なんか、行けそうな気がする。そう思った後にこそ、絶望が待っているものです。
『bloodborne(ブラッドボーン)』
対応ゲーム機 ―→ PS4
発売日 ―→ 2015/03/26
価格 ―→ パッケージ版 = 6,900円/ダウンロード版 = 5,900円(ともに税別)
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1~3人?(インターネットで最大3人での協力プレイ&不特定多数との敵対プレイ)
CERO ―→ D(17才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 暴力
■====== 簡単なご紹介 ======■
世界で絶賛された『Demon's Souls(デモンズソウル)』の開発チームによる、新作のアクションゲームです。
「ソウル」が重要なキーワードだった『デモンズソウル』と違い、今作はタイトル通り「血」を様々な糧とした世界設定に。システム面では、拠点で色々と準備したり、床に残されたメッセージや死亡ポイントがインターネットを通じて共有されたりなど、多くの要素が『デモンズソウル』から継承されています。
「ゲームプレイ生配信」を通じて、そこそこ進めてきました。
そろそろ、私が体験した範囲で、1回目の感想を書かせていただきます。
|== ゲームの流れ ==|
プレイヤーは、「狩人の夢」と呼ばれる拠点で色々と準備をした後、墓石を調べて、戦いの舞台となる「古都ヤーナム」へ移動。様々な敵と戦いながら、探索していきます。
ヤーナムには、各所に「灯りの使者」と呼ばれるランタンがあり、灯りをともすと、そこが新たなチェックポイントに。調べると拠点へ戻ることができますし、拠点からそれぞれの灯りの場所に移動することもできます。
死亡した場合、最後に触れた「灯りの使者」から再開します。
|== 血の遺志 ==|
この世界での”お金”みたいな存在です。敵を倒したり、特定のアイテムを使うと増えます。
これを使用して、拠点で買い物をしたり、はたまた自身の能力をレベルアップしたり工房で武器を強化したりなど、色々なことに使えます。
死亡すると、その場に血の遺志を全て落としてしまいます。拾うことはできますが、拾うまでにまた死亡して、また血の遺志を落としてしまうと、古いほうの血の遺志は消えてしまいます。注意しましょう。
落とした血の遺志は、近くにいる敵が拾っている場合もあります。青色に光る目が、目印です。
|== 工房について ==|
武器を強化できる「武器工房」や、アイテムをしまっておける「保管箱」、入手した”カレル文字”というのを自身に装備することで能力を高める「記憶の祭壇」など色々あります。一部の工房は、ヤーナムのどこかに隠されていますよ。
また、道中で所持数を超えてアイテムを獲得した場合、そのぶんは自動で保管箱に入っていきます。
そして、回復アイテムや銃弾に関しては、拠点に戻ってきたり、死亡して「灯りの使者」から再開する時、自動で手元に補充されています。
|== リゲイン ==|
今作では、ダメージを受けた後、HPゲージが完全に減ってしまうまでに反撃を与えると、少しだけ回復することができます。
ダメージを受けた場合、一旦引くべきか?それとも多少のリカバリーのために、すぐ攻め込むか?その判断が重要になってきます。
|== 内臓攻撃 ==|
敵が特定の攻撃モーションを取っている間に銃を当てたり、背後から気づかれないようにして溜め攻撃(R2ボタン長押し)を当てると、敵がひるみます。その状態で近づいて攻撃ボタンをおすと「内臓攻撃」が発動。大ダメージを与えることができます。
鎧をつけている敵あっても大ダメージを与えられますし、先ほど説明した「リゲイン」の活用で、ダメージを受けた直後に内臓攻撃を成功させると、受けてしまったほぼ全てのダメージが回復します。確実に狙っていきましょう。
|== ゆるいネットワーク要素 ==|
オンラインの状態でプレイしていると、いくつかの要素を楽しめます。
◆「幻影」
白い影が見えることがあります。これは、同じ時間にプレイして宇r他のプレイヤーの姿です。
◆「遺影」
色々な場所に墓が立っています。調べると、そこで死亡した他のプレイヤーの死亡する模様を見ることができます。攻略のヒントになるかも?
