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3DS『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』 セカンドインプレッション

2014年09月27日 19時43分18秒 | 【旧】購入・レビュー話
そういえば、AR機能を使ってフィギュアを使った撮影ができたら良かったな~とか思っちゃいました。
さすがに贅沢かな?




大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
対応ゲーム機 ―→ 3DS
配信開始日 ―→ 2014/09/13
配信価格 ―→ 5,200円(税別)
ジャンル ―→ 対戦アクション
プレイ人数 ―→ 1~4人(ローカル&インターネットで最大4人対戦)
CERO ―→ A(全年齢対象)





■====== 簡単なご紹介 ======■

任天堂の様々なキャラクターが一堂に集結する『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ、初の携帯ゲーム機版です。
相手を場外に吹っ飛ばすというこれまでのルールはそのまま。携帯機でも変わりなくお楽しみいただけます。
後に発売されるWii U版と内容はおおむね同じのようですが、登場ステージが違ったりするほか、「フィールドスマッシュ」という新モードも収録されています。


主だった隠し要素は一通り出現したようなので、ここらで2回目のインプレッションを書きたいと思います。


|== 前作『スマブラX』と微妙に違うところ/追記 ==|

前回には気づかなかった部分で、ザザーッと書き並べてみます。少ししかありませんが。

◆「オールスター」は、一度やられるとゲームオーバー。コンティニューもできません。(前作まではコンティニュー可能でした)
◆全キャラクターが出現すると、「オールスター」でも隠しキャラクターも含めた全キャラクターが敵として出現するようになります。難易度は上がりますが、休憩所の回復アイテムも増えますよ。



■====== partygame 2回目の感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い


◆=== 参考データ ===◆
 購入価格 ―→ 5,054円(ダウンロード版)
 プレイ時間 ―→ 約38時間
 プレイ内容
  └→ 隠しキャラクターと隠しステージは全部出現
  └→ 「シンプル」は、今のところ最高ホンキ度7.5までクリア
  └→ 「クリアゲッター」は、80枚くらいオープンしています
 過去のシリーズ作品 ―→ これまでの『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズは、全てプレイ経験あります。あまり上手くないけど(苦笑)


◆=== 新たに思ったこと/気づいたこと ===◆
○ ―→ 画面サイズのハンデを補う、数々の表現がありがたいです。
初日にバーッとプレイしていた時はハッキリ感じませんでしたが、画面が小さくて場面によっては見づらくなってしまうという弱点を、最大限補うための工夫はされています。

例えばチーム戦。今までは、コスチュームや「1P」「2P」などの色が変わるだけでチームの色分けを表現していて、正直分かりにくかったのですが、今作では青や赤の”ふちどり”がハッキリと表示されているので、チーム戦での区別は格段に分かりやすくなりました。
また、モンスターポールから出現したポケモンや、アシストフィギュアから出てきたサポートキャラに対しても「1P」「2P」と表示され、誰の出したポケモンなのか?とかが一目で分かるようになったのもGOODです。


○ ―→ 世界戦闘力。個人的には好印象です。
いわゆる1つのランキング形式なので、前回の時点ではまだ早いかな?と思って何も感想を書きませんでしたが…そこそこ経ってみて、改めてその”新しい考え方”が上手くはまっているように思いました。

まず、途中経過のスコアにも常に、世界戦闘力が表示されます。で、スコアが伸びるとともに、世界戦闘力も伸びていきます。やっぱりゲームとしては、数字が増えていくという感覚だけでも嬉しくなっちゃうものです。
さらに面白いのは、成績を出した後に少し放置していたら、世界戦闘力が勝手に増えていくことです。従来のランキング形式だと、放置していたら順位は下がる一方でしたが、知らないうちに数が増えるのって、なんか不思議ですね。

もちろん、場合によっては減ることもあるでしょうけど、減る時というのは「自分より下の成績だった人が自分を超えた時」ってことになります。増える一方だった世界戦闘力が、ある日見てみたら少し下がっていた…なんてなると、自分を追い越して行った人がいっぱいいるってことになるので「なにくそー!」という熱意が湧きやすいと思うのです。下がる可能性が”ごくまれでしかない”というところが、重要なポイントですね。

ただし一方で、事前に情報を仕入れていなくて、世界戦闘力というのがどういうものなのか?イマイチ分からなくて、でもそのまま詳しく知ることなく放置しちゃうって人が、多そうだな~とは思っちゃったのです。
それこそ、スコアと同じような感じで数字が伸びていくので「なんか、スコアが2種類あるのかな?」という程度の考えで納得されてしまって、明確な魅力を楽しんでもらえない可能性がありそうなのです。
私が見る限りでは、ゲーム内で世界戦闘力についてそこまで詳しく解説している場面は無かったので、余計にそうなりそうなのです。もちろん電子説明書には書いてありますけど、どこに書いてあるか分かりにくかったですし(12.基本のルール)。ま、有名な作品なので、徐々に認知されていったらいいのかもしれません。


○ ―→ インターネット通信は、おおむね快適です。
発売したての頃は通信エラーがわりと多かったですが、現在はフリー対戦もフレンド対戦も、かなり安定して楽しめます。
ごくまれに、画面停止が頻繁に起こることがあったりしますが、そこまで長くは続きません。無線通信である以上、常に完璧な通信状態を保てるとは限りませんので、まあ、これくらいなら仕方ないかと思います。操作が遅れて反映されるようになってしまうくらいなら、画面停止を起こしてでも同期をとってくれたほうが、断然マシです。


