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前回、『崖の上のポニョ』を見に行ってから、若干映画の動向が気になり始めた今日この頃。できるならば、1~2ヶ月に1本は見たいものだ。
…ということで今回は、ポニョを見に行ったときの予告編で「面白そう」だと思った『パコと魔法の絵本』を見に行ってきました。24歳の男が一人で見に行くものとしては、なかなか筋違いな気もしますが、気にしない気にしない(笑)
これは、とある病院での出来事。
個性あふれる変な人たちが大勢集まっているなかで、誰からも嫌われ者であった、大貫(おおぬき)というクソジジイがおりました。
ある日、大貫はパコという少女と出会います。その少女は、たった一日しか記憶を保てませんでした。そんな彼女に何かを残してあげたい。その思いから大貫は、病院の皆と、パコの愛読する絵本を演劇として演じることになります。
感想。
これは面白かったですよ。正直、ポニョより面白かった…(笑)
最初は、濃いキャラの面々がドタバタギャグを連発し、なかなか馴染みにくいかも…?と思うところがありました。が、中盤からは、シリアスでホロリと涙を誘い、はたまた一転してギャグで笑わせたりで、全く目の離せないものになっています。時折、ここは笑ったほうがいいのか泣いたほうがいいのか、どっちともとれるような場面があったりもするのが若干困りましたが(笑)
後半の演劇では、大人たちの演劇と3DCGの融合により、そりゃもう見事な出来栄えでしたよ。ホントにひと時も見逃せません。ギャグ要素も満載です。
中盤以降は文句ない出来なんですが、序盤がやはり濃いキャラ+ドタバタ的なギャグなので、クスクスッと笑えるならいいんですが、クスリとも笑えない人はテンション下がるかもしれません。
ここは、あなたがどれだけ「子供心」でいれるかが重要かもしれません。明らかに過剰なCGエフェクトを使って濃いキャラをバカっぽく演出する様に、「いい大人」は笑えないかもしれませんが、それを受け止められる広い心があるなら大丈夫でしょう。…いや、別に受け入れられない人の心が狭いというわけでもないですが(笑)
あとは、会場の空気にもよるかもしれませんね。
ほら、周りの人が笑ってくれると、自然と笑いやすくなるものじゃないですか?だから、自分ひとりしか笑っていないような状況だと、損するかもしれませんね。逆に、周りからある程度クスクスッと笑い声がたびたび聞こえてくる感じであれば、大丈夫だと思います。
私の場合は後者でしたし、おそらくほとんどが後者のケースが多いとは思うので、そこはあんまり心配しなくても大丈夫だとは思います。というか、心配したところで周りの客をどうすることもできないわけですし(笑)
ということで、子供にも大人にもオススメ。
最初はもしかしたら「何か合わない…」と感じる人もいるかもしれませんが、それは何とか乗り越えてください。中盤以降の出来は、ほぼ絶対的に保証します。そして、終わった頃にはきっと「見てよかった」と思えるはずです。
終わりよければすべてよし、ですよ。きっと。
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映画『崖の上のポニョ』 インプレッション
あまりジブリはまともに観た事が無いので是非この機会にポニョも観てみたいものです。
>>「ワン・ミス・コール」
調べてみたら、『着信アリ』の海外版ですか。なるほど。
私はポニョやパコみたいな映画はそこそこ見たことがあり、逆にホラーとか洋画とか、そっち方面を行ったことがないので、観てみてもいいかも…?とは思いますが、ホラーはたぶんムリです(笑)