◆「手記」
地面に生えている使者(ガイコツみたいなの)を調べると、他のプレイヤーがそこに書き残したメッセージを見ることができます。
自身も「狩人の手記」を使うことで書き残せます。
メッセージを見た時、タッチパッドを操作して評価をすることもできます。自分の書いた手記が良いと評価された場合、特典として、その瞬間に体力が回復します。
|== 協力プレイ ==|
物語を進めると「狩人呼びの鐘」というのが手に入ります。
同じく、物語を進めたり特定のアイテムを使用することで増える「啓蒙(けいもう)」を消費して鐘を鳴らすことで、協力者を呼びかけることができます。
他のプレイヤーは、協力を要請している人と同じ場所に来ると、波紋みたいなものが広がっています。そこで「共鳴する小さな鐘」を使用することで、協力を要請した人の世界へと移動して、協力プレイが始まります。
協力プレイは、いずれかのボスを撃破。もしくは、各プレイヤーが死亡した場合、それぞれの世界へと戻っていきます。
「共鳴破りの空砲」を使っても、協力プレイを終了することができます。
|== 敵対プレイ ==|
2人以上で協力プレイをしている時、もしくは「共鳴する不吉な鐘」を使用すると、フィールドに「鐘を鳴らす女」が出現。
この人物がいると、敵となる他のプレイヤーを呼んでいる状態になります。
この女性は、ごくまれに、最初からフィールドにいることもあるそうなので注意しましょう。
敵として他の世界に侵入したいプレイヤーは、同じく「共鳴する不吉な鐘」を使用し、侵入を希望します。
しばらくして、敵を呼んでいる状態にある世界が見つかったら、自動でその世界へと移動し、敵対プレイが始まります。
どちらかが死亡した時点で、敵対プレイは終了。
また、侵入された側がボスと戦うエリアに入った場合も、敵対プレイは終了します。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 6,408円(新品)
プレイ時間 ―→ 約17時間
プレイ内容 ―→ ボスは4体ほど倒しました
過去のシリーズ作品 ―→ 『デモンズソウル』はシナリオクリアまでプレイ。『ダークソウル』は序盤で断念。『ダークソウルII』は未プレイです。
○ ―→ 相変わらずの”絶妙な高難易度”です。
確かに難しいです。ザコ敵は1つとしてザコじゃありませんし、ボスの圧倒的な強さは、初見では絶望することでしょう。
しかし、戦っていくうちに敵の位置を覚えたり攻撃手段から対処法とかが見えてきて、それが上手くハマれば、昨日まで苦戦していたのがウソのよう!なんて感じになります。要するに、一見すると理不尽な難しさに感じるけど、実はちゃんと攻略の取っ掛かりがあるという。これこそが「難しいけど面白い」なんですよね。
キャラクターもレベルアップできますが、何よりプレイヤー自身がレベルアップしていくこと。それを、強く実感できることでしょう。
もちろん、明確なヒントといったら、他のプレイヤーが残してくれる「手記」くらいのものなので、心が折れる人は折れると思いますが(苦笑)
今のところ、私は頑張れています。
○ ―→ 表現力や雰囲気作りは、抜群。
もちろん『デモンズソウル』の時でも充分な表現力でしたが、今回は、さらに細かいところまでこだわりを感じます。
全体的にとても薄暗い世界。風が強い場所もあれば、ジメジメしている場所もあり。それらを見た目や音などでしっかりと表現。プレイヤーに、探求心や緊張感を強く与えてくれます。
それに、内臓攻撃の時に吹き出した「返り血」がキャラクターの服に付いていたりして、これまた凄い”生々しさ”を感じます。
壁際とかでドアップにしても、その生々しさがキレイに表現されていて、そういうところにPS4の性能の高さを感じるように思います。
○ ―→ 幾分か、楽しみやすくなる配慮も。
『デモンズソウル』と『ダークソウル』の両方を経験している身としては、拠点があるってだけでホッとします。
また、保管箱から自動でアイテムを補充してくれたりしますし、けっこう多岐にわたりショートカットポイントが用意されていたりして、それを見つけると、これまたホッとします。
拠点が無いという『ダークソウル』の仕様が個人的にはあまりに辛かっただけに、私としてはこれくらいが、ちょうど良いように感じました。
また、ダメージをある程度回復できる「リゲイン」は、いってしまえば一種の救済処置。
