『スーパーロボット大戦NEO』
対応ハード : Wii
発売元 : バンダイナムコゲームズ
開発 : バンプレスト
発売日 : 2006/10/29
希望小売価格 :8,379円(税込)
ジャンル : シミュレーションRPG
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
※全41話(ルートによって違うかも?)、シナリオクリア後のインプレッションです。
※クリアまでの総プレイ時間は約79時間です。
◆partygameの評価◆…85点(100点満点) 前回比…+5点
ちょっと難易度高かったですが、達成感もひとしお
いや~…終わったな~って感じです。今までのスパロボと比べて、とにかく毎回頭を使うので、余裕がありませんでした。特にラスボスは、ちょっと絶望感すら感じましたが…でも何とかなって、今、達成感をしみじみと味わっております。100時間はプレイした気分でいましたが、思ったより短かったんですね。それだけ、充実感があったということでしょうかね?
最初は様々な変化に戸惑ったものですが、ホント慣れてしまうと全くなんてことないって感じでしたね。本当に新しいスパロボ、というのを見せてくれたように思います。2Dでハイクオリティな戦闘アニメーションに重きを置いている本編とは別に、シリーズ化するだけの可能性を感じさせてくれます。
やはり重要になってくるのは、包囲システムですね。特に序盤は、まだまだ色々分からない状態にも関わらず容赦なくHPの高いボスクラスのユニットが出てくるので、イヤでも包囲システムを覚えることになります。ちょっと強引ですが、ある種チュートリアルになっています。
また、押し出し能力も重要ですね。障害物にぶつけたり段差から落下させると追加ダメージを与えられますし、援護防御もされません。(ただし援護攻撃もできませんが)逆にいえば、敵の押し出し能力によって援護防御ができなくて、大変な目に合うこともあったりします。
それと、今回は総じて敵の能力をほとんど知ることができません。攻撃の内容や効果なども一目で確認することはできず、攻撃されて始めて分かるといった感じです。そこで、誰が押し出し攻撃を持っているとか、射程はどこまで届くか?といったことなど、敵の情報をなんとなしに覚えるクセをつける必要があります。これも最初は戸惑いましたが、少なくとも押し出しのあるなしが見極められるだけでも、だいぶ違います。まあ、そんなに紙に書くほど覚えなくてもいいですが…情報なしに突っ込んでいくよりかは、軽く情報を覚えておくほうがいいでしょう。
ストーリーは、まあ毎度の如く端折られている部分があったり、単なるゲスト参戦だったりというメンバーもいたようですが、全体的に見るといいまとまりに仕上がっていたんじゃないかと思いますよ。まあ、原作知らない人間が言っているので、あまりあてにしないで欲しいですが…。
今回のオリジナル作品のメンバーも、個人的には好きです。…男の子が好きなので(おい(笑))
あとは、まあ…敵の攻撃ターンで敵のHPを見たいところで見れなかったりと、細々とした点の配慮が完全には行き届いていないので、シリーズ化するのであれば、そういった完成度の面を極めることも大事ですね。
ユーザーの身になって考えれば、ここでどんな情報が必要か?はおのずと見えてくると思いますので、それで見せるべき情報、見せないべき情報をハッキリと区切っていくことが、今後の課題でしょうかね。もちろん、敵の情報は見えないままでいいと思いますよ。
なんか久々に、ゲームらしいゲームって感じのスパロボをプレイしたように思います。何せ本編やDS版とかでは、分かりきったシステムの中でやっていることもあり、ゲーム性がなんとなく薄く感じるところがあったので…その逆をいくスパロボとして、これからに期待したいと思います。
…まあ、次が出るかは分かりませんが。
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Wii『スーパーロボット大戦NEO』 ファーストインプレッション(2009/10/30)
※ストーリー内容など、ネタバレになるコメントはお控えください
確かに、中途半端な年齢がいなかったせいか、大人と子供、それぞれがそれぞれの役割を持って物語を盛り立てていたって感じでしたね。CEROがAになったこともあってか、全体的に明るい雰囲気で(一部のかたを除いて)あまりおどろおどろしくないのも、個人的にはこれはこれで良かったです。
まあ、なんか続きを作ろうと思えば作れそうな終わり方でもありましたからね。まあ、話の繋がりの有無に関係なく、このシステムを継承したスパロボシリーズは是非、根気よく続けていってほしいものですね。
後今回登場していないキャラや敵それと続編がある作品もあるのでNEOの続編もあるんじゃないかと思っています。