△ ―→ カウンター持ちが、多くないですか?
まあ、そりゃ登場キャラクターが増えたんだから、カウンター持ちも増えるでしょ?って思われそうですが、それにしたって割合的に多くなった気がするんですよね。
物理攻撃をカウンターするものから、「ピット」や「パルテナ」のように弾丸系を跳ね返すものなど。

これは完全に個人的な意見なのですが、どうも私はカウンター持ちが多くなると、ゲームバランスが崩れるような気がするんですよね。
こちらは「攻撃」と「投げ」の2パターンしかないのに、あちらは「攻撃」「投げ」「カウンター」の3パターンがある。パターンが多いほど、気を付けないといけないことが増えて、それだけでハンデを背負っているような感じになるのです。
ましてやカウンター攻撃は「受けたダメージをそのまま跳ね返す」ですからね。大柄なキャラで上手くスマッシュ攻撃を当てたと思ったら、カウンターで大ダメージ。なんか、報われないです。
せめて、カウンターによる攻撃力を一定にして欲しいと感じました。


△ ―→ 「すれちがいスマッシュ」について。
サクッと楽しめる、なかなか良い形のミニゲームになっていると思います。まあ、原作があるみたいなんですけど、私は知らないので(笑)
別にすれちがい通信が発生しなくても、練習モードで思う存分戦えるのもGOOD。何となくプレイし続けているだけでも面白いですし、わりとコインが貯まっていきます。

ただ、個人的に思ったのは…もうちょっとこう「すれちがった甲斐があった」と思える要素が欲しかったかもしれません。
実際にすれちがった相手と戦っても、練習モードより多くのコインが手に入るだけってくらいで、別に相手の何らかのデータを見れるわけではありません。コイン自体は別に他のモードでも手に入るわけですから、これなら別に、すれちがい通信なんてせずに、好きな時に練習モードで遊べばいいってなっちゃいそうなんですよね。

なので、相手の何らかのデータが見れるか、あるいはアイコンのサイズが少し変えられたりして、それで能力が変わったりする仕組みがあったりしたら面白かったかもしれません。
例えば、サイズを大きくすれば攻撃は強くなるけど、相手の攻撃に当たりやすくなり、移動も鈍くなる。サイズを小さくすれば、吹っ飛びやすくなるけど、移動が速くなるのでカウンターが狙いやすい。そんな感じです。



■====== まとめ ======■
●●●●●●●●○○ … 8点(10点満点)


ファーストインプレッションと同じ点数にしました。
何となくですが、今作は「スマブラXの続編」というより「スマブラDXをパワーアップさせた」という印象が強い感じです。全体的に、携帯機としてある程度おさまりの良い形にまとめているから、そう感じるんでしょうね。あと、メニュー画面がスマブラDXのアレンジだったりしますし。
実質的なボリュームという点では、据え置きゲーム機だった『スマブラX』にさすがに劣る印象はありますし、操作感に関しては「慣れるしかない」としか言いようがありませんが、それでも「フィールドスマッシュ」や「すれちがいスマッシュ」など、3DSならではの新しい試みも色々と盛り込まれており、初の携帯機版スマブラとして十分な完成度に仕上がっていると思います。

何より大きいのは、手軽で場所を選ばないゲーム機で、インターネット通信による大乱闘が快適に楽しめるということですよね。携帯志向の日本にとって、これは大きな武器になることでしょう。
私はほぼフレンド通信でしかプレイしていませんが、もちろんフリー対戦をひたすら楽しむもいいですし、大観戦モードで他人のプレイを楽しみながら賭けてみたりできますし。こういった色々な楽しみ方が携帯機で出来るようになったと思うと、改めて時代の流れを感じるものです。
あと、初代『スマブラ』ほどではないですが、全体的にスピード感が少し抑えられたことで、個人的には遊びやすくなったと思っています。まあ、キャラクターがどっさり用意されているので、結果的に感じる遊びやすさはプラスマイナスゼロかもしれませんが(苦笑)


実は、昔『スマブラDX』で散々対戦した私の同級生にも、少しだけ遊んでもらいました。
ファーストインプレッションはおおむね私と同じで、画面の小ささや操作感に戸惑っていましたが、それでも2~3回プレイしたらもう慣れていたようで、”いつものスマブラ”を充分に堪能していました。
画面サイズや操作感の問題が、スマブラに感じる魅力を上回るか下回るか?要するに、そこが重要なんでしょうね。

何はともあれ、3DS版はこれで順当なデビューを飾ったといって良いのではないでしょうか。ダウンロード版で購入したので、これからもポチポチと楽しませてもらうことにします。
あとは、今後発売予定のWii U版がどうなるか?ってところですね。表現力なボリュームなど、3DSの性能では難しい魅力に期待したいところです。


それと、フレンド通信プレイを定期的に実施中です。
詳しくは、ブログ上部のほうにあるお知らせをご覧ください。時間が合いましたら、ぜひ一緒に対戦しましょう!
※現在、このブログでは新たな3DSフレンドを募集していません。ご了承ください。

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関連記事:
3DS『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』 ファーストインプレッション(2014/09/13)

その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ

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