セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

3DS『3D スペースハリアー』 インプレッション

2012年12月27日 13時11分45秒 | 【旧】購入・レビュー話
とりあえず、私の動体視力が追いつきません(苦笑)





3D スペースハリアー
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS(ダウンロード専用)
配信開始日 ―→ 2012/12/26
配信価格 ―→ 600円(税込)
ジャンル ―→ シューティング
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)




■====== 簡単なご紹介 ======■

1985年、ゲームセンターに登場して人気を博した『スペースハリアー』のリメイク作品です。
当時のスタイルはそのままに、3D立体視へ対応しました。グラフィックも新たに描き起こされています。


全18ステージ。タイトル画面だったり、手動でクレジットを入れたり、ゲームオーバー後にランキングの名前を入れるなど、基本的な内容はゲームセンター版と同じです。
コンティニューは3回までしか出来ませんが、一度でも挑戦したことのあるステージであれば、以後、途中のステージから開始することもできます。なので、根気良くプレイすれば誰でも全ステージクリアできるでしょう。もちろん、是非3回以内のコンティニューでのクリアも目指してみてください。

操作は、移動と射撃のみです。移動のしかたは「スライドパッド」「十字ボタン」「タッチスクリーン」の3パターンがあります。
スライドパッドの場合、倒した方向と倒し具合に合わせてハリアーが動き、離すと真ん中に戻ってきます。十字ボタンは、押した方向に一定速度で移動します。タッチスクリーンだと、タッチした箇所に合わせて移動します。(右下をタッチすると、ハリアーも右下に)
なお、タッチスクリーン操作の場合は、タッチしている間に自動で射撃してくれます。

プレイ終了後、1つだけリプレイデータを保存できます。
以後、いつでも自由に見ることができますが、できるのは再生のみで、早送り・巻戻しや好きなところから見るといったことはできません。

また、色々な設定変更ができます。以下に、設定できる内容をざっくり書いておきます。

 └→難易度(4段階・初期では2)
 └→残機(最大5つ・初期では3つ)
 └→エクステンド(残機が1つ増える点数の設定・50万点か70万点の2種類)
 └→環境音のON/OFF(操作した時に、筐体で操作したような「カチカチッ」という音が出る)
 └→トライアルタイムのON/OFF(最初の1分間は残機が減らない)
 └→ムービング筐体のON/OFF(操作に合わせて画面が傾く)

 └→リバース(上下移動の操作の設定)
 └→連射速度(3段階・初期は2)
 └→画面サイズ(4種類)
 └→ハリアーの上下移動の範囲(3段階)
 └→ゲームの音と環境音のボリューム
 └→サウンドの周波数調整(サウンドの、各パートの音量バランスを調整できる)

1つだけ、現在の設定状態をセーブすることが可能です。色々変更してみた後、元に戻したい時なんかに利用しましょう。



■====== partygameの評価 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い

◆=== 参考データ ===◆

 プレイ時間 ―→ 約1時間
 プレイ内容 ―→ ひとまず難易度1にして全ステージクリア(もちろん何回もコンティニューしましたが(笑))
 過去のシリーズ作品 ―→ プレイ経験がありません。(ゲームセンターで見たことがある程度)

○ ―→ 立体視の有用性が活かされています。
『スターフォックス64 3D』の時にも感じましたが、やはり3Dアクションシューティングで距離感とか立ち位置が把握しやすいのは、ありがたいです。
私の場合は、画面サイズをあえて一番小さくしてプレイしています。すると、画面外(筐体をイメージしたデザイン)は立体視ではないので、それこそ筐体の画面を覗き込んでいる感覚になります。
ちなみに、ムービング筐体を利用しても、ゲーム内の画面が傾くわけであって本体が傾くわけではないので、立体視がブレてしまうことはありません。個人的には、ムービングの挙動に慣れないですが(苦笑)

○ ―→ 色々細かい設定ができるのが、面白いです。
サウンドの音量だけでなく周波数によるバランスまで変えられるとか…マニアックです(笑)
原作を遊んでいない私でも色々試したくなりますし、それこそ思い入れのある人は、とことん理想のプレイスタイルに近づけてみるといいでしょう。
操作スタイルも3種類あり、お好みで楽しんでいただけます。私は最初、スライドパッドで操作していましたが、やはりちょっと独特な操作感に苦戦。その後に十字ボタンでプレイしたら、まぁ~やりやすいこと。タッチスクリーンによる操作も、なかなか良好です。

○ ―→スピーディーな展開がいいですね。
ボスが出てきて、倒したり一定時間経って逃げられてしまうと、すぐに次のステージへ。特にまどろっこしいリザルトみたいなものもなく、サクサク進んでいきます。

△ ―→ 難易度はけっこう高いです。
立体視で把握しやすくなったといっても、とりあえず前進するスピードが速くて、けっこうな判断力が必要です。
敵の弾は画面内を旋回していればだいたいかわせますが、ランダムに迫ってくる地形の障害物はどうしようもないので。
あとは『スターフォックス64 3D』のように照準マークみたいなものは無いので、弾の軌道は感覚で覚えていくしかありません。連射できるので、そんな針の糸を通すコントロールは必要なく、慣れるのはそこまで言うほど難しくないとは思いますけど…。
難易度最低でこれだったら、難易度上げるとどうなるのよ?って感じです(苦笑)

△ ―→ ランキングの名前入力画面について。
おそらく筐体での挙動を再現しているんだと思うのですが、スライドパッド(十字ボタン)を入力してもカーソルがすぐに動きません。操作入力して1秒くらい経って、ようやく動き始めるって感じです。
懐かしい人には、この挙動すらも懐かしいのかもしれませんが、何も知らない私にとっては若干のストレスでした。



■====== 得点とまとめ ======■ … 75点(100点満点)

原作のスタイルをそのままに、様々な環境づくりの魅力をプラスした作品という感じでした。
もう少し遊びやすくアレンジされたりするのかと思いましたが、操作に対する挙動などは、たぶん原作と同じ模様。これを、原作知らずの現代ゲーマーが遊んだら、ただの古臭い3Dアクションシューティングで終わっちゃいそうかもしれませんね(苦笑)

とはいえ、そこまで割り切っているからこそ逆に、原作に思い入れのある人の期待には応えられるんじゃないかと思います。かつてゲームセンターなどで今作を遊び倒した人なんかは、是非、思い出に浸りながら遊んでみるといいんじゃないでしょうか?
また、私みたいに原作を知らない人が買ってもわりと楽しめると思いますが、立体視であること以外は本当に、25年以上前そのままのゲーム性なので。実質的なボリュームも少ないですし、ゲームシステムも単純である点は理解したうえで、お試しください。

私は、そうですね~…せっかくなので、3回コンティニューでステージ1からどこまで行けるか、チマチマ挑戦してみますかね。1日1回でもいいので毎日コツコツプレイしていたら、そのうち上手くなってくるでしょう。


万人向け ← ○○○○○○●○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○●○○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○○○○○○○○● → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○●○ → 達成感重視 


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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