ダメージを受けてもゴリ押しで何とかなるかも?という時があり、歯ごたえのあるゲームがウリの作品である一方で、「攻撃は最大の防御」をシステムとして上手いこと組み込んでいるように思います。本来なら、とても両立できる仕組みではないと思うのですが、なんかいい感じのところでバランスを取れていますね。これってけっこう、凄いことだと思うのです。
△ ―→ これまで以上にグロテクス。
『デモンズソウル』や『ダークソウル』では、文字通り「ソウル」を媒体とした表現やシステムが多かったので、流血表現とかって意外と少なかったような印象でした。
今作は、なにせ”ブラッド”ボーンですから。流血表現がバンバン出てきます。そして、表現力のアップによりグロテクスな敵は、よりグロテクスに。
まあ、CERO「D」なんで、そもそもこういう表現が苦手な人は見向きもしませんでしょうけど。でも、『デモンズソウル』の時は大丈夫だったのに、こっちは過激すぎる…と感じる人は、いるかもしれませんので、念のため。
△ ―→ 読み込みは、少し長いかも?と感じるくらい。
拠点から古都ヤーナムに移動する時、もしくは死亡して再開する時に、だいたい10秒くらいの読み込みが入ります。
まあ、フィールドはオープンワールド(体感読み込みなし)なので、これくらい読み込みが入ってもおかしくはありません。むしろ、冷静に考えたら早いくらいなんでしょうけど、例えば死亡を何度も繰り返してしまったり、あるいは拠点で忘れ物をしてもう一度拠点に戻る時とかに、何度も読み込みが発生してモヤモヤする時はあるかもしれません。いや、どちらも自業自得なんですけどね(苦笑)
△ ―→ 複雑な地形に悩まされることも。
とある”神父”との戦いで特に感じたのですが、ただでさえ暗めの場所で、かつ”背の低い墓”がいっぱい並んでいる場所だったので。足場があまりハッキリ見えなくて、墓に引っかかる→動けなくて慌ててしまい、敵にスキを与えてしまうってことが、何度もありました。
まあ、それも難しさの1つなんでしょうけどね。地形がハッキリしているならまだしも、暗くて見えにくいんでね…。何せ強敵との戦いに集中したい時なんかは、さすがにイラッとしちゃいます。
△ ―→ 上手くロックオンされないことがあります。
敵が近くにいる状態で右スティックを押し込むと、照準が出て敵のほうにカメラが向くようになります。(敵がいない場合は、カメラが背後に回り込む)
ところが、このロックオン。どうやら、敵が”ある程度真正面に見えていない”と発生しないみたいなんですよね。なので、視界から大きく外れればロックオンは解除されますし、敵を中途半端にしか捉えていない場合は、ロックオンしてくれません。
いや、そりゃ敵が視界に入っていなければ注目することもできないという理屈は分かるのですが、その判定がけっこうシビアであるように感じました。
「あれ?それでもロックオンしてくれないの?」って思うことが、何度かあったものでして。
ま、こればかりは、慣れるしかないんでしょうね。
■====== まとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)
ひしひしと感じる緊張感。未知の世界を歩く探求心。強敵を倒した時の達成感。アクションゲームとしての強い醍醐味が、ここに凝縮されています。
その魅力は、それこそ『デモンズソウル』から変わっていない大元の魅力ではありますが、例えば、死亡すると「ソウル状態」になってしまったり、誰でも自由に他の世界へ敵対プレイが可能だったりなど、ちょっとわずらわしいと感じてしまうかも?という要素が廃止・改善されました。その代わり、ある程度楽しみやすくなるシステムが導入されたことで、結果として、よりいい感じにバランスが取れているように思います。
手記などの”緩いつながり”による魅力も健在ですし、本当にこう、アクションゲームをどっぷり楽しんでる!って思わせてくれる作品です。
『ダークソウル』寄りか?『デモンズソウル』寄りか?って言われると、間違いなく『デモンズソウル』寄りです。
誤解を恐れず言うなら『デモンズソウルII』って言ってしまっても良い感じの立ち位置です。「ソウル」全然関係ないですけどね(苦笑)
