約6時間
(※オフラインプレイ:4時間 オンラインプレイ:2時間(協力プレイのみ))
オフラインの実績:1ステージ制覇・1ステージ最終エリアで断念
オンラインの実績:途中参加で1ステージ制覇・1ステージ断念
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●ゾンビだらけの舞台から脱出せよ!
今作は、4人の主人公がゾンビの世界から脱出するというFPSです。
(※FPS=ファーストパーソン・シューティング=操作キャラクターの視点がそのままゲーム画面となって見れるスタイルのガンシューティング)
●ルールと操作
◆ルール
主人公である4人のうち1人を操作して、他の仲間とともにゾンビを倒しながら先へ進んでいきます。途中にある「セーフエリア」に全員が逃げ込んでドアを閉めればチェックポイントとなり、次のエリアへと突入します。
1つの舞台につき、全部で5つのエリアがあります。セーフエリアを通っていき、最終的には無線で救援要請をして、到着した乗り物(ヘリコプター、船など)に乗れば、脱出成功となります。普通は死亡してしまっても、生存者がセーフエリアにたどり着ければ次のエリアでは復活しますが、最後のエリアでは脱出できずに死亡した場合、その人物は脱出失敗となります。
ちなみに、HPが0になるとすぐに「死亡」となるわけではなく、まず「戦闘不能」状態になります。これを一定時間放っておくと「死亡」となるわけですが、誰かが近くによって蘇生してあげることで、HPはとても少ないですが復活することができます。(蘇生に必要なアイテムはない…と思います)
あと、「戦闘不能」中であっても、銃を撃って応戦することだけはできます。
◆操作
左スティック…移動
右スティック…視点移動
RBボタン…視点を180度回転
LBボタン…しゃがむ
はしごなど昇降するものに対しては、はしこなどに向かって移動し続けるだけで昇降します。
RTボタン…銃による射撃
LTボタン…押し返し
ゾンビに集団で張り付かれると動きづらくなるので、押し返しでバランスを崩してから攻撃すると良いです。
Aボタン…ジャンプ
Bボタン…リロード
Yボタン…銃の切り替え
Xボタン…使用・入手・掴むなど
銃は、無限に撃てるピストルと、弾数制限のある特殊な銃があります。
ピストルは、2つ目を手に入れれば両手での射撃が可能になり弾数を倍になりますが、リロードも長くなります。
特殊な銃は、セーフエリアその他の場所で入手でき、Xボタンで取り替えられます。弾数については、セーフエリアなどにある玉の山積みを見て、Xボタンで補給します。
方向パッド上…ライトのON/OFF
方向パッド右…救急キットの装備
方向パッド左…グレネード系武器の装備
方向パッド下…鎮痛剤の装備
ライトは基本付けておくといいですが、ある敵に対しては危険なので消しましょう。詳しくは後で説明します。
救急キット・グレネード系武器・鎮痛剤については、獲得することで1回だけ使用でき、装備した後RTボタンで使用します。LTボタンで他の仲間に使用してあげることもできます。
・救急キット…HPを(受けた総ダメージの)80%回復
・鎮痛剤…HPが「一時的に」増えます。救急キットより入手する機会が多いですが、時間とともに効果がなくなっていくので、あくまで応急処置です。
STARTボタン…メインメニューを開く・投票で「賛成」を選択
BACKボタン…ステータスメニューを開く・投票で「反対」を選択
メニューを開いて、プレイのやり直し・難易度変更・特定のプレイヤーの強制切断などを行う場合、他のプレイヤーとの投票で決定することになります。STARTボタンかBACKボタンで投票します。投票中もプレイは続行しているので、ゾンビに注意しましょう。
●ゾンビの紹介
◆感染者
最もスタンダードなゾンビです。
が、他のゲームのゾンビとは違い、こちらを見つけると全力疾走で襲い掛かってきます。ハンパじゃない速さです。また、一定時間ごとに、群れをなして襲い掛かってきます。
◆ウィッチ
しくしくと泣き続けるゾンビ。放っておけば何もしてきませんが、騒音・ライトの灯かりは嫌いです。
ライトで照らしたり、何らかの音を立てると怒り始めます。それでも同じ行為を繰り返していると、襲い掛かってきます。攻撃力が高いので、「触らぬ神にたたりなし」でいきましょう。もちろん、直接撃つとそれだけで襲い掛かってきます。
◆ブーマー
とってもメタボなゾンビ。胆汁を吐き出してきて、それに当たってしまうと視界が悪くなるうえにゾンビが大量に襲ってきます。(他の仲間が浴びた場合もゾンビが襲ってきます)
倒したときも周辺に胆汁を撒き散らすので、遠距離から倒しましょう。
◆ハンター
遠くから、プレイヤーに向かって瞬く間に飛び乗ってきます。飛び乗られて押し倒されると、自力ではどうしようもできなくなります。他の仲間がハンターを倒さない限り、延々と攻撃され続けます。
◆スモーカー
舌がベロ~ンと長いゾンビ。視野が異常に広く、遥か遠くから舌を伸ばしてきて、捕まえてきます。舌に巻きつかれたプレイヤーは、自力ではどうしようもできなくなります。他の仲間が助けてあげましょう。
◆タンク
巨大な姿に変貌した、最強のゾンビです。攻撃力も耐久力もすさまじく、油断していると一瞬で戦闘不能に陥ります。皆で協力して、銃弾を叩き込みまくりましょう。
◆ゾンビの配置・登場について
ゾンビの配置は、毎回ランダムです。どこでどういうゾンビが出てくるかは毎回違うので、注意しましょう。
ちなみに、マップのルートも微妙に変わっているとかいないとか…?
