『みんなのスッキリ』
対応ハード ： PSP
発売元 ： ソニー・コンピュータ・エンタテインメント
開発 ： クラップハンズ
配信開始日 ： 2009/10/01
希望小売価格 ： パッケージ版 2,980円・ダウンロード版 2,380円
ジャンル ： アクション/バラエティー
プレイ人数 ： 1人
通信機能 ： ゲームシェアリング対応（ゲームの配信）
CERO ： A（全年齢対象）
※12種類の全てのゲームが遊べるようになっての、インプレッションです。
※現在までの総プレイ時間は約10時間です。
●紹介できていなかった残りのゲームを紹介
体験版・ファーストインプレッションではプレイしていなくて紹介できなかった、残りの2ゲームを紹介します。
◆「スッキリ！ひっこぬき」
ステージに、0～9までのどれかの数字が書かれた野菜・草がビッシリと生えています。それを、数字の順に引っこ抜いていきます。
最初は何を引っこ抜いてもいいです。2つ目以降は、数字の順番に沿って引っこ抜いていかなくてはいけません。最初に5を抜いた場合は→6→7→8…という順に。9の次は0になります。それで、全ての野菜・草を引っこ抜いたタイムがスコアとなります。
方向キーで移動し、○ボタンで引っこ抜きます。△ボタンを押すと「引っこ抜き予約」をすることができます。予約をしておくと、それが引っこ抜かれるタイミングになったときに、自動で引っこ抜いてくれます。そこまで行く必要がなくなるので、タイム短縮につながる大きなポイントになります。
◆「スッキリ！ストライカー」
奥行きのあるステージで、サッカーボールを蹴って様々な物体をぶっ壊していきます。蹴っては跳ね返ってきたボールをまた蹴って…を繰り返します。
方向キーで移動。蹴る時に方向キーでボールを蹴る方向を調節します。○・×・△・□でボールを蹴りますが、それぞれ特徴が微妙に違います。これらを駆使して、うまく狙っていきましょう。
○ボタン…強めのキック
△ボタン…弱めのキック
×ボタン…ゴロ（ボールを転がす）
□ボタン…ロブ（ボールを高く打ち上げる）
当てると爆発して周りを巻き込む赤い物体、入れてしまうとボールをロストしてしまう穴、当てるとマイナス点になってしまう警察官など、様々なギミックが発生します。利用したり、避けたりと…うまく反応していきましょう。
2分間でスコアを稼ぐ「スコアアタック」と、全ての物体を壊すタイムを競う「タイムアタック」の2つのモードがあります。
●ゲームシェアリング機能について
そういえば紹介していなかったので、軽く。
今作では、ゲームシェアリング機能を利用して、他のPSP本体に今作のゲームを配信することができるそうです。体験版という形で配信するのか、それとも1つの内容をまるごと配信するのかは、ちょっと利用していないので…不明です。
ちなみに…「ゲームシェアリング」という言葉をあまりこのブログで使ったことがないので、一応説明します。
これは、ゲーム機本体に一時的にゲームデータを保存することで、多人数によるプレイや体験版・ミニゲームのプレイが可能になる機能のことを言います。DSで言うと「ダウンロード通信」のことです。いわば、1人がソフトを持っていれば全員が楽しめるという、お得な通信のこと…だと認識していればいいかと思います。
◆partygameの評価◆…81点（100点満点） 前回比…+5点
何だかんだいって、結局ハマっています
まず、各ゲームの感想から。
◆「スッキリ！ひっこぬき」
他のと比べると、ちょっと脳トレチックなゲームです。とはいえ内容は単純ですが…個人的には、初期配置によってもタイムが決まってきそうな感じがしまして…。0～9がそれぞれいい感じにバラバラになっていれば、端から攻めていくだけでうまくいきますが、例えば0がほぼ同じ箇所に固まっていたら…引っこ抜き予約を利用しつつ、考えながら選択していく必要があります。しかし、タイムを競うゲームだけになかなかそんな余裕はできにくくて…結局は端っこから順に抜いていける配置のほうが有利な気がします。
なので私は、配置が気に入らなかったらメニューを開いて再スタート…を繰り返しています。早い話が、ちょっとしたリセットゲームになっちゃうのは、仕方ないとは思いつつ気にはなりました。ただ、まあ面白いですよ。短時間でプレイできますしね。
◆「スッキリ！ストライカー」
サッカーボールでとにかく色々ぶっ壊す！単純明快です。穴に入るとボールを消費してしまうとか、ボールを蹴る位置とか色々ありますけど、基本は左右に移動しながら、高いところと低いところを交互に狙っていくという感じでしょうね。
ただそれだけだと飽きやすいですが、狙ってはいけないポイントがあったり、ラッキーボールで全障害物を破壊したり、警察が出てきて当ててしまうとマイナスポイントになってしまったり…色々なアクセントは用意されています。
…とまあ、一通り遊んでみたわけですが…なんか、ちょっとした時間にけっこうやっていましたね。本当に5～10分だけ遊びたいなら本並べ・ひっこぬきのような1回のプレイが短いものを遊びますし、30分くらいあるようであれば、ボクシングやジオラマ、おそうじなど一通り続けてプレイするゲームを遊んでいました。
で、気づいたら10時間プレイしていたわけですが…（笑）
確かにコインの獲得も1つのモチベーションとしてはいいんですが、その場合、全てのゲームが解禁されるとコインを集める必要がなくなるので、そこで止めてしまう可能性が高かったのかもしれません。そうではなくて、単純にゲームそのものを楽しめたり、スコアを極めることを楽しめれば、コイン収集が終わった後でもちょっとした時間でやってみたくなると思うハズなんです。
そう考えると、コインの獲得方法が明確でないというのは、あながち間違った選択肢ではなかったのかもしれない…とも思ったわけです。明確にしちゃうと、それを意識してしまうが故に…ゲームのプレイがコインを獲得するための作業に感じてしまうかもしれないですしね。あくまでコインは二の次、ということです。
ちなみにコインは、全てのゲームが解禁されるだけのコイン（60枚）が手に入ると、それ以上は手に入らなくなります。どうせ1ステージで最大20枚取れるのであれば、取れるようにしてもよかったのでは…という考えもあるかもしれませんが、これもやっぱりコインが二の次だから、ということではないかと思います。
コインについてこれまで色々言いましたが、まあ…全ゲームが解禁してしまえば用済みですから、あとはただひたすらスコアを目指すなり、ちょっとした時間の気分転換に遊ぶなり、自分のスタイルで自由に楽しんでください。この作品は、それだけ分かりやすい内容とお手軽な価格・ボリュームがあるので、万人が手を出しやすい作品ではあると思います。コイン集めは…まあ、頑張ってくださいということで。
ただ、本当に単純なゲームばかりなので、硬派なタイトルしか遊びたくない人にはオススメできません。ご購入は計画的にどうぞ。
関連記事：
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