グロテクスな表現だったり、全体的にとても暗~い世界観である点は、どうしても好みの分かれるところですが、そこさえ許容できるのなら、アクションゲーム好きには挑戦してみて欲しいように思います。
それこそ、途中で挫折してしまうかもしれませんけど、少なくとも今のところは、負けても何度でも挑戦してみようと思われてくれる魅力があると感じています。それこそ、ボスが倒せないなら、気分転換に別のルートを進んで違うエリアを探してみるとかしてみても、良いわけですからね。
『ダークソウル』では挫折した私ですが、今回はぜひ、シナリオクリアまでちゃんと攻略したいものです。
もしシナリオクリアできたら、セカンドインプレッションを書く予定です。
また、今作は「セグメントゲームズ ゲームプレイ生配信」での生実況プレイを、定期的にお送りしています。
本来ならば、こういったゲーム生配信ではシナリオの最後までお見せしたくないという考えなのですが、今作に限り、シナリオクリアまで生配信をお届けする予定でおります。
ネタバレがイヤな人は見るのを控えたほうがいいですが、そうでなければ、PS4タイトルとしての魅力やアクションゲームの魅力を、感じてみて欲しいです。難しいから自分では絶対できない…という人でも、見てその魅力を肌で感じて頂くことはできるでしょう。
※今作の「ゲームプレイ生配信」は、終了しました。現在は、同じチャンネルで別のタイトルに色々と挑戦していますので、よろしければ引き続きお楽しみください。
また、同チャンネルの「過去の番組」を選択していただくと、2015年5月中旬くらいまでは、生配信の模様をいつでもご覧いただくことができます(公開から30日間で削除されるため)。
↓↓ 興味をお持ちいただけたようでしたら、是非どうぞ ↓↓
関連記事:
PS3『Demon's Souls(デモンズソウル)』 ファーストインプレッション(2010/02/28)
PS3『Demon's Souls(デモンズソウル)』 シナリオクリア後のセカンドインプレッション(2010/03/04)
PS3『DARK SOULS(ダークソウル)』 ファーストインプレッション (2011/09/27)
PS3『DARK SOULS(ダークソウル)』 セカンドインプレッション(2011/10/27)
その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ
『bloodborne(ブラッドボーン)』
対応ゲーム機 ―→ PS4
発売日 ―→ 2015/03/26
価格 ―→ パッケージ版 = 6,900円/ダウンロード版 = 5,900円(ともに税別)
ジャンル ―→ アクションRPG
プレイ人数 ―→ 1~3人?(インターネットで最大3人での協力プレイ&不特定多数との敵対プレイ)
CERO ―→ D(17才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 暴力
■====== 簡単なご紹介 ======■
世界で絶賛された『Demon's Souls(デモンズソウル)』の開発チームによる、新作のアクションゲームです。
「ソウル」が重要なキーワードだった『デモンズソウル』と違い、今作はタイトル通り「血」を様々な糧とした世界設定に。システム面では、拠点で色々と準備したり、床に残されたメッセージや死亡ポイントがインターネットを通じて共有されたりなど、多くの要素が『デモンズソウル』から継承されています。
「ゲームプレイ生配信」を通じて、そこそこ進めてきました。
そろそろ、私が体験した範囲で、1回目の感想を書かせていただきます。
|== ゲームの流れ ==|
プレイヤーは、「狩人の夢」と呼ばれる拠点で色々と準備をした後、墓石を調べて、戦いの舞台となる「古都ヤーナム」へ移動。様々な敵と戦いながら、探索していきます。
ヤーナムには、各所に「灯りの使者」と呼ばれるランタンがあり、灯りをともすと、そこが新たなチェックポイントに。調べると拠点へ戻ることができますし、拠点からそれぞれの灯りの場所に移動することもできます。
死亡した場合、最後に触れた「灯りの使者」から再開します。
|== 血の遺志 ==|
この世界での”お金”みたいな存在です。敵を倒したり、特定のアイテムを使うと増えます。
これを使用して、拠点で買い物をしたり、はたまた自身の能力をレベルアップしたり工房で武器を強化したりなど、色々なことに使えます。