また、エレベータを起動したり扉のスイッチを起動したりすると、先に進める状態になるまでの間に、大量のゾンビが襲い掛かってくるポイントがあります。その場合は「このエレベータを操作すると大量のゾンビがやってくるぞ!」と警告されるので、充分に準備をしてから起動しましょう。
さらに、救援要請をしてから救助が来るまでの間、ゾンビたちの最後の猛攻が待ち構えています。まさにクライマックスという感じで容赦なく襲ってくるので、何とか頑張って耐え抜きましょう。
●モード紹介
◆キャンペーン
Xbox Liveによる通信で、4人での協力してのミッション攻略を目指します。
部屋に参加して最初から開始することも出来るほか、進行中のプレイで空き(CPUになっているキャラクター)がある場合、そこに割り込んで途中から参加するということもできます。
◆対戦
4人が主人公に。他の4人が「ブーマー」「ハンター」「スモーカー」「タンク」のいずれかの感染者になり、対戦を行います。
基本的な流れはキャンペーンと同じです。脱出できれば主人公たちの勝ちで、全滅させれば感染者のほうが勝ちです。
感染者の操作方法は主人公とほとんど変わりありませんが、攻撃の種類が違います。「タンク」以外は、LTボタンで近接攻撃。RTボタンで固有の攻撃(胆汁、飛びかかりなど)となります。「タンク」の場合は、LTボタンで近くのものをぶん投げて攻撃。RTボタンでパンチになります。
◆シングルプレイヤー
オフラインの状態で、1人でミッションに挑戦するモードです。他の3人はCPUとなります。
◆partygameの評価◆…87点(100点満点)
色々、いい感じにバランスが取れているように思います
舞台となるステージが4種類だけだったり、登場するゾンビの種類が6種類だけだったりと、一見するとボリュームが少なそうに見えるんですが…それを感じさせない魅力がこのゲームにはあると、私は思います。
ゾンビの種類は確かに少ないですが、それぞれハッキリとした分かりやすい特徴があり、ましてや「ハンター」「スモーカー」については掴まると自力ではどうしようもできなくなるため、まさに仲間の協力が必要になってくるわけです。
一方で、「ウィッチ」では慎重さが求められますし、「タンク」では一致団結して戦う必要があります。とにかく「仲間とともに進み、仲間とともに戦うこと」が何よりも大事であることが、敵の特徴からも伺えるわけです。
ステージも4種類しかないですが、クリアまでには1時間くらいはかかりますし、ゾンビの配置などが毎回違うのもいいアクセントになります。また、マップが存在しないのでそれについてはある程度プレイして覚えていく必要がありますが、マップが一本道でもなく、かといってムダに広すぎず…ちょうどいい感じだと思いました。もちろん初プレイ時は迷いましたが(笑)
「スモーカー」など、遠くからでも攻撃してくる敵が木陰などにいた場合は全く見えなくて、まさに、罠に自ら飛び込むような行為になってしまいますが…それもまあ、「協力が大事」だという点では仕方のないことかな?とは思いました。
できれば、もう少し敵を見つけやすい何らかの手段が欲しかったように思います。あるのかもしれませんが。
その他について。
・基本的にロードは長めです。セーフエリアにたどり着いた時のロードも長いですが…その間に、これまでの結果などが表示されるので、思ったよりロードに対してストレスは感じませんでした。
・敵は、ただひっきりなしに出現してくるわけではなく、「猛攻」と「静寂」がメリハリ良く繰り返されていく感じで…それもまた、いい意味で緊張感を作り出していると思います。
実質的なボリュームは少ないですが、下手に要素の種類が多くない分、ハマればどんどん極めたくなります。最初はクリアだけをとにかく目指して…余裕が出てきたら、仲間を助けるように心がけていくといいでしょう。さらに余裕が出てきたら、対戦でゾンビ役をやってみると、なお面白くなってくることでしょう。
純粋に物足りないと感じる人も多いかもしれませんが…その人は、続編の『レフト 4 デッド 2』では要素が増えているようなので、そちらをプレイされると良いかと思います。
それと、オンライン環境があったほうが絶対にいいです。1人プレイでは、全体の魅力の1割くらいしか楽しめないでしょう。発売されて1年以上経っていますが、今でもオンラインでプレイしている人は、一応いるみたいです。
また、Z指定なだけあって、当然のようにグロいです。その点もご注意を。Xbox360を購入したことで、今後はZ指定タイトルが増えてくるかと思いますが…あくまで、これまでと同じように参考になるよう評価していきたいと思います。
ちなみに、このゲームは借り物なんですが…ディスクの穴のところが破損していまして…しばらくは問題なくプレイできていたのですが、いきなり「ガリガリガリ!」と削れるような音がし始めたので…それ以来、プレイしていません(笑)
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