セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DSiウェア『G.Gシリーズ Z・ONE2』 インプレッション

2010年06月27日 09時35分40秒 | 【旧】購入・レビュー話


G.Gシリーズ Z・ONE(ゾーン)2
対応ハード : DSi(DSiウェア)
発売元 : ジェンタープライズ
開発 : 朱雀
配信開始日 : 2010/06/23
販売価格 :200DSiポイント(=200円)
ジャンル : シューティング」
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 26ブロック

参考データ--------------------------
プレイ時間:約1時間
実績:ZONEα(難易度:イージー)全10面クリア
   ZONEβ(難易度:ノーマル)7面まで到達
-----------------------------------


●G.Gシリーズ、セカンドシーズンへ
今作は「200円でゲームらしいゲーム」をコンセプトにした『G.Gシリーズ』のシューティングゲームです。
昨年9月16日に同シリーズで配信された『Z・ONE』の続編となります。


●ルールとステージ構成
横スクロールのシューティングゲームで、一定の地点までたどり着くと次のステージに進みます。初期の残り機数は1(つまり全部で2機)で、敵や敵の攻撃に当たればもちろんミスですが、地形に触れてもミスになります。
残機が0になるとゲームオーバーですが、同じステージからコンティニューが可能です。コンティニュー数の制限はありませんが、スコアの1つである「MAX-STAGE(たどり着いた最大ステージ数)」は、ノーコンティニューで進めたステージ数がカウントされるため、コンティニュー後はカウントされなくなります。

◆ゾーンの選択について
今作では、「ゾーンα(難易度:イージー)」「ゾーンβ(難易度:ノーマル)」「ゾーンγ(難易度:ハード)」の3種類のステージがあります。
それぞれ全10ステージ構成で、最初は「ゾーンα」しか選択できませんが、全10ステージをクリアできれば、次のレベルのゾーンが選択できるようになります。

◆ステージ構成
基本はゆっくりスクロールしていって、敵がチマチマと出現します。が、ステージによってはちょっとした仕掛けがあります。

・ステージ2&7…ステージ終盤で、一定時間スクロールが停止します。大体は難所になっているので、再びスクロールし始めるまでに乗り切りましょう。
・ステージ3&8…ハイスピードモードです。スクロールする速度が倍になるうえ、後半では入り組んだ地形が行く手を阻みます。
・ステージ4&9…ボス戦です。
・ステージ5…ステージ終盤で、一定時間スクロールが停止して敵が出現し続けます。
・ステージ10…ラスボスが待っています。


●ポッドについて
自機の前方(画面から見ると自機の右側)には、「ポッド」と呼ばれる2つのコアみたいなものが常に付いて回り、Aボタンを押すとそこから弾が発射されます。(機体自体は攻撃をしません)
ポッドにも攻撃判定があり、敵に当てるとダメージを与えられますし、敵弾を消してくれる役目もあります。また、弾を撃つ方向は前方だけではなく、操作によって8方向に撃つことができます。

ここまでは前作と同じですが、ここからが新要素です。

◆2種類の機体
今作では、ポッドの操作感覚が違う2種類の機体のどちらかを選択できます。

・TYPE-1
これは前作と同じです。
自機の前方にポッドがあり、ショットボタンを押していない状態で移動すると、ポッドの向きが移動方向と逆の方向に向きます。(ポッドの位置は変わりません)下に移動すると上に。左下に移動すると右上に射撃方向が変わるわけです。

・TYPE-2
初期状態でのポッドの位置は同じですが、操作方法や動きが全然違います。
ショットボタンを押していない状態で右または左に移動すると、ポッドが「機体を中心にして回転移動」します。右に移動すると、前方のポッドが後方へ。逆に移動すると、後方から前方へと回転移動するわけです。
メリットとしては、TYPE-1だと2つのポッドは同じ方向にしか攻撃できませんでしたが、コチラの場合は、上下を同時に攻撃したりすることができます。また、ポッドの位置を後方に移動させれば、後方からの攻撃を防ぐこともできます。ただし、TYPE-1より操作しづらいというデメリットがあります。

◆ポッドファイア
これも今作からの新要素です。
前作ではただ機体についてまわるだけのポッドでしたが、今作では射出することができるようになりました。

画面には、ポッドの向いている方向が、緑色のアイコンで常に表示されています。Bボタンを押してポッドを射出すると、その緑のアイコンのところにポッドが飛んでいきます。以後は、機体が動いてもポッドは動かなくなり、もう一度Bボタンを押すと機体のところに戻ってきます。(移動によってポッドの向きは変えられます)
ポッドの向きによって射出する方向も自由自在ですし、射出した後も射撃方向は操作できます。また、ポッドは地形を貫通します。なので、地形の向こう側にいる敵などに効果的に利用していきましょう。ただし、言うまでもないですがポッドを射出中は、機体がまったくの無防備になりますのでご注意あれ。(もちろん移動はできます)


●操作説明
十字ボタン…移動
Aボタン…ショット
Bボタン…ポッドファイア・ポッドを戻す

今回から、タイトル画面で「キーセッティング」を選択することで、操作ボタンを変更できるようになっています。


◆partygameの評価◆…71点(100点満点)
確実に進化はしています

と言っているわりには、前作と同じ点数ですいません(笑)
いま思うと、前作にちょっといい点数を付けすぎた気がします。

ポッドの射出ができるようになったことで、ますます『R-TYPE』に似てきましたが…機体のタイプとか利用方法とかを考えると、こちらのほうが戦略の幅は広いと思いました。
他にも、前作ではただ冗長にステージが続く感じだったのに対して、今回は3つのゾーンに分けて短い時間でクリアも可能になったため、ダレにくくなりました。射撃方向に緑のアイコンが表示されるようになったのも、地味な進化です。

ただ、ポッドの射出は思ったより使わないです。というか、使えないです。
というのも…上記で説明しましたが、ポッドを射出すると機体が丸腰になってしまうので、油断しているとあっという間に撃墜されちゃうのです。普段が、(ポッドが防御してくれるため)前方からの攻撃にめっぽう強いので、なおさらです。
あと、全体的な難易度は高くなっていると思います。なので、なおのこと丸腰は危険です。

その他について。
・BGMは使い回しです。ラスボスのBGMだけ聞いたことのないBGMでしたが、前作で最後まで到達していないので、これも使い回しかどうか?は分かりません。
・1ステージあたりの長さは、前作よりちょっと長くなっているように思います。まあ、別にどうということはありません。
・敵の種類は断然増えています。というか前作が少なすぎたと思います(笑)


まあ、正統に進化したって感じですね。
前作もプレイしていますが、グラフィックは前作より書き込まれていますし、敵やボスの種類も増えていたりで、なかなか楽しめています。しかも、10ステージで終わるのでプレイ時間もそこまで長くなく、前作より遊びやすくもなっていると思います。
ほとんど使いまわしているので当然といえば当然ですが、200円としては充分コストパフォーマンスは高いでしょう。今後は、効率よく、かつコストパフォーマンスの高い「G.Gシリーズ」の作品が出てくることに期待しましょう。


関連記事:
DSiウェア『G.Gシリーズ Z・ONE(ゾーン)』 インプレッション(2009/10/01)
DS『G.Gシリーズコレクション+』 ファーストインプレッション(2010/05/30)
DS『G.Gシリーズコレクション+』 全ゲーム出現後のセカンドインプレッション(2010/06/03)


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今週発売のゲーム 2010/07/01 | トップ | 今日のゲーム情報 2010/06/2... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】購入・レビュー話」カテゴリの最新記事