死亡すると、その場に血の遺志を全て落としてしまいます。拾うことはできますが、拾うまでにまた死亡して、また血の遺志を落としてしまうと、古いほうの血の遺志は消えてしまいます。注意しましょう。
落とした血の遺志は、近くにいる敵が拾っている場合もあります。青色に光る目が、目印です。
|== 工房について ==|
武器を強化できる「武器工房」や、アイテムをしまっておける「保管箱」、入手した”カレル文字”というのを自身に装備することで能力を高める「記憶の祭壇」など色々あります。一部の工房は、ヤーナムのどこかに隠されていますよ。
また、道中で所持数を超えてアイテムを獲得した場合、そのぶんは自動で保管箱に入っていきます。
そして、回復アイテムや銃弾に関しては、拠点に戻ってきたり、死亡して「灯りの使者」から再開する時、自動で手元に補充されています。
|== リゲイン ==|
今作では、ダメージを受けた後、HPゲージが完全に減ってしまうまでに反撃を与えると、少しだけ回復することができます。
ダメージを受けた場合、一旦引くべきか?それとも多少のリカバリーのために、すぐ攻め込むか?その判断が重要になってきます。
|== 内臓攻撃 ==|
敵が特定の攻撃モーションを取っている間に銃を当てたり、背後から気づかれないようにして溜め攻撃(R2ボタン長押し)を当てると、敵がひるみます。その状態で近づいて攻撃ボタンをおすと「内臓攻撃」が発動。大ダメージを与えることができます。
鎧をつけている敵あっても大ダメージを与えられますし、先ほど説明した「リゲイン」の活用で、ダメージを受けた直後に内臓攻撃を成功させると、受けてしまったほぼ全てのダメージが回復します。確実に狙っていきましょう。
|== ゆるいネットワーク要素 ==|
オンラインの状態でプレイしていると、いくつかの要素を楽しめます。
◆「幻影」
白い影が見えることがあります。これは、同じ時間にプレイして宇r他のプレイヤーの姿です。
◆「遺影」
色々な場所に墓が立っています。調べると、そこで死亡した他のプレイヤーの死亡する模様を見ることができます。攻略のヒントになるかも?
◆「手記」
地面に生えている使者(ガイコツみたいなの)を調べると、他のプレイヤーがそこに書き残したメッセージを見ることができます。
自身も「狩人の手記」を使うことで書き残せます。
メッセージを見た時、タッチパッドを操作して評価をすることもできます。自分の書いた手記が良いと評価された場合、特典として、その瞬間に体力が回復します。
|== 協力プレイ ==|
物語を進めると「狩人呼びの鐘」というのが手に入ります。
同じく、物語を進めたり特定のアイテムを使用することで増える「啓蒙(けいもう)」を消費して鐘を鳴らすことで、協力者を呼びかけることができます。
他のプレイヤーは、協力を要請している人と同じ場所に来ると、波紋みたいなものが広がっています。そこで「共鳴する小さな鐘」を使用することで、協力を要請した人の世界へと移動して、協力プレイが始まります。
協力プレイは、いずれかのボスを撃破。もしくは、各プレイヤーが死亡した場合、それぞれの世界へと戻っていきます。
「共鳴破りの空砲」を使っても、協力プレイを終了することができます。
|== 敵対プレイ ==|
2人以上で協力プレイをしている時、もしくは「共鳴する不吉な鐘」を使用すると、フィールドに「鐘を鳴らす女」が出現。
この人物がいると、敵となる他のプレイヤーを呼んでいる状態になります。
この女性は、ごくまれに、最初からフィールドにいることもあるそうなので注意しましょう。
敵として他の世界に侵入したいプレイヤーは、同じく「共鳴する不吉な鐘」を使用し、侵入を希望します。
しばらくして、敵を呼んでいる状態にある世界が見つかったら、自動でその世界へと移動し、敵対プレイが始まります。
どちらかが死亡した時点で、敵対プレイは終了。
また、侵入された側がボスと戦うエリアに入った場合も、敵対プレイは終了します。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 6,408円(新品)
プレイ時間 ―→ 約17時間
プレイ内容 ―→ ボスは4体ほど倒しました
過去のシリーズ作品 ―→ 『デモンズソウル』はシナリオクリアまでプレイ。『ダークソウル』は序盤で断念。『ダークソウルII』は未プレイです。
