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『めっちゃ!太鼓の達人DS 7つの島の大冒険』
発売日 : 2008/04/24
希望小売価格 : 5,040円(税込)
ジャンル : 和太鼓リズムアクション
プレイ人数 : 1~4人
通信機能 : DSワイヤレスプレイ対応&DSダウンロードプレイ対応
備考 : 専用タッチペン「バチペン」&デコ☆シール同梱
●好評だったDS版「太鼓の達人」の続編が登場
今作は、昨年7月に発売された『太鼓の達人DS タッチでドコドン!』の続編です。DSで確立された、専用タッチペン「バチペン」による操作をそのままに、システムをアップしての続編です。
もちろん、前作同様今回も、「バチペン」が同梱されています。
●収録曲は一新!
今回収録されている曲は、完全一新!前作にあったものは何一つ収録されていません。これについては、結構頑張ったな~と思います。
アーケード版『太鼓の達人11』で初登場した曲や、過去のアーケード版シリーズで収録されているのに前作に収録されていなかった曲などが入り、前作も持っている人なら、充分な曲数を網羅できることと思います。…さすがにアーケード版と比べると乏しいのは仕方ありませんが。
●新しいモード「道場やぶり」
システムについては、そこまで変化はありません。1日1曲に挑戦して階級を上げていく「毎日うでだめし道場」や、「きせかえシステム」も健在です。
ここに、1つ新しいモード「道場やぶり」が追加されています。ちょっとしたストーリーをもたせて、あらゆるノルマをクリアして進めていって、シリーズ初の敵キャラとなる「ドコン団」の野望を阻止するというものです。
難易度は「甘口」と「辛口」があり、それぞれがバラバラでデータをもっているわけではないので、例えば「辛口」で進めていて、どうしてもクリアできない場合は「甘口」で挑戦することなどができます。
ストーリーを進めていくと、着せ替えアイテムや隠し曲が獲得できます。
ここで手に入る大抵の着せ替えアイテムはストーリー上で重要となるものがほとんどで、それを付けてないと挑戦できないステージもあります。この点に関しては、前回は「きせかえシステム」が、本当に着せ替えを楽しむだけのものでしたが、このモードで進行に必須な条件となることで、アクセントはできていると思います。反面で、面倒だと感じるかもしれませんが。
●アイテムゲット!について気になること
前作でも同じでしたが、このシリーズでのアイテムゲット方法は、条件を満たすとメールが届いて、そのメールを開くと初めて中に入っているアイテムや隠し要素が反映されます。
ただ単にゲットするのではなくメールが届くという遊びを加えているわけですが、メールが届いた時にメールをすぐに見ると、メール確認終了後はメールを確認するモードからまた各モードに移動しなくてはいけないので、それだけでも恐らく「面倒」と感じる人はいたかもしれません。(私は問題ありませんでしたが)
そして、今回は先ほど紹介した「道場やぶり」モードでも、着せ替えアイテムや隠し曲がゲットできます。イベント進行の中で「○○ゲット!」と出てくるわけですが…イベント終了後に「メールが届いた」的なものが来て、やはり他と同様、そのメールを開かないとアイテムや曲がゲットできません。その点に、私はちょっと違和感を感じました。
ましてや、着せ替えアイテムはストーリーを進行するうえで必要となるものが多いため、必ずメールを見る必要があります。見逃したら見逃したで面倒ですし、見るときは見るときで、面倒だったり。
●安定した面白さは健在
気になる点はあったものの、特に不満点と強く感じる不満点はなく、前作同様安心して楽しめる作品です。前作のようなバグがないことをただ祈るだけですが…。
念のため言いますが、前作で3つあったセーブデータは、2つになっています。
ちなみに音質云々についてはそこまで良いというわけではありませんが、私は特に評価しません。DSにはDSの限界がありますし、音が良いことがこのシリーズのウリではありません。音質云々を言うのであればPS2とかPSPを買えばいい話で、DSでそれを要求するのはナンセンスと判断しました。