○ ―→ 相変わらずの”絶妙な高難易度”です。
確かに難しいです。ザコ敵は1つとしてザコじゃありませんし、ボスの圧倒的な強さは、初見では絶望することでしょう。
しかし、戦っていくうちに敵の位置を覚えたり攻撃手段から対処法とかが見えてきて、それが上手くハマれば、昨日まで苦戦していたのがウソのよう!なんて感じになります。要するに、一見すると理不尽な難しさに感じるけど、実はちゃんと攻略の取っ掛かりがあるという。これこそが「難しいけど面白い」なんですよね。
キャラクターもレベルアップできますが、何よりプレイヤー自身がレベルアップしていくこと。それを、強く実感できることでしょう。
もちろん、明確なヒントといったら、他のプレイヤーが残してくれる「手記」くらいのものなので、心が折れる人は折れると思いますが(苦笑)
今のところ、私は頑張れています。
○ ―→ 表現力や雰囲気作りは、抜群。
もちろん『デモンズソウル』の時でも充分な表現力でしたが、今回は、さらに細かいところまでこだわりを感じます。
全体的にとても薄暗い世界。風が強い場所もあれば、ジメジメしている場所もあり。それらを見た目や音などでしっかりと表現。プレイヤーに、探求心や緊張感を強く与えてくれます。
それに、内臓攻撃の時に吹き出した「返り血」がキャラクターの服に付いていたりして、これまた凄い”生々しさ”を感じます。
壁際とかでドアップにしても、その生々しさがキレイに表現されていて、そういうところにPS4の性能の高さを感じるように思います。
○ ―→ 幾分か、楽しみやすくなる配慮も。
『デモンズソウル』と『ダークソウル』の両方を経験している身としては、拠点があるってだけでホッとします。
また、保管箱から自動でアイテムを補充してくれたりしますし、けっこう多岐にわたりショートカットポイントが用意されていたりして、それを見つけると、これまたホッとします。
拠点が無いという『ダークソウル』の仕様が個人的にはあまりに辛かっただけに、私としてはこれくらいが、ちょうど良いように感じました。
また、ダメージをある程度回復できる「リゲイン」は、いってしまえば一種の救済処置。
ダメージを受けてもゴリ押しで何とかなるかも?という時があり、歯ごたえのあるゲームがウリの作品である一方で、「攻撃は最大の防御」をシステムとして上手いこと組み込んでいるように思います。本来なら、とても両立できる仕組みではないと思うのですが、なんかいい感じのところでバランスを取れていますね。これってけっこう、凄いことだと思うのです。
△ ―→ これまで以上にグロテクス。
『デモンズソウル』や『ダークソウル』では、文字通り「ソウル」を媒体とした表現やシステムが多かったので、流血表現とかって意外と少なかったような印象でした。
今作は、なにせ”ブラッド”ボーンですから。流血表現がバンバン出てきます。そして、表現力のアップによりグロテクスな敵は、よりグロテクスに。
まあ、CERO「D」なんで、そもそもこういう表現が苦手な人は見向きもしませんでしょうけど。でも、『デモンズソウル』の時は大丈夫だったのに、こっちは過激すぎる…と感じる人は、いるかもしれませんので、念のため。
△ ―→ 読み込みは、少し長いかも?と感じるくらい。
拠点から古都ヤーナムに移動する時、もしくは死亡して再開する時に、だいたい10秒くらいの読み込みが入ります。
まあ、フィールドはオープンワールド(体感読み込みなし)なので、これくらい読み込みが入ってもおかしくはありません。むしろ、冷静に考えたら早いくらいなんでしょうけど、例えば死亡を何度も繰り返してしまったり、あるいは拠点で忘れ物をしてもう一度拠点に戻る時とかに、何度も読み込みが発生してモヤモヤする時はあるかもしれません。いや、どちらも自業自得なんですけどね(苦笑)
△ ―→ 複雑な地形に悩まされることも。
とある”神父”との戦いで特に感じたのですが、ただでさえ暗めの場所で、かつ”背の低い墓”がいっぱい並んでいる場所だったので。足場があまりハッキリ見えなくて、墓に引っかかる→動けなくて慌ててしまい、敵にスキを与えてしまうってことが、何度もありました。
まあ、それも難しさの1つなんでしょうけどね。地形がハッキリしているならまだしも、暗くて見えにくいんでね…。何せ強敵との戦いに集中したい時なんかは、さすがにイラッとしちゃいます。
△ ―→ 上手くロックオンされないことがあります。
敵が近くにいる状態で右スティックを押し込むと、照準が出て敵のほうにカメラが向くようになります。(敵がいない場合は、カメラが背後に回り込む)
ところが、このロックオン。どうやら、敵が”ある程度真正面に見えていない”と発生しないみたいなんですよね。なので、視界から大きく外れればロックオンは解除されますし、敵を中途半端にしか捉えていない場合は、ロックオンしてくれません。
いや、そりゃ敵が視界に入っていなければ注目することもできないという理屈は分かるのですが、その判定がけっこうシビアであるように感じました。
「あれ?それでもロックオンしてくれないの?」って思うことが、何度かあったものでして。
ま、こればかりは、慣れるしかないんでしょうね。
■====== まとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)
ひしひしと感じる緊張感。未知の世界を歩く探求心。強敵を倒した時の達成感。アクションゲームとしての強い醍醐味が、ここに凝縮されています。
その魅力は、それこそ『デモンズソウル』から変わっていない大元の魅力ではありますが、例えば、死亡すると「ソウル状態」になってしまったり、誰でも自由に他の世界へ敵対プレイが可能だったりなど、ちょっとわずらわしいと感じてしまうかも?という要素が廃止・改善されました。その代わり、ある程度楽しみやすくなるシステムが導入されたことで、結果として、よりいい感じにバランスが取れているように思います。
手記などの”緩いつながり”による魅力も健在ですし、本当にこう、アクションゲームをどっぷり楽しんでる!って思わせてくれる作品です。
『ダークソウル』寄りか?『デモンズソウル』寄りか?って言われると、間違いなく『デモンズソウル』寄りです。
誤解を恐れず言うなら『デモンズソウルII』って言ってしまっても良い感じの立ち位置です。「ソウル」全然関係ないですけどね(苦笑)
グロテクスな表現だったり、全体的にとても暗~い世界観である点は、どうしても好みの分かれるところですが、そこさえ許容できるのなら、アクションゲーム好きには挑戦してみて欲しいように思います。
それこそ、途中で挫折してしまうかもしれませんけど、少なくとも今のところは、負けても何度でも挑戦してみようと思われてくれる魅力があると感じています。それこそ、ボスが倒せないなら、気分転換に別のルートを進んで違うエリアを探してみるとかしてみても、良いわけですからね。
『ダークソウル』では挫折した私ですが、今回はぜひ、シナリオクリアまでちゃんと攻略したいものです。
もしシナリオクリアできたら、セカンドインプレッションを書く予定です。
本来ならば、こういったゲーム生配信ではシナリオの最後までお見せしたくないという考えなのですが、今作に限り、シナリオクリアまで生配信をお届けする予定でおります。
ネタバレがイヤな人は見るのを控えたほうがいいですが、そうでなければ、PS4タイトルとしての魅力やアクションゲームの魅力を、感じてみて欲しいです。難しいから自分では絶対できない…という人でも、見てその魅力を肌で感じて頂くことはできるでしょう。
※今作の「ゲームプレイ生配信」は、終了しました。現在は、同じチャンネルで別のタイトルに色々と挑戦していますので、よろしければ引き続きお楽しみください。
また、同チャンネルの「過去の番組」を選択していただくと、2015年5月中旬くらいまでは、生配信の模様をいつでもご覧いただくことができます(公開から30日間で削除されるため)。
万人向け ← | ○○○○○○○●○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○○○○○●○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○○●○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○○○○○○○● | → 達成感重視 |
↓↓ 興味をお持ちいただけたようでしたら、是非どうぞ ↓↓
Bloodborne(通常版) |
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